【感想】子どもの教養の育て方

佐藤優, 井戸まさえ / 東洋経済新報社
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
2
10
11
0
1
  • 読んで良かった。

    井戸まさえさんがホスト役として佐藤優氏が教育を論じる異色の本。大きく三部に別れている。一部に子供に読み聞かせる本の紹介から学校の選び方や塾の習わせ方等、親が一度は悩む事柄に明快に回答やヒントを与える。二部には角田光代、八日目の蝉を題材に親と子、家族とは何かを深く考察する。最後に三部では親のあるあるお悩みQ&Aに回答していく。自分としては一部の対談が示唆にとんで楽しく読めた。小さなお子さんがいる方には早めに読んで頂きたい一冊です。続きを読む

    投稿日:2015.04.20

ブクログレビュー

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  • maple

    maple

    知識人として有名な著者との対談形式の教養本。今までにない観点で、教養の育て方を考えられて興味深い。子供に対してだけでなく、大人も子育てをする上での注意点がわかる一冊

    投稿日:2019.06.12

  • happybooklife

    happybooklife

    特に科学的根拠や統計データに基づいているわけではなく、あくまでご本人の感想として、参考程度に捉えたほうがよいかなと感じました。

    ただ、これまで出会えていなかった良書を知ることができただけでも本書を読んでよかったと思います。続きを読む

    投稿日:2019.02.15

  • bqdqp016

    bqdqp016

    佐藤優と井戸まさえ(民主党議員)の対談形式による、子供の教育に関する本。佐藤優は教育に対しても確固たる信念を持ち、歯切れ良く意見を述べている。ただし、自分に子供がいないためか、説得力に欠ける点も見受けられた。子供に読ますべき数々の本の紹介は面白い。
    「(文章の)起承転結が問題。「転」は不要。起承転結で書いてしまうと、公務員試験も司法試験も全部落ちます」p78
    「教育の最終的なところは「信頼醸成」に尽きる。どうやって信頼される人間になるか、あるいは人を信頼できる人間になるかというのは、どうやってだまされない人間になるかと「裏と表」なわけです。信頼について勉強する、信頼関係を構築できるということは、だまされない、人をだまさないということ(を学ぶこと)」p242
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    投稿日:2018.11.04

  • valleyside

    valleyside

    安定の佐藤優。

    教養は、人が生き残るために必要という原則があるように思える。
    今の時代で、子供が生き残っていくには、学校での勉強は避けて通れないんだから勉強させる必要があるよね。時代が違えば、動物の狩りの仕方だったり、農作物の育て方だったり。状況に応じて、生き残っていく術をどうやって獲得していくか?

    途中紹介されていたが、個人的に国内の私小説って嫌いなんだけど、小説から追体験させる必要については、確かに良い悪い、好き嫌いという判断を自分自身で出来るようになる点でそうだなと思えた。



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    投稿日:2018.01.14

  • にゃんこ

    にゃんこ

    普段私は対談形式の本って読まないんですけど、今回は「子どもの教養をどう育てるか」という、普段から興味のあるテーマだったので、すんなり読めました。
    ところどころ「なるほど~」と思うところはありましたが、あくまで個人的考えとして参考にするレベルの話にとどめたいなと思いました。

    1章の「子どもを本好きにさせるには」のところにはたくさんのおすすめ本が出てきます。図書館でオススメされる古臭いベストセラーの本ばかりじゃないオススメが多くあったので参考になりそうです。

    また、なるほどと思ったのは、子どもたちに宗教観を育てることも大事という話。道徳の時間に教えるよりも宗教的な話のほうが心に響きやすいので、アリかなと思う。幼稚園や保育園は宗教系がオススメというのもうなずけます。
    ちなみに我が家の子どもたちは最近、長男の友達のおうちが教会なのでイベントのたびに出かけ、そこでお話を聞いてきています。親が話してもなかなか聞いてくれないのに、第三者的立場の大人が話すと耳を傾けるので不思議です。
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    投稿日:2015.07.26

  • TigerPANDA

    TigerPANDA

    子どもの教育をテーマにした、知の巨人・佐藤優と国会議員・井戸まさえの対談。前半は比較的具体的に「書く力」や「読む力」、また「受験」などいくつかの項目に分けてそのポイントを佐藤優が説明する形。後半は『八日目の蝉』を題材に、そこから現代の家族関係の問題点を読み解いている。

    対談という形式だからか、全体を振り返るとなんとなく焦点がぼやけてしまう。けれど個別具体的に詳細を見ていくと参考になる部分も多い。たとえばこんなところ。

    ◼️本は書き込みをしたり、ポストイットを貼るなどして、汚して読むというのが佐藤流読書術でしたね。それでこそ頭に入るのだと。
    ◼️p36-37 理屈で説明するのは難しい民族の特徴や文化を、神話はわかりやすい言葉で物語っているからです。
    ◼️p54 「親はどんなことがあっても子どもを許す」「子どもの味方である」という信頼関係をきちんとつくっておくことですね。
    ◼️p56 偉人の話の対極になるのですが、社会はわれわれ凡人によってつくられているということも忘れてはなりません。だから、ふつうの人が危機的な状況においてどういう選択をしたかを学んでおくことは、重要だと思うんです。
    ◼️p131 国際社会に通用するためには、外国語と数学と国語の力が重要です。国語はイコール論理の力です。この3つは絶対に必要ですね。

    ただ本の最後で、子どもの教育で大事なのは結局「信頼醸成」なんだという主張がされていたが、これは些か唐突すぎではないだろうか。
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    投稿日:2015.07.20

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