【感想】千里眼 美由紀の正体 上

松岡圭祐 / 角川文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
5
5
6
3
0
  • ノンストップ アクション ノベル!

    「千里眼」新シリーズ第7弾・上です。

    記憶喪失の女性救済に端を発し、次から次へと事件が連鎖していきますが、これもまた岬 美由紀が次から次へと解決していきます。息つかせぬストーリー展開とは、まさにこのことでしょう。が、今回は明らかに岬 美由紀の暴走であることは否めません。なぜ暴走したのか、なぜぶちぎれるのか、その理由、原因の探求が始まります。

    クラシックシリーズで岬 美由紀と共に活躍した、捜査一課の蒲生 誠、臨床心理士の嵯峨敏也、空自一尉の伊吹直哉、外務省の成瀬史郎らが登場し、いやが上にも一人で勝手に盛り上がっています。
    明日の仕事の準備をしなくてはいけないのですが、そこはセルフ・ハンディキャッピングってあることを自覚しつつ、これから下巻を読みたいと思います。

    フリーマーケットの「フリー」はFreeではない
    昔、1ドル360円と相場が決まっていた理由
    「はないちもんめ」の歌詞の意味
    等、今作もおなじみのトリビア満載でした。
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    投稿日:2014.11.24

ブクログレビュー

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  • たりらりらん

    たりらりらん

    2018.12.02.読み始め
    最初の十数ページ。
    岬美由紀が①ランボルギーニに乗って登場。
    しかも②デニムのセットアップを着用。
    その後数ページ、藍の好みのブランド服が③渋谷と原宿の店で買えなかったとかなかったとか。。。

    ①〜③、どうも作者のセンスが古臭い。刊行されたのは2007年、11年前だから、そんなに古い作品じゃないと思ったんだけど。作品の内容より、そのセンスについていけないので本を閉じました。
    ブックオフでリサイクル!
    続きを読む

    投稿日:2018.12.02

  • 2006takahiro

    2006takahiro

    記憶を失った女性が手にしていた国防機密の図面。それを巧妙に掠め取った男に対する岬美由紀の過剰な暴力に周囲は困惑する。その様子を分析した臨床心理士の嵯峨敏也は彼女の暴力に一定の傾向があることに気づき慄然とする。そんな中、時折フラッシュバックする相模原団地の風景の謎を解き明かすために現地に乗り込んだ美由紀が目にしたおぞましい情景とは。続きを読む

    投稿日:2018.06.07

  • 林檎飴甘

    林檎飴甘

    このレビューはネタバレを含みます

    上下巻読み通しての感想
    ずっとこのシリーズを読んでいた者としては衝撃的な物語でした。
    はっきりとではないけれど、何となくかすかに「何かあるのでは?」と感じていた部分もあったので、「これだったのか!」と納得する面もあった。
    考えるよりも先に行動している。
    そんな美由紀が、この物語ではいつもとは少し違った様相をみせる。
    自分自身に対して不安を抱き始める場面では、「そんなに自分ひとりで背負おうとしなくても」と思いながらも、やっぱりその方が美由紀らしいと感じてしまった。
    美由紀以外のお馴染みのメンバーに見せ場があり、それぞれの立場で美由紀を助けようとする。
    伊吹をはじめ、藍や嵯峨、成瀬や蒲生までが登場する。
    美由紀に施された処置は、あの時点での彼女なりの優しさだったのだろうか?
    それとも、まったく別の意図があったのだろうか?
    今となっては真実は知ることは出来ないけれど、無理やり捻じ曲げた記憶は、やがて歪んだ影響を美由紀に与えることまで彼女は予想していたのだろうか。
    あまりにも衝撃的な内容に、「ん~…」となってしまった。
    過去を知り苦悩した結果、さらに成長した美由紀の姿が見られるラストシーンがいい。
    美由紀の最後の台詞が、よりいっそう物語の余韻を強くしていた。

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    投稿日:2017.03.05

  • kumiko-coo

    kumiko-coo

    記憶を失った女性が手にしていた国防機密の図面。それを巧妙に掠め取った男に対する岬美由紀の過剰な暴力に周囲は困惑する。その様子を分析した臨床心理士の嵯峨敏也は彼女の暴力に一定の傾向があることに気づき慄然とする。そんな中、時折フラッシュバックする相模原団地の風景の謎を解き明かすために現地に乗り込んだ美由紀が目にしたおぞましい情景とは。最大の謎の核心に迫る書き下ろし第7弾。すべては今、白日の下に。続きを読む

    投稿日:2016.06.16

  • りんご花

    りんご花

    いつも正しいと思う事を貫く美由紀さんがときどき暴走してしまう理由が判明していくお話。友人の藍さんが今では美由紀さんよりも精神的に強くなって勇敢になってます。出来る事を着実にこなしていくさまはかっこいいですね。下巻の解決編を続けて一気に読んでしまうほどスピード感があります。続きを読む

    投稿日:2014.05.10

  • rickun

    rickun

    このレビューはネタバレを含みます

    相談者から受けた相談から、いつになく冷静さを失い、暴走して私的制裁を加えてしまった美由紀。刑事裁判の被告にとなってしまう。嵯峨(久しぶり!)は、美由紀は性的暴力と少女の要素に反応すると仮説をたて、美由紀の精神鑑定を要求する。美由紀は過去を探るため、時折フラッシュバックに現れる相模原団地へ向かうが、そこでの犯罪行為に気付き、藍とともに囚われてしまう。

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    投稿日:2013.10.09

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