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近藤史恵 / 実業之日本社文庫 (19件のレビュー)
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総合評価:
やっさん∞
スリリングな展開です
雪深い山荘、外部と遮断されてしまい・・・という定番なシチュエーションではあるが、スリリングな展開で、楽しめます。 最後の謎解きに至るまで、誰が犯人かはわからないので、そこそこ面白いです。
投稿日:2015.09.18
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あくら
クローズドサークルかつ見立て殺人もの。 本編の合間に作中劇が組み込まれており、そのシナリオに沿うようにして現実でも事件が起きる。 個人的に事件そのものよりも登場人物達に興味が湧いてしまう。 特に麻子と…2人の男の関係性が、本作でどう展開していくのかが気になって仕方なかった。続きを読む
投稿日:2022.09.10
mutotsu55
推理小説でも度々用いられる「クローズド・サークル」。外部との接触が断たれた空間に何人かが残され、そこで殺人が進行していくというもの。アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や綾辻行人の「十角館…の殺人」などが有名なところ。 本作では、舞台を行う人たちが山奥のペンションに集められ、その練習する劇中でもクローズド・サークルが用いられている。つまり、二重のクローズド・サークルが仕掛けられている。そして、その劇に近い形で現実の殺人も進行していくという展開。劇というところが本作のポイントを占めている。役者には誰が犯人で誰が殺されるのかなどが記されておらず、少しずつ分かっていくようになっている。当然、被害者は以降の出番がなくなるわけで、それはつまり演劇者としての終わりを意味している。殺人の恐怖に追い詰められるばかりではなく、そうした演者間の微妙な心の揺れも描かれている。続きを読む
投稿日:2022.04.04
rdstaka22
演劇でミステリーをやる。演劇の上手い人が殺人役をやってしまうと、話の途中で犯人がわかってしまうので、役者はストーリーをほぼ知らされずに演技する。まさか、こんな感じになるとは思わなかった。
投稿日:2021.01.18
馬南神空
このレビューはネタバレを含みます
演劇でミステリをやることの困難の一つは、役者の格で犯人が分かってしまうことだ。そう考える小劇場界の鬼才・匠は畑違いの人材ばかり集めた劇の稽古を人里離れた山荘で始めた。名前ばかりだが、彼の妻で名の知れた女優の麻子も彼に命じられて稽古に参加する。しかし劇の中の孤立した島で殺された女役の女優が山荘でも怪死を遂げる。山荘自体も雪に閉ざされて、孤立してしまった。そして劇の内容をなぞるような連続殺人が始まった……。 二重のクローズドサークル、劇を見立てるかのような実際の殺人、鮮やかな(雪の)密室トリック。ミステリとしても完成度は高いけれど、それより作者の関心はすれ違う愛の悲劇を描くことにある(はず)。 クローズドサークルものの多くに現れる、定番と言ってもいい神様気取りとは真逆の、傷ついてばかりいる、ひ弱な犯人像が新鮮。
投稿日:2020.06.29
しゃちちち
登場人物が多すぎます…。現実の世界と、演劇の世界と。キャラがそこまで濃く印象付けられないので、正直、現実の誰と、物語の誰がリンクしているのか、正直わからなくなる。雪に遮断された別荘。そこで繰り広げられる殺人事件。そう、かまいたちの夜を思い出さずにはいられない。おれの選択肢はいくつあるんだ!?
投稿日:2019.10.19
せいじ
舞台俳優として成功する事を夢み同時に落伍者となる事を恐れながら演劇に励む人達の中で起こる殺人事件。演劇のシナリオと並行して次々と人が死んでゆく。いくら成功に餓えているとしても人が死んでいるのに舞台稽古…を続ける感覚は理解できないが妙な乾いた空気感で物語はすすんでゆく。恐怖や緊張感を抑え気味にしているのはミステリとして魅力が半減していると思う。近藤さん初期の作品、構成の仕方など随所に光る物は感じる。続きを読む
投稿日:2018.08.06
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