【感想】【電子限定版】悪役令嬢後宮物語1

涼風, 鈴ノ助 / アリアンローズ
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
2
3
4
0
0
  • 男前なヒロイン

    ネット小説では乙女ゲームの悪役令嬢が流行だが、この作品はゲームやファンタジーの世界ではなく、わりと正統派の貴族社会物語。

    正確には「悪役顔」令嬢なディアナ。
    誤解されやすく、またそのことを諦めてしまっているヒロインのパターンを踏襲しつつも、一方で凛々しい「ヒーロー」でもあるのが格好いい。

    クレスター伯爵家は一族そろって悪役顔のため、何をしても裏があると思われ、恐れられている。
    だが実際には、多少貴族らしからぬ知識・技能を身につけているものの、愛情深く見識高い人たちである。
    部下についても、有能な人材の使い捨てを嫌うので、非常にレベルが高い。
    そんな一族に生まれ、何者かの思惑によって後宮に送り込まれてしまったディアナは、保守派の横暴が目立つ現状を見過ごすことができず、トラブル解決に奔走する羽目になる。

    女性向けレーベルだが、ヒロインのロマンスは当面なさそう。
    後宮ものなのに、国王は問題外だし。
    一応、悪役顔に惑わされない理解者は増え、その中には男性もいるので、将来的にはそっちの展開もあるか。

    とりあえず、クレスター一族の特殊性が目立つ第一巻。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.22

ブクログレビュー

"powered by"

  • goya626

    goya626

    はははは、これは面白かったよ。悪逆非道面の伯爵一家というのが笑える。それでいて領地や王国のために尽くすのだよ。そのディアナ令嬢が魅力的!後宮の平和のために奔走するが、なかなか可愛いというか、いい奴なんですよ。兄も活躍するぜ。続きを読む

    投稿日:2023.05.29

  • shuwacho

    shuwacho

    このレビューはネタバレを含みます

    クレスター家に爵位が与えられて、優に三百年。その間ずっと尻尾を掴ませることなく悪事を続け、莫大な財を為す。
    下手に手を出せばこちらが危うい、正義を全うする者にとっては怒りしか覚えない存在。
    そんな噂の絶えないクレスター伯爵家の末娘のディアナの後宮入りが決まる。
    突然の前王の崩御で若くして王となったジュークは噂を信じてディアナに酷い態度を取り続けるが。

    代々、クレスター家の直系は端正な美形にも関わらず、悪どい企みをしていると見られる外観を受け継ぐ。
    後宮で側室筆頭となったディアナは虐げられた身分の低い側室をフォローし、後宮の平穏を守るために奔走することになる。
    そんな矢先、ジュークが身分の低い側室に想いを寄せて密かに通っていることが発覚。
    またもや、ディアナはそれをフォローして走り回ることになり。
    外見に似合わず、気遣い屋でがんばってしまうディアナをヒヤヒヤしつつも応援してしまう

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.07.19

  • うぉっか

    うぉっか

    めっちゃ真っ当でいい人なのにね。
    後宮から始まる物語、お相手のはずの王様は噂を鵜呑みにして毛嫌いしてるし
    これからどうなるの?

    投稿日:2019.02.05

  • kimuaka

    kimuaka

    後宮の中で奮闘する伯爵令嬢ディアナの物語。
    やる気はないのに、素質あり、有能なディアナにわくわくしながら一気読みしてしまった。
    この先が楽しみな一冊。

    投稿日:2017.02.09

  • 濃茶津

    濃茶津

    このレビューはネタバレを含みます

    なろうで最初に読んだ悪役令嬢もの。
    心は優しく聡明(ただしけっこうなお転婆)だが、顔はどこまでも悪役顔なヒロインが、やむにやまれぬ事情で後宮へあがることになったら、何故か正妃代理の位置だわ後宮大荒れ(ついでに国内も大荒れ)で戦争になりかねない火種だらけだわで、なんとか戦争回避するため、チートレベルな実家と協力しつつ後宮の安定からひいては国家の安定に奔走する話。
    根は純粋で頭もよく顔もいいがちょっと単純すぎて思い込みが激しい残念陛下(別の側室に純情暴走片想い中)に振り回されつつも、そんな陛下を鍛え上げ、心の大親友となった陛下の想い人(清楚可憐ながら芯のあるお嬢さん)の為にも頑張るヒロインは健気で泣けてくるのだが、この話で一番相思相愛なのは多分ヒロインと陛下の想い人の二人ではなかろうか。
    恋愛色は薄めで政治色が強いがあくまでメインは後宮。
    転生や異世界トリップではないので、その辺が苦手な人にもお勧めできる。
    主人公とその実家がチート気味ではあるものの、それなりに理由付けもされており、この手の悪役令嬢ものの中では地に足がついている方かと。
    ただしweb連載上での先を見るに、思っていた以上にファンタジーがベースにあるので、その辺りがニガテな人は避けておいた方が無難。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.06.11

  • kina-koi

    kina-koi

    後宮に入ったディアナ・クレスターは、”クレスター伯爵家共通の悪人顔で何をしても悪く思われる”に苦労している。
    男をもてあそぶ悪女に見えるだけで王や国全体に悪く思われる環境に、読んでてイライラします(特にバカ坊ちゃん王)。
    ストーリーは面白くて★4も、誤解されても当たり前で言葉にしても分かってもらえないから言わない状況・場面にマイナス★1です。読み進めるのが辛かった。
    それに後宮に50人も女性がいて誰にも手を出さないって、そしてそれが当たり前って側室が思うって、それ後宮っていうの?
    続きを読む

    投稿日:2014.01.21

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。