【感想】白楽天 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

下定雅弘 / 角川ソフィア文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

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  • 儒教と老荘どちらを信じるか、五分五部…。

    という唐代のお天才詩人白楽天の入門書です。
    宰相か独善か。儒教か老荘か。非常に上手い導入だと思う。
    そして歌は素晴らしい。また、解説も非常に良い。
    だが、どうして長恨歌が入っていないんだ―!
    いや、枕草子の香炉峰とか、雪月花の美もでているし、項羽と名馬の別れなどは非常に感銘を受けるのですが、長恨歌の解説があると良かったです。
    立身出世か自己探求か。今も昔も男ってやつはよー!
    男ってやつはよー!
    星5つ!
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    投稿日:2016.09.26

  • 天下を想い、人生も楽しむ人、その名は白楽天

     長恨歌が有名な白楽天(白居易ともいう)さん。だけどそこはビギナーズ!長くて難しい長恨歌はカット。白楽天の人となりを交えつつ、何ゆえこの詩を詠んだのかをやさしく解説。漢詩の美しいところ、特に対句を分かりやすく説明してくれてとても良かった。
     高級官僚として誠実でありつつ、詩と酒と琴を愛し、人生を楽しもうとした白楽天さん。すごくいい人だ。 漢字がムツカシクても読み下し文でも十分楽しめます。
    続きを読む

    投稿日:2017.08.04

ブクログレビュー

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  • moruku36

    moruku36

    中国の詩人白楽天の詩集

    儒家思想と老荘思想が混ざり合う唐の世の中と現代の世情が酷似しているように思えた

    投稿日:2014.02.12

  • 今倉

    今倉

    BOOK DATE:
    中国の大詩人であり、日本文化に多大な影響を与えた白楽天。彼が生涯に詠んだ3000首の詩の中から、53首を精選。第1部は少年期の友情の詩から退職した喜びを詠った詩まで。炭売りの老人への憐憫、左遷地で雪景色の香炉峰に感嘆する等の代表作を紹介する。第2部では、楽天が愛した家族、動物、四季の風物、酒、茶、音楽など題材にした情愛農やかな詩を味わう。多彩なコラムを加え、詩人・楽天の全体像が把握できる入門書。

    ISBN 978-4-04-407220-9
    C0198 ¥781E
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    投稿日:2013.11.26

  • まるこ

    まるこ

    川合さんの白楽天を読んだあと、こちらをみると、「ん?」と思う、説明の齟齬がある。どっちが正しいかは、自分で判断しないといけないのかな。2人とも京都大学、1歳違い。仲悪い?
    科挙に及第したあとの職は、諫言ではない。その間の長恨歌などの詩をどう評価するかが見たかった。ビギナーズクラシックとして、簡潔な表現でわかりやすい構成になっている。続きを読む

    投稿日:2013.08.24

  • yonosuke2019

    yonosuke2019

    わかりやすくておもしろいけど、解説の下定先生とは気が合いそうにない。



    「詠慵」(なにもかにもおっくうなのでできません)を下定先生は母親の喪に服するためになにもできなくて退屈だ、って詩だと解釈しているけどそうなんかな。死別による鬱の詩なのではないかな。他にも気になるのがいくつかある。しかしまあ「独善」は大事。続きを読む

    投稿日:2013.03.05

  • 紫希

    紫希

    友人と本屋へ行ったときに見つけて、感激して買ってしまった一冊。
    白楽天のことが気軽に読める本を見つけることが出来てよかったです。彼の生涯と、それに関連した詩が読めます。
    白楽天がどういう人なのかということも知ることが出来ます。続きを読む

    投稿日:2011.03.25

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