新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
橘玲 / 幻冬舎単行本 (43件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
shigehachiman
3
経済合理的に生きる
著者の生き方である「経済合理的に生きる」ということを、「保険」「年金」「医療」「教育」「不動産」「投資」といった視点から述べている。 この考え方からすると、私は典型的な日本人で、無駄な生命保険と医療保…険に保険金を払い、自宅を購入しそのローンに追われ、 子どもを設けている。これらは、将来豊かな資産形成ができない要因で、自分の将来に禍根を残す可能性があることになる。 なるほど!自分のお金が足りないということは、こういうことだったか!という納得ができてしまう本です。 資産運用の方法にも言及されていますが、投資を躊躇される方はとにかく「収入を増やし、支出を少なくする」を意識することで、 かなり「幸福になる」術を駆使していると言えると述べるあたり、投資をあおるだけといった投資本が多い中、非常に好感が持てます。 そういった様々な経済=お金にまつわることをわかりやすくまた、誰に媚びることなく記述された良書です。 ただ、人間は、経済合理性だけに生きられないからこそ人間らしいと感じる部分もあります。 特に、それを感じるのは不動産投資で、自宅購入か賃貸かは意見が分かれるところと思います。 ここは、経済合理性だけで説明できないところがあると思うし、夢とか経済合理性以外の考え方があって当然だと思います。 この本に対して一番言ってはいけない言葉が頭に浮かびます。「お金だけが幸せの基準ですか?」 (だからこそ、私は、老後ちょっと困ることになるのだろうな・・・。)続きを読む
投稿日:2016.09.25
報告する
kurosuke
1
自由主義・国家の役割・個人の経済的合理性
本自体は、2004年と10年前に書かれたもの。5年後に若干の書き直しはしているらしい。とは言え、2014年の現在に有っても、全く古さを感じさせないし、むしろより問題点がハッキリしてきたとも言える。政治…が10年前の問題を全く解決出来ず、むしろより一層深刻化している事が判る。海外との対比を行いながら、民主制と自由主義の相容れない政治体制の中、悪い部分が増幅している事を説得力を持って、綴っている。筆者は、極論も多く、実行不能な論も少なくないが、この極論を提起しなければ、現在の問題を解決出来ない事も、よく判っており、その上での極論だと思われる。経済的な面でも、示唆が多く、大きな流れを見て今後の投資方針を決める上でも、良書と考える。 続きを読む
投稿日:2014.11.23
"powered by"
裏竹秋
これはあんまり端的すぎて要領を得ない 別の著書を読んだほうがいい。これは問題点だけあげつらねて、解決策はない。
投稿日:2024.04.14
のぷちん
このレビューはネタバレを含みます
オーディブル2023.09.02 「借金とりは債権者に対して道徳を説く」は笑える。 しかし実際そうなのだろう。 借りたものは返さなきゃいけない。まぁ道徳ですな。
投稿日:2023.09.02
rafmon
橘玲が得意な論文引用、その牙を借りながら世の中の本質を切り刻む鋭さが本著には無い。単に社会制度をハックする視点で、しかも、その目線が高くないから、カジノを嫌うのはパチンコの利権だとか、マンション経営で…10%の儲けという広告に手を出さない自分は馬鹿だとか、保険に意味があるかとか、テーマがショボい。それでいて知的幸福の技術とは大仰な。ただの小金稼ぎのテクニック論にも見えて、橘玲らしくない。残念。 最後に書評、解説で小幡績に橘玲は投資家かギャンブラーかと論じられ、「投資家のふりをしたギャンブラー」と言われている。どちらにしたって、他人の褌で相撲を取る、論文引用者を皮肉っているように聞こえて切ないではないか。続きを読む
投稿日:2023.03.16
緑象
うーん、当たり前だが、幸福になるための明確な答えは綴られていないが、表沙汰になっていない、凡人が学ばない数々の世の中の仕組みを別の方向から教えてくれた。 公立学校、医療保険、生命保険、宝くじ等々の提示…は納得。 結局、幸福は、一人ひとり異なるということだ。 自分で自分の身を守れるよう、賢くなりたいものだ。先ずは、宝くじを買うのを止めよう!続きを読む
投稿日:2020.08.30
Kazuteru
日本は世界でもっとも豊かな社会の一つである。たいていの場合、残された家族は、夫婦どちらかの実家や親族の経済的援助で、これまでと同レベルの生活を維持できるだろう。遺族年金や死亡退職金も含めれば、こうした…ケースでは生命保険はほとんど必要ない。 黄色のハイライト | 位置: 484 オプション 百万ドル(約一億円)の資産があれば、世界中のどの国でも富豪の仲間入りができる。日本はもうすぐ、ミリオネアでなければ生きていけない国になるらしい。 人々がふたたび年金制度を信頼するまで、この荒唐無稽な 法螺 話が効力を失うことはないだろう。不安ビジネスの黄金時代はまだまだ続くのだ。 黄色のハイライト | 位置: 911 オプション 不動産の購入とは所有権を手に入れることだ。あらゆる権利には義務が伴うが、このことはあまり知られていない。 黄色のハイライト | 位置: 914 オプション 管理費や修繕積立金は物件所有者の債務であり、登記と同時に支払い義務が発生し、第三者に所有権を譲渡するまで続く。勝手に支払いを止めると管理組合に訴えられ、資産を差し押さえられても文句は言えない。 黄色のハイライト | 位置: 1,321 オプション 年金問題もその一例で、受給額に関係なく人生を謳歌できる資産があれば「問題」そのものが消滅して 黄色のハイライト | 位置: 1,329 オプション いずれ、社会の 歪みを一人ひとりが孤独に背負う時代が訪れるだろ 黄色のハイライト | 位置: 1,381 オプション 人生を経済的側面から語るなら、その目的は何ものにも依存せずに自分と家族の生活を守ることのできる経済的独立を達成することに 黄色のハイライト | 位置: 1,405 オプション 匿名性は個人の生活に大きな利益をもたらすから、それを失うにあたっては、リスクを上回る十分なリターンがなければ帳尻が合わない。芸能人やスポーツ選手など、プライバシーの放棄が前提となる職業が高額の報酬に値するのは、成功の代償として失うものがあまりにも大きいからだ。私の場合、それほど有名になれるわけでもなく、経済的利益も微々たるものなので、プライバシーという大きな財産を手放す気にはなれそうも 黄色のハイライト | 位置: 1,423 オプション 制度を批判することはあっても、それを担う個人を批判しないこと。匿名の人間が、実名で社会生活を送る人に言いがかりをつけるのはやはり公平性を欠くだろう。 黄色のハイライト | 位置: 1,446 オプション 人生をあっけなく終えてしまった友人を見送った頃、「経済的独立Financial Independence」という言葉を知った。国家や会社に経済的に依存していては真の自由はない、という主張には心を揺さぶるものがあっ 黄色のハイライト | 位置: 1,532 オプション 現在の日本では、豪邸を構え、ベンツに乗り、銀座のクラブで豪遊するのはサラリーマンではほぼ不可能だ。このような生活を望むのであれば、自営業者や会社オーナーなど、税引き前の収入を受け取る立場を目指すしか 黄色のハイライト | 位置: 1,545 オプション 「個人の資産運用という観点から見れば、地価の変動に対してリスクを負わない賃貸の方に経済合理性がある」というのが私の 黄色のハイライト | 位置: 1,621 オプション 人生の経済的な側面に自覚的であれば、必ずやゴールという最高の報酬が与えられるに違い続きを読む
投稿日:2020.07.28
まっつん☆
福祉国家とは、発展途上国からの移民を閉ざす差別国家である。 福祉国家を目指せば、必然的に差別を内包する。 福祉とは、国家権力をもって、社会的弱者と認定した者に対して、制度の歪みを作用させる事で金銭を与…える事である。続きを読む
投稿日:2019.07.10
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。