【感想】死命

薬丸岳 / 文春文庫
(67件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
18
23
20
2
0
  • 命の価値観…

    僕は、27年7月、心臓の手術をした。
    手術前・術中・術後の再発等を含め、
    過剰に死への恐怖を感じていたこの頃、
    この作品を読み始める。
    余命宣告を受けた執念の刑事と、
    同じく余命宣告を受けた悲しくも
    優しい、歪んだ心を持つ殺人鬼の
    、互いの使命(死命)。
    彼らの使命とは一体なにか!?
    設定に若干の無理はあるものの、そこは
    さすがの薬丸氏。見事に話中に
    ダイブさせられてしまった。
    「命」の使い方、それは使う人次第で、
    こうも違ってくるものか?…
    心臓の手術で死を意識したこともあって、
    自らの使命(死命)を考えた。
    刑事と殺人鬼のような生き方は当然ながら
    できないが、しっかりと自分意識を
    持って生きていこうと思えた作品でした。

    ※まだ読みたい本がたくさんあるという
     使命(死命)があるので、僕もまだ
     死ぬわけにはいかないのでした【笑】
    続きを読む

    投稿日:2015.10.21

  • 死に際

    自分自身が死に迫った時、どのような環境におかれていて、何を求め、何を嘆くのだろうかと考えながらページをめくる手がとまりませんでした。この作者の本を読み進めることになった決め手の一作です。

    投稿日:2017.04.18

ブクログレビュー

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  • ぴー

    ぴー

    p504 死ぬのが怖い-
    人は誰でもいつかは死ぬというのに、どうしてこれほどまでに死を恐れるのだろう。
    それはきっと、死そのものを恐れているのではないのだと、最近になって思い始めていた。
    人を愛した人間は、その人と二度と会えなくなることを怖いと思うのではないか。

    わたしも自分が死ぬことよりも大切な人に会えるなる方が怖い気がする。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.28

  • かりやまかりこ

    かりやまかりこ

    自分が余命数ヶ月と宣告されたらどうだろう。
    最期の時まで下を向いて時を過ごすのが、限られた時間をめいいっぱい有効に使おうとするのか。
    いずれにせよまともな身体でないと、好きなこともできないか。
    間違いなく仕事は辞めるだろうな。続きを読む

    投稿日:2023.11.10

  • suzuka

    suzuka

    このレビューはネタバレを含みます

    2015年に単行本で読了、再読。

    死そのものを恐れているのではなく、遺していかなければならない大切な存在を思うと怖くなる
    このフレーズが心に残る。

    同じ病気になった榊と蒼井。
    刑事の蒼井は妻を亡くし子ども2人を育てている。
    連続殺人犯を追いかけ仕事しか頭にないように思われているが、実は亡き妻との約束を守るためだった。

    デイトレーダーとして若くして財を成した榊。榊の幼なじみ、澄乃は大学生のとき(当時付き合っていた榊に)首を絞められ殺されかけた経験がある。
    榊は行為のとき相手の首を絞める、殺人衝動を抑制できない。余命宣告を受け、ますますのめり込む。

    刑事対殺人犯の最後の対峙で榊が言うのが最初の
    死そのものを……

    刑事の勘、たまたまの同じ病、殺人がうまく成功しすぎ、など無理設定と思うところもあったが、最後でうまく着地でき読了。
    蒼井刑事が妻と向こうで穏やかに過ごせるといいなと思う…

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.12

  • beejktb

    beejktb

    3.25
    殺したいという気持ちが抑えられなくなってきている男、それは何故なのか
    何でこーなってしまってるのか
    明らかになっていく過去の記憶が思い出されていく
    本気で好きになった人と再会して、そしてその衝動は前からあり殺していく事で満足感、昂揚感を得ていく
    激化した大きな要因は死の宣告
    自分が死ぬ事を知らなされてやるべき言葉を見つけた
    そこに絡んでくる警察と好きになった今でも好きな相手
    警察の中にも死の宣告を受けた人物がいてそれも思いがある
    題名とストーリーが合致してる面白い作品です
    続きを読む

    投稿日:2023.05.28

  • POPPIN

    POPPIN

    分厚い上に、行がページのギチギチに詰められているという、重厚長大な作品だった。内容もさることながら、読書という行為そのものが好きな人間としては、これを一冊にまとめてくれた編集者さんにも感謝したい。
    織捜査に馴染まないローンウルフ系刑事の蒼井が、進行性の胃癌に犯されながらも、連続女性殺害事件の被疑者を追う。だが実は、その被疑者も同じ病魔に襲われていた。死が迫るからこそ、抑えきれない殺人衝動を解放した被疑者と、死を恐れるがために、死ぬまでに逮捕する使命を燃やす刑事。最後には、死そのものが怖いわけではなく、愛した人や場所を含む「自分の人生という鏡」を見せられることが怖いのだと気づく。愛するものがあるからこそ、怖い。だからこそ蒼井は最後に、被疑者の愛した人の最後の言葉を伝えるーー。
    ただのミステリーじゃなく、人生の哲学が込められた内容だった!
    ナイス、重厚長大。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.19

  • レモン

    レモン

     共に末期の胃がんに冒された殺人犯と刑事が、互いの使命のためにそれぞれの獲物を追う物語。今作も幼少期の虐待が動機になっているが、まったく同情できない。澄乃も榊の失くした記憶についてずっと後悔しているが、そこまで自責の念にかられるほどのことか理解できない。本当に刑事の勘だけで真犯人まで到達したりと出来過ぎ感が強くて、他の著者作品に比べて少し軽めと感じた。続きを読む

    投稿日:2023.05.10

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