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渡部昇一 / 講談社現代新書 (125件のレビュー)
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総合評価:
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2
確かに存在する知的生活
書籍説明に「知的生活とは、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ生活である。」とあるが、その核となる読書生活を中心に話題は展開していく。筆者の実体験をもとに、読書によって得られる喜び、それを手…に入れるための読書に対する考え方から、知的生活のための住居空間の活用法、日々の時間の使い方、食事や睡眠、などが図や引用も交えつつ深く考察されている。 なにしろ40年も前の本であるから、所々時代の違いであまり参考にならない部分(例えば、当時はクーラーがあまり普及していない)などあるが、著者が語る本質的な部分については全く色あせていない。読書習慣のあまりない人が本書を読めば大いに啓発されるであろう。 内容とは直接関係ないが、著者の執筆生活についてもいくらか書かれているので、渡部氏の他の著書を読む予定がある方は、その前に本書を読んでおくといくらか参考になるかもしれない。続きを読む
投稿日:2015.04.13
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pinkfish
海外の人が継続して本などから知識を得ているのに対して、昔から日本の社会人は本を読まないと言われたみたいですね
投稿日:2024.02.01
裏竹秋
おもしろいし、おほむね賛成 いやあ初めて読んだが、いろんなエピソードが出てきてめっぽうおもしろかった。たくさん笑った。 たしかに後半、頻繁に精神分析を持ち出してきてオカルトめいてきたり、ワインとか…ビールとかいふ変な部分はある。 しかし全体的にかなり納得・共感した。たとへば、知ったかぶりをする子供は進歩がないとか、カントの規則正しい生活と血圧とか、見切り法とか、知的生活と縁のない配偶者とか。なるほど!である。しひて言へば知的空間のための建築の部分があまり現実味がないが、まあ理想を高く持てといふことであらう。続きを読む
投稿日:2023.02.20
shokuzaisetto
久々に再読。もう46年前の著作ということで、後半のノウハウ的な部分は、色々な意味で時代性を感じる点も少なくない。が、「過去の成功例をそのままマネしても、意味がない」ということは、著者自身がそもそもちゃ…んと書いている。この点を念頭に置きつつ、どう応用できるかを考えながら読めば、今でもとっても参考になる1冊。 本書のなかでより普遍的なメッセージは、前半部分だろう。分かったつもりにならない・分かることを恐れる「知的正直」の大切さや、自分自身の古典を作ることの意義は、著者自身の読書遍歴や当時の世相も交えて具体的に語られているがゆえに、かえって古びない。続きを読む
投稿日:2022.09.25
こうき
初版は1976年4月発行。時折読み返しているが、読むたびに新たな発見がある。 本書は知的生活の肝を「本との関わり」と定義しており、書斎の設計図まで提示されている。本をネットに置き換えて、有効な活用方法…を考えるのも面白い。続きを読む
投稿日:2022.03.12
hito-koto
このレビューはネタバレを含みます
渡部昇一「知的生活の方法」、講談社現代新書436、1976.4発行、再読。20代後半時に読んだ時、いい本だなと思いました。ハマトンの「知的生活」に触発されて執筆されたとか。自分をごまかさない精神、古典をつくる、本を買う意味、知的空間と情報整理、知的空間と時間、知的生活の形而下学の6つの章立てです。著者は本の購入と図書館を持つことに強いをこだわりを持ち続けられました。経済的に余裕があればいいなと思います。でも、今は、インターネット、パソコン、バーコードの普及で、図書館にある本は大体すぐに読める時代ですね。
投稿日:2022.02.17
しん
これまで読んだ知的になる本の中で、一番自分に合う感じがした。 学びの興味はあっても、選ぶコツだとかが適当だとうまくない。自由をとって幸せを取らないみたいなことにもなりかねない。 知的な自由でいなが…ら満たされる可能性を感じられた。いつまでも勉強をしているけど、強い諦めも感じていた。少しマシになれそうな気がした。続きを読む
投稿日:2021.12.31
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