【感想】千里眼 キネシクス・アイ 下

松岡圭祐 / 角川文庫
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
5
3
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  • 人の可能性

    「千里眼」新シリーズ第10弾・下です。

    日本人女性初のF15Jイーグルドライバーにして現在、臨床心理士。鍛え抜かれた動体視力と心理学に裏打ちされた観察眼をもち、瞬時に相手の心理を読み取る。各種格闘技にも長け、ピアノやバイオリンも弾きこなす。博学多才で凛田莉子のようなロジカル・シンキングと浅倉絢奈のようなラテラル・シンキングを持ち合わせ、優れた洞察力と推理力、判断力で日本のみならず世界の危機を幾度となく救ってきた、才色兼備の無敵のヒロイン 岬 美由紀 人呼んで「千里眼」
    唯一、人を愛することの
    人に愛されることの 強さに気づかない女
    そして、多くの人に愛されていることに気づけない女・・・

    自己犠牲という優しさをもって 他人のために命を懸ける
    自分はどうなっても構わない 大切な人を巻き込みたくない
    独りで生きる道を選ぶ そんな独りよがりの強い思いでも
    岬 美由紀を愛する人たちは 協力を惜しまない
    命の危険を顧みず 勇気を奮って
    岬 美由紀のために力を尽くす 読む者の胸をも熱くする
    たとえ不可能と分かっていても 死ぬとわかっていても
    最後の最後までけっして諦めない 意志の力
    人の感情が 人の可能性が 心の力が
    圧倒的な機械の力に立ち向かう

    新シリーズ全10巻。2009年のこの巻以降、
    続編は執筆されていないようです。
    もっとも、2010年からはQシリーズが始まるわけですが・・・
    まだ いくつかの謎が残されている千里眼シリーズ
    いつの日か、岬 美由紀に再会できることを願っています
    続きを読む

    投稿日:2015.01.04

ブクログレビュー

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  • mayasmr

    mayasmr

    下巻はクラシックシリーズの趣。荒唐無稽で派手なストーリ展開でしたが、いつも通り読み物として楽しみました。でも、やっぱり科学的な適当さには引っかかります。

    投稿日:2023.08.17

  • 2006takahiro

    2006takahiro

    美由紀の「千里眼」まで読みとる機械。それは「キネシクス・アイ」と呼ばれるノン=クオリア最新の技術だった!ターゲットのどんな思考や感情も見逃さない“眼”が美由紀を追い詰めていく。能登半島の豪雨は手始めに過ぎなかった。最強の降雨弾の標的は首都・東京!東京を海中に沈め、100万人以上の犠牲者を出す惨事を、陰謀に気づいた美由紀は止めることが出来るのか!過熱するノン=クオリアとの戦い。続きを読む

    投稿日:2018.06.07

  • kumiko-coo

    kumiko-coo

    美由紀の「千里眼」まで読みとる機械。それは「キネシクス・アイ」と呼ばれるノン=クオリア最新の技術だった!ターゲットのどんな思考や感情も見逃さない“眼”が美由紀を追い詰めていく。能登半島の豪雨は手始めに過ぎなかった。最強の降雨弾の標的は首都・東京!東京を海中に沈め、100万人以上の犠牲者を出す惨事を、陰謀に気づいた美由紀は止めることが出来るのか!過熱するノン=クオリアとの戦い。新シリーズ第10弾。続きを読む

    投稿日:2016.08.31

  • rickun

    rickun

    シリーズ最終巻、最強の敵と緊張を強いられた展開の割りに、最後が尻すぼみ。誰がノンクオリアのマザーかもわからないし、実態さえよくわからず、ただ影響力を失っていっただけの説明では物足りない。まだシリーズを終えるつもりがなかったのかなとさえ思った。もちろん、圧倒的形勢不利からの逆転は面白かったけど。続きを読む

    投稿日:2013.11.11

  • 雪洞

    雪洞

    このレビューはネタバレを含みます

    新シリーズの最終巻。
    相変わらずどたばたしつつ、意外な伏線もしっかり回収。
    子供時代の話も面白かったです。
    岬美由紀シリーズでは、いつでも岬さんは28歳。
    でも過去の出来事は残っている。
    不思議な世界観の物語です。
    でも、そこがとても良かったです。
    また会う岬さんも28歳なのでしょう。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.07.08

  • とまと

    とまと

    久しぶりに千里眼シリーズ、当初のスピード感と岬美由紀の活躍、伏線とその回収を楽しみました
    これぞ、千里眼シリーズの醍醐味!って感じです。
    前作「優しい悪魔」が、過去の登場人物オールスターズ出演で決着をつけるためだけに書かれたという印象だったのですが、本作は全然違ってまた新たなストーリーになっていて安心しました。

    一番最初の美由紀が小学生だった時の話からグググッとひきつけられ、航空機事故でショックを受け、気象予報士のゲリラ豪雨を100%予報的中させるってのに「なんで?」って思い、今住んでいる浜松でもゲリラ豪雨で臨床心理士たちが立ち往生していて「おおおっ! ようこそ浜松へ!」って思い…。
    後半はもうダダダダーーーッとノンストップで読みました。
    今回は航空自衛隊と仲良しでしたね。
    なんだか今まで勝手に美由紀がひっかきまわしている感じだったので、良好な関係を築いている様子に一安心。


    千里眼シリーズ、まだまだ続くのでしょうか?
    それともここでひとまず終わりなんですか?
    岬美由紀ファンとしては読み終わってしまった感が強くて切ないですが、最終巻にふさわしい盛り上がりだったと思いました。
    続きを読む

    投稿日:2012.02.16

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