【感想】逆境エブリデイ

大川弘一 / 講談社
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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  • 世界各国ポーカー巡り

    本書は、メールマガジンサービス「まぐまぐ」の創設者、大川弘一が、ドイツ、インド、スペイン、韓国、イタリア…と世界各国のポーカートーナメントに挑んでいく、異色の旅行記。

    旅のきっかけは、突如彼を襲ったトラブルの嵐。
    リーマンショックを受けて投資計画が中止になり、資金繰りにかけずり回る。さらには元役員から訴訟を起こされ、自社の株価も下がっていく…

    ココロもカラダも満身創痍となった大川は、溜まっていたマイルを使い、訪れた国々でポーカーをしながら世界を回ることに。400日間の旅の先には何があるのか。

    著者による解説も挿入されているため、ポーカーの知識がない人でも問題なし。
    むしろ、普段知ることのないカジノの中の雰囲気を味わえる、貴重な1冊となっています。
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    投稿日:2014.06.05

ブクログレビュー

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  • 芹沢 透

    芹沢 透

    「競争相手のほぼいない市場で成功、からの裏切りによる転落を味わった著者は、会社の役員から「戦い方が正直過ぎて丸わかりだ。ズルする奴にどうやってでも勝つ方法を考えて、勝てるようになればいい。最近好きなポーカーはどうか」と勧められる。
    【できるだけアウェイで戦う】というルールのみを自分に課し、アメリカへ。外国を旅しながらポーカーの武者修行が始まる」

    大学中退。会社の評価額300億超。8億の借入。5千万の和解金。最初の20ページ程で、すでに波乱万丈ドラマチック過ぎる人生だ。そこいらの小説よりもフィクションみたい(笑)

    逆境で戦うと決めた著者の唯一の悩みが「旅を終える頃にはとてつもなく強い人になっているに違いない。急にモテたりしたらどうしよう」で驚いた。いやもう十分に強いんじゃない!?(笑)心配するとこもっと他にあるやろ!?(笑)

    自分の成功を自慢するでもなく、裏切りに悲劇のヒロインを気取るでもない。それらは前置きとして簡単に説明され、メインは車で旅をしながら各地のカジノへ行き、挑んだポーカーの勝敗(駆け引き)である。

    その場その場でのルールを説明してくれるので、ポーカーを知らなくても問題なし。「ほんとに来るんかいな」「今それいらんやろ」などの関西弁が親しみやすくて好き。

    アメリカ、韓国、スイス、スペイン、インド。色々な国で勝負し、勝てば「これで食っていけるんじゃないかな。困っちゃうな。どうしようかな」と喜び、負ければ「失恋後のOLのように」泣き戻り、初日にキャンピングカーのシャワーが壊れ、キッチンスペースでベーコンを焼けば7秒で火災報知器がけたたましく鳴り響く。そんな逆境な日々を全力でどんどん走っていく様が愉快痛快な一冊。
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    投稿日:2017.04.12

  • hiro8940

    hiro8940

    お間白くやませてもらいました。
    井川さんの 『溶ける』と通じるものがあるのかとも思ったんですが 違いましたね。

    投稿日:2014.04.28

  • kimkatsu00

    kimkatsu00

    まぐまぐのコイチさんが書いているが、ビジネス書ではなく、ポーカー放浪記とでもいう一冊。
    語り口がユニークで一気読みしてしまいました。

    投稿日:2014.04.08

  • toshifukushima

    toshifukushima

    著者は、メルマガのまぐまぐの創設者。あれよあれよという間に上場して、裁判され、お金ということを考えた結果、旅にでてポーカーをすることに(詳しくは本書を読んでください)。世界各地を巡り、ポーカーをしながら、人生を、お金を、その関係を考える。ポーカーに詳しくなくても、ちゃんと解説しているので、大丈夫。流れるような文体で気軽に読め、仕事とお金を考えられる良書。続きを読む

    投稿日:2014.03.18

  • Readwakers

    Readwakers

    ☆14年2月21日のゲスト紹介本☆

    メールマガジン「まぐまぐ」を設立した起業家であり、名うてのポーカープレイヤーでもある著者が、
    自身の会社の元幹部に訴訟を起こされ、およそ5000万円という大金を支払うこととなり、失意のなかで心機一転を期して世界各国ポーカーの旅にでるところからこのお話は始まる。

    何度も音読をして推敲を重ねたという文章は心地良いリズムで読みやすく、またたっぷりのユーモアもあって非常にキャッチーな印象を受ける。

    ところが視点を変えて読んでみると、
    著者一流の起業家マインド、経営者マインドが話のそこここから学び取れる内容になっていることにも気づく。

    キャッチーで軽いように見えて、その実様々な意図と計算が織り込まれた、意外に深い一冊です。


    紹介者:辻山さん
    Written by:Tatsumi
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    投稿日:2014.02.26

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