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有栖川有栖 / 角川文庫 (149件のレビュー)
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総合評価:
ツクヨミ
5
アリスファンにオススメ
火村&アリスシリーズの初期長編。シュールレアリスムの芸術家、サルバドール・ダリがモチーフになっていて、物語のそこかしこにダリの作品やエピソードが織り込まれています。読み終わるころには、ちょっとしたダリ…通になっているかもしれません。 事件の舞台となるのは六甲山にある被害者の別宅です。被害者が経営していた会社や警察署でのシーンも多いですが、基本的には関西の限られた地域内で物語が進みます。捜査自体も関係者への聞き込みが中心となっているため、最近の作品に比べるとやや動きが少ないように感じました。 とはいえ、本書はシリーズファン、特にアリスファンにとって読み逃せない1冊となっています。アリスに関する重要なエピソードが書かれているのですが……詳しくは読んでみてのお楽しみ。個人的にはラストシーンが印象深くて好きです。続きを読む
投稿日:2014.12.05
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カズレゴ
作家アリスシリーズの二作目でした。 火村さんはカッコ良いですねぇ。惚れ惚れします。ストーリーは読み易く、トリックも中々のものでした。続きが楽しみです。
投稿日:2024.04.12
ハルめめ
アリス×火村シリーズ第2弾。サルバドール・ダリに心酔している宝石店オーナーが自宅で殺された。それも不思議なカプセルの中で。彼には母親の違う二人の弟がいたり、女性を巡って色恋沙汰のような側面も見られ、謎…解きよりも心理サスペンスの様相が強い。続きを読む
投稿日:2023.12.01
no_identify
このレビューはネタバレを含みます
2回目の読了。 かなり前に読んでたわけだが、ほぼほぼ覚えてないので再度読んでみた。 作風として時代が違うのはしょうがないとして、それでも少し作らせすぎてる感じがする。バブル時代を彷彿とさせるトレンディドラマっぽさは相当に好みが分かれそう。関西っぽさがないのは、そのあたりの世界観かも。 ただ、逆にそれをポジティブに見てみるといい感じの2時間ドラマっぽさがおもしろいようにも思う。ほどよい密室トリック。遠くの地に解決の糸口があって、そこへでかけていくというロケ感。ミッシング・リンクとは言わないまでも、小出しにされる複雑に絡まった関係性と惚れたはれたの愛憎模様。 最近の作品を読んでみたら、作風なのか時代背景としてのそれだったのか比べられておもろいかもしんない。 ------- 1回目の読了。 2015/11/16
投稿日:2023.07.07
ariete
タイトルで面白そうとは思わなかったけど読んでみたら面白くてビックリ。 ただ実際に出来るのかちょっと疑問な所はあった。 そしてカナリアが心配になってしまう。 人が皆繭を持ってるなら、私にとっての繭は何だろうと考える。
投稿日:2023.06.11
tiara
なんだかふしぎな話だった。 ミステリとしては、「えー」って思うようなところがそれなりの理由を持って説明されるので、わりとすっきりした感じで読めてよかったし、ダリと繭のイメージが印象的でそこがよかったな…。 幻想とか妄想とか感覚とかの揺らぎとか現実との乖離とか、TRUMPシリーズの繭期のイメージもあってすごい不安定でもろい感じがしたんだよね。続きを読む
投稿日:2023.06.01
海と青硝子
切ない話です。不可解なモチーフ続出の奇妙な事件の陰から、少しずつ悲しみが滲み出てくるような。第十章の、雨の滑走路の場面の美しさ! あと、鳥羽が出てきて、三重県人の私は、何だか嬉しい。江戸川乱歩繋がりで…すかね。続きを読む
投稿日:2023.05.13
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