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半村良 / 角川文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
hoge2
稚気あふれるパロディ
4人のSFファンが体験する冒険物語です。 主人公たちの名前が、芸能人の名前をもじっているように、遊び心に満ちた作品です。 主人公たちは、いくつかの世界を冒険していきますが、それらはSF作品のパロディに…なっていて、SF好きの人が読めば、にやりとしてしまうでしょう。 物語として楽しく描かれているので、オリジナルを知らなくても楽しんで読めると思います。続きを読む
投稿日:2016.04.04
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tikuo
SFマニアの仲良し4人組が、どこからかふらっと帰ってきた親戚の足跡を追っていたところ、亜空間に飛ばされた。亜空間内の世界はは、人間のいろいろな能力をテストするために仕切られていた。 話の大筋は、ディ…ックなども書きそうな人間の弱さを強調した世界で、制限が多いだけにそれなりに楽しめる。ただ、のっけから引っかかるのが4人がSFマニアであるというところだろう。 この本に関しては、読み方はいくつか有る。世界の終わりを予想しながら読んだり、素直に冒険もの、ジュブナイル的なものとして読んだりすることが出来、それぞれそれなりに面白く読めるだろう。 もう一つの読み方として、古典幻想小説や古典SFのパロディーとして読むと言うかたちも王道だ。 とはいえ、ワタクシもさほど網羅できておらず、全てのパロディーでクスリとくるような読み方ができる人は、本当に限られていると思う。 結局、一番楽しめるのは最後のタイプの人であり、実際にSFマニアを序盤から押している話の作りなのだから仕方がない。 また、それぞれの世界のギャップが大きすぎて、世界観などを語りきれておらず、亜空間全体がぼんやりしてしまった感は否めない。続きを読む
投稿日:2017.02.12
tsuna
この本を読んだきっかけを全く思い出せない。ただこの作品を読んでいた頃の私(高3の春)は今よりかなり現実逃避したがっていたので(今現在現実逃避で小説を読むのは非日常を楽しむ意味だが、あの頃は心の底から現…実から逃避したかったので逃避の度合いも意味合いも全く違う)何でもかんでも読んでいたと思う。 話自体はSFというよりは半村良の遊び心満載で4人の冒険譚といった感じだが、面白かった。笑えた。楽しめた。 私の場合、感動ポイントで評価しているところがあるので、その点から評価は★3つだが、安心して読める良い作品である。続きを読む
投稿日:2010.07.03
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