白い手

椎名誠 / 集英社文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kuritanu

    kuritanu

    昭和の少年たちを生き生きと描く。
    子どもでも男のプライドにこだわり、ケンカと冒険に明け暮れる少年たちは微笑ましい。
    松井君と白い手のエピソードが柔らかさを与えている。語り手の少年が椎名誠のように思えるが、松井君もまた椎名誠なのだろう。
    昭和の子どもたちのきらめきが目に見える良作。
    でもLGBTの人たちは本当に生き辛かっただろうなと思った。子どもですらこの男女差。自然や冒険が減ってしまったのは残念だけど、多様な生き方ができる今の方がやっぱりいいように思う。
    続きを読む

    投稿日:2018.07.29

  • wasabi

    wasabi

    椎名さんは、さして感慨深くもなさそうに書いているが、松井が引っ越したことはとても寂しく、彼が亡くなってしまう『白い手』の女の子のために毎日ハーモニカを吹いたことに痛く心惹かれていたのだろう。そんな松井をかばいつつも、時にかばいきれなかった切なさがよく伝わってきた。続きを読む

    投稿日:2014.06.25

  • れんげ

    れんげ

    初めは,「うーん,買わなくてもよかったかも」と思ったけれど
    最後まで読んだら,じんわり沁みた。
    シーナ少年の日記みたいになっていてとても読み易かった。

    私は平成生まれだけれど,小学生のときの自分の「世界」
    の小ささはまさにこんなふうだった気がする。
    挿絵も,ボールペンでひょいひょいと書いたようなタッチで
    物語によく合っていたと思う。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.27

  • 比

    初めて読んだ椎名先生の執筆本。
    どこか懐かしさを感じさせる。
    小難しい表現がなく、ゆるゆる読み進めることができる本。

    投稿日:2012.05.24

  • kamexkamex

    kamexkamex

     同年代の作家が書く作品、とくに自叙伝やエッセイなどは、共感する部分が多いのはわかります。
     でも椎名さんは私より一回り以上違うお方。

     時代を感じさせる表現は随所にありますが、対象は何であれ何かに興味をもち行動する少年の気持ちは不変なのでしょう。
     私はこういう少年時代を描いた小説は大好きです。
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    投稿日:2012.01.25

  • kurodama

    kurodama

    椎名誠の小学校の思い出をエッセイとして、綴る。
    自ら黄金時代と語るそのときの感性と、キラキラした日常。そんなに面白そうでもないけどなあと思いつつ。むしろドラマはあまり無いのか、子供心にあった重大事件がもっとあると思うのだけど。
    なにも具体的な不安なく 、何か大人になる不安だけが微かにあって、それが今の楽しさに安住しようという圧力になったりする。歩いて帰る道すがら、ふと空を見上げて息を吐いたり、神社の神様に好きな人と両想いになれるようにお願いしたり、いくらでも輝く思い出がある。その空気を人に伝えるのは難しい。本書を読んでも、自らの懐かしい時代とは重ならなかったから、きっとそうだ。心の中にそっとしまっておこう。
    続きを読む

    投稿日:2011.09.19

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