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村山由佳 / 講談社文庫 (77件のレビュー)
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総合評価:
理科好き
「ゲスい」裏切りの果てに
今時の「ゲスい」裏切りで傷ついた大学生の主人公が行き着いた先は,山奥の農園兼レストラン。 凄い劇的なできごとはないですが,良いキャラがそろっています
投稿日:2017.05.21
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キじばと。。
恋人の笠松由美子を兄にうばわれた主人公・大和祐介は、恋人や家族といった濃密な人間関係のなかに走った亀裂に耐えきれなります。「とにかく東京から離れたい、兄貴と由美子の気配を感じないで済むところならどこで…もいい」という思いにみちびかれた彼は、親友のタカハシのすすめにおうじて、信州菅平の農園「かむなび」でアルバイトとして働きはじめます。 読みはじめた当初は、自然のなかで過去の傷が癒されていくといったストーリーだと思っていたのですが、そうではなく、うっとうしいくらい濃密な人間関係のなかで戸惑いつつも、たくましくなっていく祐介の姿に焦点を当てた物語のように思えました。ちょっとナイーヴな自然礼賛に流れるところもありますが、園主の神山十兵衛、姪の瞳子さん、その息子の健太、源さん、茂市つぁん、美里ちゃんと花綾ちゃんの花売娘コンビなど、登場人物がみんな魅力的に感じます。 結婚式の花の飾りつけを全部まかせるといわれて、美里が「一番やりにくいお客よね」といったのに対して、花綾ちゃんが「一番やりやすい、お客さんよねー」といったところに、おっとりしているように見えて芯の強い彼女の性格が感じられ、強く印象にのこっています。続きを読む
投稿日:2021.01.23
シマウマシマシマ
ちょっと不思議な感覚。ロースタートからちょっとずつアクセルを踏み込んで、上巻が終わった今がちょうど半馬力くらいに思える。 この本の中で移り変わっていったのは季節と、美里ちゃん、花綾ちゃん。そして由美子…と兄貴。 変わらないのはかむなびに流れてる田舎の雰囲気と園主のスタンス。 主人公祐介と瞳子さんは、同じとこぐるぐるしてて変われてない(でも実際はちょっとずつ前に進んでる)という対比に思えた。 下巻はこの2人それぞれに更にスポットが当たっていくんだろうなと予想してます。 引き続き緩やかに加速するような物語であってほしい!続きを読む
投稿日:2020.04.28
yuchi115
失恋は切ない… 日常から離れた場所で体をうごかし、なにかに没頭すれば心は癒えるのかな 色んなひとに出会って少しずつ変われるのかな…
投稿日:2016.07.18
anri0912
相当前に読んだ本なのでうろ覚えですが…。 確か姉が読んでいたものを借りていたはず。 記憶が正しければ初の村山作品。 当時十代だった私は、刺激的な内容だー!とキャーキャーしていた気がします。
投稿日:2016.04.28
Spica
実の兄に恋人を寝取られた傷心の祐介は実家を離れ信州で働くことになる。 恋人に振られただけなら、たぶんここまでショックではないのだろうな。 主人公の1人称で語られているだけに、その兄と恋人は不幸になれと…思うくらい腹立たしい(たぶん、ならないのだろうけど)。 信州の自然の描写や、村山さんの透明感のある文章は素晴らしいけど、主人公の「~ス」という会話文が、どうにもわざとらしく感じるので、☆は3個で。続きを読む
投稿日:2014.10.31
yukiaki
大好きな村山先生の本の中で、まだ読んでいなかった作品。兄に恋人を取られた祐介が、逃げるように菅平のかむなびで働き始めます。これは上巻
投稿日:2014.10.18
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