【感想】“六条” ヒカルが地球にいたころ……(9)

野村美月, 竹岡美穂 / ファミ通文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
3
2
7
1
0
  • 山場なのに読むのがしんどい

    ああ、やっぱり自分はこの作者と合わないですね。本巻は一朱リターンズということで、ネチネチした工作が繰り広げられます。陰惨なキャラが復活してまた敵に回るのは勘弁してほしい。この作者は、終盤の盛り上げが強引なことがあり、本巻はその悪癖がすごく強く出ています。まあ、人によっては大感動する展開かもしれませんが、自分には合わないです。あと、いっぱいされた告白はうやむやにされます。最後に一応返事みたいなのはしました。そして、ラスボスっぽいのがでてきて幕となりました続きを読む

    投稿日:2014.07.10

ブクログレビュー

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  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    想いを寄せる者たちに。
    本心から発した言葉であっても、特別な一人ではなく他にも言っていたら軽い言葉に聞こえてしまうのかもな。
    状況を常に把握していれば、一人で抱え込むように仕向けるのは簡単だろう。

    投稿日:2022.12.08

  • ゆづき

    ゆづき

    さらりと告白したり終盤格好良く登場したり前巻に続き朝衣が素敵。是光の選択は、振り回されていたけれどその押したり引いたりが良かったのかな。個人的にはちょっと残念。。一朱がほろほろと崩れるところが胸に迫って、一時的に嫌悪感も薄まって、良かった。六条の正体は意外。でも確かに伏線はあったかもと思わされた。続きを読む

    投稿日:2018.10.09

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

     「六条御息所」はそれかい、とやや違和感を感じなくはない。愛しながらもヒカルを怨み許すことのできない存在が居てもいいじゃないかなぁ。だってハーレム皇子だよ。女から見たら許し難い存在と言って何の問題もないじゃないか…。
     加えて、哀しみを高きプライドで覆い隠しつつ、しかも、愛の情熱を忘れない。ところが、その昏き情熱のために墓穴が掘られて自滅していくというあり方は、確かにハッピーではないが、女の業・人の業を描くには不可欠の題材だ。愛は呪いであることを体現する人物が居てもいいのではと。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.12.27

  • 瑠璃花@紫苑

    瑠璃花@紫苑

    今まで様々なヒロインに
    精一杯の優しさや守ってやりたいという熱情を
    傾けてきた是光くん。

    ここに来てそれが、案外と残酷なのではなかったかと
    気付かされます。

    きっかけは以前からあった悪質な誹謗中傷のメールが
    エスカレートしてきたこと。

    夕顔=夕雨ちゃんが帰国し初恋が再燃するのを
    感じる是光くんですが、
    前の巻で葵ちゃんと帆夏にも告白されていて、
    ただ優しいとか守りたいでは済まなくなってきます。

    メールの内容に従って、すべてのヒロインに何らかの
    具体的な被害が出てくる中

    それぞれのヒロインたちは是光くんをめぐって
    争い始めて、一見騒然とした感じ。

    今まで個々の事件を解決するときの彼の優しさは、
    どの女の子もある意味都合よく身を引いたり
    自分の中だけで恋心を収めてくれていたから、
    男として「守ってやる」と言って、
    その時限りの擬似恋愛をして
    話にケリがついてきたのだということが
    露呈してきます。

    もちろんこんなきついことは、
    是光くんは考えていませんけれども…。

    実際には、友達として守れる範囲と
    彼女たちが欲する、本当の愛情から湧き上がる

    「護りたい」

    という行動は、全く違う深さの
    ものだということを
    是光くんは知ることになるのです。

    真剣に相手を思っての行動は確かに真摯。

    だけれど、女の子としての魅力に惹かれながら
    その場限りの恋を無意識に紡いでも、
    その後にはどうにもならない寂しさや恋しさを残す、
    時に残酷なこと…だと思うのです。
    救いのあと、が本当に大事なのですものね。

    他方、ヒロインたちの清純な愛の対極にある女。

    六条。

    いろんな妄執の凝ったような、
    どす黒い女の闇を纏った人物の正体が
    明かされますが…。

    夕雨ちゃんへの…というより…
    性的な女という存在への、
    この人物の憎しみの激烈さは…怖かったです。
    ゆがんで壊れてしまった人の狂気を、
    是光くんは友情で救おうとしますが、
    おそらくあれは無理かな…。

    愛されない人間ってああもダメになるものかしら。

    そしてまさかの黒幕の存在が出てきていますね。
    これは次の巻で全て明かされるでしょう。

    ヒカルくんもただふわふわしてはいられません。
    このお話を恋物語としてじゃなく友情の物語と見た時

    ヒカルくんと是光くん・葵ちゃんと朝ちゃん・
    月夜子さんと是光くん、

    などの友情は見ててすごく気持ちがいいです。

    これが、是光くん・帆夏・みちるになってくると
    それこそ女の計算みたいなのも混じって
    あまり好きじゃないの。

    あのもたれあう感じがどうにも嫌いで…。
    当人たちはそんなことないんでしょうね。うん。

    個人的にはしーこちゃんが
    ビシっとあんたは圏外って
    言われてすっきりしました。

    あの子が私は大人だの女にしろだの言ってるの
    マジでうざかったので…。

    それにしても原作の六条御息所は、もっと素敵で
    悲しい女性です。確かに重くウザく、女ですが
    源氏との訣別の場面は、せつなく美しいので
    ぜひその魅力も知っていただきたいですね。
    続きを読む

    投稿日:2015.12.03

  • 永遠ニ馨ル

    永遠ニ馨ル

    ふたを開けてみれば、
    一朱もかわいそうな子だったんだね、っていう。
    是光のヒーローっぷりもさらに磨きがかかって、「えぇい、ままよ!」(笑)

    そして、事件の真相へと近づくように次巻へ話が流れていく。

    しかし愛人とか愛人とか愛人とか
    ラノベにしてはドロドロしてませんかね?
    ここまで読んでいて今更なんだけれど。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.27

  • komawista

    komawista

    どうやってまとめるのだろう?と思って読んでいたら、なるほどな展開。
    少し弱いかな?と、思っていたら、意外な展開。
    あなどれない。

    投稿日:2015.01.20

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