【感想】暗礁(上)

黒川博行 / 幻冬舎文庫
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
5
14
6
0
0
  • 暗礁ー黒川博行

    二蝶会の桑原ーイケイケのやくざと建築コンサルタントの二宮が運送会社東西急便に絡む巨額の金を巡り
    繰り広げる物語。二宮と桑原の大阪的なボケとツッコミの会話が面白く一気に読んでしまう。
    今東光の悪名の八尾の浅吉とセイジを彷彿させる名コンビの復活を思わせる。二人の会話が面白い。続きを読む

    投稿日:2014.11.04

  • 中毒性あり。

    疫病神シリーズの上巻

    直木賞作家の描くスリリングな展開とヤクザ社会の理不尽さ、ブローカーの日常が楽しめる一冊!!
    電子書籍だからこそ、寝ておきてすぐ読めるのが良い。

    投稿日:2015.06.12

  • 疫病神シリーズの3作目

    疫病神シリーズの3作目。全部で6作品あるのですが私はこれで5作品目です。
    順番通り読む必要はないと思います。全部独立した話なので。
    私は直木賞を受賞した『破門』から読み始めましたが、キャラクターの面白さから好きになって読み継いでいます。
    二宮と桑原の掛け合いは絶妙でテンポの良い展開に引き込まれます。
    作者の黒川さんは、二人の会話にかなりの時間を費やすとインタビューで語っていました。まさに絞り出された濃厚な味が出ていますね。
    映画やテレビで実写化されていますが、二宮と桑原が配役された俳優とイメージが重なっちゃいますね。良いような悪いような・・・。
    続きを読む

    投稿日:2017.05.18

ブクログレビュー

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  • azuki1062

    azuki1062

    このレビューはネタバレを含みます

    疫病神シリーズ第3作。今作では運送会社と警察組織の癒着と、その巨額の裏金を巡るどす黒い争いが描かれています。

    "疫病神"こと二蝶会幹部のヤクザ桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。
    運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎ付けた桑原に、『疫病神』『国境』に続き二宮は三たび誑し込まれることとなる…。

    シリーズも3作目となり、二宮と桑原の疫病神コンビを始め、腐れ刑事の中川や、二宮の麗しの従妹の悠紀といったいつものメンバーも"健在"。
    今回のシノギは、運送会社と警察組織の根深い汚職と裏金を巡る争奪戦。
    ヘタレ全開の二宮と、金への異様な執着を持つ"蛇蝎"桑原の疫病神コンビが、またもや東奔西走。
    どつき、どつかれ、ノンストップの暴走列車の行き着く先は?

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.15

  • yhyby940

    yhyby940

    2005年発売。厄病神シリーズの3作目。順番が違ってしまったのですが、好きなシリーズなんです。読んでも何かが心に残るものはなく、ただイケイケヤクザの桑原の暴れっぷりと彼に振り回される建設コンサルタント二宮のコンビが、面白い。大阪生まれの私にとって言葉・登場する街の風景など懐かしいものがあります。言葉のやり取りのリズム感やストーリー展開の速さが心地よい。下巻で、どのようにストーリーが進むのか楽しみです。続きを読む

    投稿日:2023.11.26

  • えびふらい

    えびふらい

    定期的に桑原さんと二宮くんに会いたいです。
    今回は桑原さん、全然助けてくれなくて、
    それはそれでとても面白い。
    いつも、桑原さんの仕事を強引に作り出す力技に感心してしまう。まさに自分で自分の稼ぎ口を見つける男!続きを読む

    投稿日:2023.04.13

  • 良文

    良文

    相変わらず疫病神の桑原に人生を掻き乱される具合が面白い。何故、こいつに付き合うのか笑
    ちょっとした出来心で賭け麻雀をしたことから面倒なことに巻き込まれる。
    放火の疑いから建設現場で殺されかけるなど、なんせ悲惨な日々を送る。
    大阪中のヤクザから標的にされた2人は下巻に於いて、どのように様々な危機を回避していくのか楽しみ。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.18

  • ゴン

    ゴン

    疫病神シリーズにハマり買った一冊

    このシリーズは本当に面白い。
    ヤクザとコンサルタントのコンビは最高
    会話の後の心のつぶやきみたいな一言が面白い。

    運送会社の裏金を狙う話だが、だんだん話が広がっていきどうなるか楽しみになってきた。

    上巻下巻合わせると結構なページ数がある。
    「国境」と同じくらいのボリュームなんだと改めてわかった小説でした。
    続きを読む

    投稿日:2020.05.28

  • ひろ父さん

    ひろ父さん

    迷ってる人は読んでおくべき一冊。

    桑原と二宮のコンビが堪らなくいい。 

    桑原に賭けマージャンを打つよう言われて打ったのが運の尽き。次から次ぎへと災難が二宮を襲う。放火魔だったり殺されかけたり、、、

    桑原のヤクザ的思考も面白く二宮との掛け合いもテンポが良いから飽きが来ない。

    下巻はどう話が展開するのかワクワクが止まらない。



    続きを読む

    投稿日:2020.02.09

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