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太田直子 / 光文社新書 (65件のレビュー)
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総合評価:
ツクヨミ
6
字幕翻訳者はつらいよ
著者は翻訳関連誌に連載も持っているベテラン字幕翻訳者です。字幕翻訳というと「セリフ1秒につき訳文4文字以内」というルールが有名ですが、本書ではもっと突っ込んだ業界事情が語られています。 同業者(ジャン…ルは違いますが)の私は、「字数が収まらない」「納期が短い」といった苦労に共感せずにはいられませんでした。しかし、一番考えさせられたのは「(放送)禁止用語」にまつわる部分です。本来は禁止用語でもなんでもないものが自主規制のもとに字幕から消されているという現実は、誰もが知っておくべきことでしょう。 叫んだり、自己ツッコミしたりと、著者の人柄の伝わってくる語り口も素敵でした。続きを読む
投稿日:2014.01.12
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ビッキー
1秒間に4文字、とか、話すひとに応じて言葉を変える、とか字幕ならではの苦労がたくさん書かれていて面白い。後半はちょっとグダグダしてしまうけれど、非常に興味深かった。
投稿日:2022.09.26
ちゃちゃまる
長たらしい新書のタイトルってひと昔前に流行ったなぁと回顧しつつ、字幕をつける仕事ってよく知らないなと思い、手に取ってみた。 いわゆる字幕屋稼業のなせるわざなのか、文章がとてもユーモアたっぷりで途中くす…りとしながら読ませてもらった。 字幕をつける仕事の悲哀、日頃感じる日本語への違和感など多岐にわたって非常に軽い筆致で矢継ぎ早に言及するため、とても読みやすい反面、じっくり立ち止まって考える隙間がないように感じられたのがちょっとだけ残念。 新書というよりエッセイとして読むのがいいのかな。 いずれにせよ、字幕をつける仕事について初めて知ることができたらのはよかった。 続きを読む
投稿日:2021.11.08
ムト
・新書の中でも表現がわかりやすく、中学生でも読みやすい。 ・字幕映画の裏側を初めて知った。字幕屋が、元の言語の表現により近い表現を選びつつも、字数制限や配給会社の要求に従わざるをえない状況。 ヒット…のために表現を捻じ曲げ、「涙、感動、泣ける」と歌って観客を呼び込むこと。それにまんまと乗せられる観客。 ・観客が漢字を読めない、文脈を読めないせいで、説明しすぎな字幕を要求される字幕屋の苦悩。 ・私だったら、あえて変な日本語に変更させられるのは、仕事であっても我慢ならないと思う。字幕屋ってすばらしい。続きを読む
投稿日:2020.08.10
quiestevous
字幕翻訳家の仕事と日常が垣間見れる。 ・「ざる知識のススメ」に勇気づけられる。 ・あきらめずに、すくい続けること。 ・字幕の仕事として、とにかく速く正確な情報を得ることが大事。 ・非英語圏の映画字幕翻…訳が面白そう。 続きを読む
投稿日:2019.09.18
mikahayashi
文字制限のある字幕作成の苦労と、昨今のおかしな日本語について、そして、字幕屋として吹き替え版映画の台頭を憂うお話。 ロシア文学を専攻されていた方だからか、米原万里さんと同じニオイがする。実は真面目な話…なのだけれど、面白くサクサク読める。 私は映画俳優さん達の肉声や息遣いを聞きたいと思うので、“字幕派”だ。面倒くさいと思ったこともないし、違和感を抱いたこともなく、字幕を読んでいるという感覚すらない。…ということは、今まで観てきた映画には、良い字幕がついていたということなのだろう。 字幕というと「戸田奈津子」だったけれど、「太田直子」さんも意識してみよう。続きを読む
投稿日:2019.01.23
ストーリー戦略コンサルタント【芝蘭友】
【芝蘭友のトップストーリーニュース】vol.30で紹介。http://www.shirayu.com/letter/2009/000075.html
投稿日:2018.12.20
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