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中村ふみ / 角川ホラー文庫 (12件のレビュー)
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総合評価:
つたもみじ
7
肝は冷えません
連作短篇集。読了してから、ん…ホラー? だった? と、思うくらいにはホラー要素を感じませんでした。どちらかといえば人情ほっこり系だったような。喫茶店の地下に、昭和の古い品々に囲まれ亀と住む紙芝居屋・御…劔耕助と、高校生・木崎奏。飄々とした御劔に真面目な奏というコンビは中々良かった。御劔に関しての謎は次作以降で明かされていくのかな…。続きを読む
投稿日:2015.07.30
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1782398番目の読書家
このレビューはネタバレを含みます
タイトルの通り、謎解きと紙芝居が上手に調和したミステリーです たまたま見かけて気になり手に取りましたが、どうやら書き下ろし作品らしくこの1冊で完結しているのですが読み進めていくと登場人物に情がわくので、続きが無い事が残念です
投稿日:2022.09.25
三先代
着流し三十路男の紙芝居屋といういかにもなキャラクターが主人公のホラー小説。 最初の話は、おや、ホラーだが幽霊が出てこない系か?と思っていたので3章目から当然のように幽霊が出てきたのには正直面食らった。 エンディングについてだが、え?ここで終わり?となってしまったのでやっぱエピローグって重要なんだなぁと思う
投稿日:2021.12.22
acid-garden
面白かった! 合気道を嗜む高校生・奏と、レトロな着流し天パの紙芝居屋・御剱のオカルト霊体験談。 掴みどころのない御剱は霊感ゼロぽいのに、色々干渉できちゃってまだまだ謎が多そうだし、霊感がうっすらある…カナちゃん(奏)は、真っ直ぐすぎる性格ゆえか、妙にレトロで捉え所がない御剱に懐いているこの不思議な関係性が楽しいです。 割と描写が怖いし、脳内で画像変換しやすい文章なのも個人的にめっちゃ好みでした! 続篇あるみたいなので、また読んでみたいです。続きを読む
投稿日:2021.09.27
もっこ
本作のメインキャラは、高校生の木崎奏(きざき かなで)。 そして偶然出会った?バッドエンドな結末ばかり描く 紙芝居屋の御劔耕助(みつるぎ こうすけ) 太宰治と中原中也と海藻を足して三で割った感じ・・・…らしい。 「バッドエンドの男」「沼神」「通り道」「君のための紙芝居」 の4作を収録。 これはホラーというより昭和ヲタクな男と 世話好きの高校生のビビりながらもホッコリするお話しです。 沼神がお気に入りです。耕助の優しさと目の付け所がステキ。続きを読む
投稿日:2020.01.01
かえるこ
夜見師で知った中村さんの二作目。 夜見師よりも軽めのストーリーのようでいてまだ何かがあるのは確からしいので今後の展開が楽しみ。ストレスなく読めて楽しい。
投稿日:2018.11.20
mami28
2017/8/18読了。 「夜見師」が面白かったので中村ふみさんの作品を遡ってこちらを購入。 「夜見師」の二人も良かったけど、御劔と奏のコンビも結構好き。続編もあるので読んでみようと思う。
投稿日:2017.08.19
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