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森村誠一 / 角川文庫 (8件のレビュー)
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総合評価:
shohji
捜査会議と地道な足取りが中心の懐かしい作品
「人間の証明」で初登場の棟居刑事が十数年を経てシリーズ化。その第一弾作品。殉職した同僚の“復讐捜査”が管轄違いの刑事をも巻き込む。28年前の棄児と蘇民将来という疫病よけの民芸品が始まりであった。指紋や…筆跡鑑定などは最後の手段であくまでも捜査会議と地道な足取りが中心の懐かしい作品。身元不明死体のデータや行旅死亡人の扱い方、無縁仏として埋葬されるまでの様子などが詳細に描かれている。悲しい生い立ちに加え妻子を殺害された過去を持つ棟居刑事。静かに燃える怨念と悪を憎む刑事たちの清々しい結束力が事件を解決していく。続きを読む
投稿日:2017.06.08
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いー
このレビューはネタバレを含みます
棟居刑事の第一弾て書いてあったから読んだら、ほんとの第一弾は「人間の証明」だった… 途中は、終着駅シリーズの牛尾刑事も出てきたりして、まあまあ面白かった。 ミステリーとしては、偶然が多すぎてちょっと強引だったかなぁ。
投稿日:2018.04.25
ぽっきぃ
「自分にはもうあの幸せは戻ってこない」 先輩・横渡刑事が帰宅途中で刺殺。 棟居は先輩刑事の仇ということで「復讐」を自分自身に任じた。 「復讐」とはなんだろう? 自分の過去のため 大切な人の思いの…ため 理由は様々だが「復讐」とは果てしなく続くもので 終わりのないものだと改めてこの作品を読んで思った。 昔から「仇討ち」というのがあるが これは代々続いていくもの。 やってやられての繰り返し。 先日読んだ松本清張氏の作品の特徴となる 業と欲につながるものを感じた。続きを読む
投稿日:2013.11.03
kazu
棟居刑事シリーズ第一弾(医大ボランティア文庫)警視庁捜査一課の横渡刑事は帰宅途中、暴漢に襲われた女性を助けようとして男と格闘し無念にも刃物で刺殺された。一方、襲われた女性も死体で発見される連続殺人事件が起きた。殉職の訃報を聞いた棟居刑事は激しい怒りを覚え、「仇はおれがとる」と亡き横渡の面影に復讐を誓う。そして、女性被害者の身辺を調査中、遺品から二八年前に起きた棄児事件を報道した古い新聞記事が見つかった…。過去によく読んだ森村さんの知らなかった作品。 当日返却期限で帰りに図書館に寄る、予定があり持って行った『犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語』読了後、医大ボランティア文庫棚から、借りて読む。棟居刑事シリーズ第一弾、『人間の証明』初登場した刑事?長編は『高層の死角』『証明シリーズ3部作』等色々読んだのだが、1976年の『人間の証明』から昨年2012.4の『棟居刑事の見知らぬ旅人』まで続く、今年80歳になられる森村さんのこのシリーズ知らなかった、図書館に蔵書があるので続きを読んで行こう。
投稿日:2013.08.02
がるっち
夜中の公園でスナック「おりえ」のママが刺殺され、それに巻き込まれる形で刑事が殉職した。 くーーー 説明はいらないんじゃぁなかろうかぁ 古いというか、なんというか。 テレビドラマ向け? シリーズになっ…ているので、ファンがいるのでしょうが、 私にはだめでした。続きを読む
投稿日:2008.12.30
minori
まさか、横さんが・・・・ 人間の証明のあと読んでびっくり。 本宮桐子はドラマオリジナルじゃなかったんだな〜 ストーリー展開が好き。
投稿日:2007.03.25
あおい
警視庁捜査一課の横渡刑事が女性を助けようとして殉職。 敵討ちに燃える棟居刑事には社会にはびこる悪に対する私怨があった。 家族というものを考えさせられる内容になっています。これの2時間ドラマも面白かった…です。続きを読む
投稿日:2006.09.12
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