11人いる!

萩尾望都 / ベツコミ
(139件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
71
36
17
1
0
  • シチュエーションSF漫画の傑作

    萩尾SFといえば本作と「スターレッド」でしょう。私の少女マンガの考えを良い意味で打ち砕いてくれた傑作SF。内容はシチュエーションSFで宇宙船内での密室サスペンスもの。後の漫画や小説に多大な影響を与えた原点的漫画でアニメやドラマ、舞台化もされているので見比べてみるのもよいかと。続きを読む

    投稿日:2014.08.26

  • あちこちで絶賛されている過去の名作

    1976年頃の漫画、当時からアチコチで絶賛されていたSF少女漫画というジャンル
    「凄い」「すばらしい」等の評価は知っていましたが
    実は今年になって初めて読む事が出来ました!!
    仮に幼少期に読んだとしてもその奥深さは理解出来なかったことでしょう
    30年以上前の作品が全く色あせない
    独創性、展開、個々のキャラ、絶妙な設定、サスペンス、コミカル、
    そして結末に至るまで、全て秀逸です。
    絵柄や会話のやり取りが当時の少女漫画独特な感じも受け
    元々少年漫画に慣れている場合、少しばかりのカルチャーショックとその斬新さにも圧倒されます。
    密室に「11人いる」 誰なのか? 何の為なのか?
    タイトル通りの予想される展開は読めますが、
    その背景にある普遍的なテーマ(人種、哲学、人間心理?)
    が散りばめられており、繰り返して読むと、その完成度の高さにあらためて「名作」
    このような過去名作が、SF的な背景と相まって
    このたび電子書籍でも読む事が出来る時代になり、より感慨深い今日このごろ。

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    投稿日:2014.10.16

ブクログレビュー

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  • ykikuchi

    ykikuchi

    昔読んだ本の中に、萩尾望都さんの漫画を読んで、漫画家になることをあきらめたという一文があったのを覚えていて、いつか読んでみたいとずっと思っていた。そんなにすごい漫画家なのか?と思いつつ数ある作品の中から本書を選んでみた。
    絵の雰囲気は、嫌いではないし、物語にも引き込まれる。本書は座敷童風なお話を宇宙船の閉ざされた世界で展開する傑作SF作品だ。
    ほかの作品も読んでみたくなった。「ポーの一族」という作品がなぜか気になっている。エドガー・アラン・ポーを思い浮かべるので、ミステリアスな物語なのだろうか?とか、恐怖を喚起するような話だろうか?とか、勝手に想像を膨らませてしまう。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.15

  • gocci

    gocci

    原作漫画を読まずに、小学生の時アニメ映画を観て
    そして大人になってからまた映画を観たけど
    今更漫画を読んだ。
    映画の方は本当に今観ても色褪せない最高の出来なんだけど
    「続・11人いる!」
    これもぜひとも映画化してほしいくらいに最高すぎる
    なんで今までま読まなかったのか反省中
    大人にこそ読んでほしい
    続きを読む

    投稿日:2019.03.07

  • dai-4

    dai-4

    題名は前から知っていたし、萩尾望都も当然名前は分かるんだけど、彼女の作品自体、今回が初めてかも。これまでの人生で一番漫画に親和性が高かったと思われる中高生時代でさえ(だからこそ?)、少女マンガは皆無だったし(唯一の例外がさくらももこ)、最近も好んで読む訳ではないので。あとやっぱり、いわゆる温故知新系の漫画には心惹かれないってのがおおもとにある。ただやっぱり、これ以降に出ている諸々を既に見ているせいで、11人目の招待はもとより、あまり新鮮味が感じられなかったのは事実。嫌いじゃないです。続きを読む

    投稿日:2018.11.06

  • 地球っこ

    地球っこ

    このレビューはネタバレを含みます

    SF漫画の傑作!といわれる作品。1975年に描かれた漫画なんだけれど、今読んでもぐいぐい引き込まれ面白かった。何で今まで読まなかったんだろう。たぶんSFというジャンルに難しそうであまり興味が湧かなかったんだと思う。これを機会に食わず嫌いだったSFにも挑戦してみようと思う。

    とはいえ、なぜこの漫画を読んでみようかと思ったのか。それは、この「11人いる!」がミステリ小説などで紹介されていたから。へぇー、SFミステリ漫画か、ちょっと気になる、いやいやとても気になる……というわけで、今更ながら手にとってみたのだ。その結果、ミステリ漫画としても舌を巻くほどの傑作だった。
    ストーリーは難しくない。宇宙大学へ入学するための最終テストは、10人1組で宇宙船に53日間乗船すること。1名でも落伍者がでた場合は、全員不合格。ところが、乗船してみればなぜか受験者は11人いる。そして、息つく間もなく船内で爆発が起こる。それを皮きりに、彼らには次から次へと試練が訪れる。11人目の人物が何か陰謀を働いているのか……
    11人のメンバーは疑心暗鬼になりながらも、直感力を持つタダと美しい容姿のフロルを中心に、何とか試験に合格するために力をあわせていく。
    11人目のメンバーは誰なのか。一体何の目的があるのか。メンバーたちは、合格することが出来たのか、結果はいかに……

    もちろんSFとして、宇宙船での生活や、個性豊かなメンバーたちのキャラなどハラハラドキドキしながら楽しめる。そしてミステリとしても11人目が分かれば、あ、なるほど!と謎は意外と簡単なものなんだけど、人が死なないミステリが好き、古典的なミステリが好きという人にはおススメかも。

    とにかく、陰謀!陰謀!とわめく王さまであるバセスカはあんまり良いところがなかったけれど、一緒に収録されている「続・11人いる! 東の地平西の永遠」では、悩み苦しみ、悲しい友との永遠の別れを経験しながら立派な王さまに成長していく姿を見せてくれた。タダとフロルの関係も可愛らしくて見逃せない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.06.04

  • ヴェロニク

    ヴェロニク

    このレビューはネタバレを含みます

    もうタイトルだけはずっと知っていて、名作だとも知っているけど、内容は知らなかった。最近は聖お兄さんのネタで笑えたっけ・・・。ついに読みました!!

    普通にSFでサスペンスでした。ただもっと本格的に、なにか重苦しいものと思い込んでいたので、こんなにフロルとタダが可愛いものとは知りませんでした。

    続の方、王様メインで、あれ、もうアルスラーン戦記を漫画で読んでるような。オナが美しく、くっつくならそっちだろう!と。

    スペースストリートの方も、外国の大学のようにわちゃわちゃしている感じがとても可愛い。緑とか、アマゾンとかヌー辺りが特に。

    あと、森博嗣を読むと、なぜこの人は叔父さんと姪っ子が好きなのか、と思っていたのですが、それは萩尾望都リスペクトとしてだったのでしょうか。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.03.28

  • 赤木かん子【公式】

    赤木かん子【公式】

    LGBTQの本棚から
    第41回「11人いる」

    あまりにも有名なのでつい、入れ忘れていました。
    萩尾望都の「11人いる」……。
    といってもいま30代以下だと読んでる人少ないかもしんないので、一応説明いたしますと、これはいろんな星のティーンエージャーが集まってきて宇宙大学の試験を受ける話です。
    その一つが10人でチームを組んで一定条件のもと決められた日数を過ごす、というもの。
    ある廃船(もちろん宇宙空間での、です)のなかで過ごす、と決められたチームは集まった瞬間11人いる、ということに気がつきます。
    その後もエアコンの故障、疫病の出現、とトラブルが続くわけですが、そのなかに二人、LGBTQの人がいるんですね。
    一人は子どものときには性別がなく、思春期に入ると別れるが、どういうわけか別れなかった者も現れる……。
    そうすると、どうなるの?
    という仲間の問いに、静かに
    「僧侶になります」
    と答える姿にしびれましたね。
    (^_^)
    そうか、生殖に関係できないのなら、宗教なのか……。

    もう一人は、やはり子どものときには性別がなく、一夫多妻制の文化で、一定年齢になると長子だけはなにかを飲んで男性になる……。
    ほかの者は女性になる……。
    末っ子だけど、宇宙大学に受かったら男になってもいいと言われたので来た、という美少年……。

    この頃の萩尾望都は、男とはなにか、女とはなにか、というテーマをメインではありませんが、追及していたようで、いままでそういうテーマは見たことがなかったのでとても斬新でした。
    なにせ手塚治虫は男女関係には無器用でうとく、この手の話はほぼないですから……(というか、手塚治虫はこの部分に関しては、ちゃんと理解していなかった、と思います)。
    ということを考えると、日本の児童文学は、なんと遅れていたのか……。
    児童虐待も、アダルトチルドレンも、LGBTQも、ほとんどテーマにしていない(しても評判に、つまり児童文学界に受け入れられない)ということがいま振り返るとよくわかります。
    書いても穏便な形でしか受け入れられなかった……。
    まっとうに仕事してたのはつくづく、マンガだよなぁ、しかも少女マンガだ、と思います。
    「11人いる!」
    はとてもバランスのよい、完成度の高い、お手本のような児童SF文学です。
    まだ読んでいない人は一度くらい、読んでください。
    もうこれは、必読古典の一つだと思いますから。

    2018年03月19日
    続きを読む

    投稿日:2018.03.19

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