大江戸えころじー事情

石川英輔 / 講談社文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
2
0
1
0
0
  • かつて日本はナチュラルにこれだけエコだった!

    本書を始めとする大江戸事情シリーズは、エネルギーに何でも頼ってしまう現代人が失った、太陽を最大の資本としてきた江戸時代の生活の知恵や実態を紹介。現代に応用可能な技術や生き方を考えるきっかけをくれます。早いうちから大きな都市となった江戸が、そして日本人がこんなにもナチュラルにエコだったのかと驚いてしまいます。ボヤキとして書かれた著者の主張が少々うるさいときもありますが、それも今のエネルギー事情を憂えばこそ。自然に頼るというよりも、自然と共に生きた江戸時代の知恵をどうぞ。(スタッフI)続きを読む

    投稿日:2013.09.20

ブクログレビュー

"powered by"

  • amitatom

    amitatom

    「化石燃料大量使用のヨーロッパ文明・自然征服型文明」から、「太陽エネルギーだけで生きる生活・完全な循環型社会」への方向転換を江戸時代の例証をもとに訴える。

    ●化石燃料に大きく依存した現在の便利な生活は間違っている。

    人力は食料をエネルギーとしているが、江戸時代においてそれは太陽エネルギーと同義。江戸・大坂といった都市でも飲み水として使われた川の水。重要な肥料として回収される人糞。・・・かつての日本は持続可能な完全循環型社会の先進国だった。・・・

    江戸時代において、人件費は太陽エネルギーという資本(が元となる食料)なので安い。太陽エネルギー以外に投入できるものがないから、人は骨惜しみせず働く(エゴが少ない)。大量生産はできないので、ものを大切にする。
    現代において、人件費には化石燃料にかかる費用が加算される。その上化石燃料エネルギーを投入すれば大量生産できるので、人は楽をしたがる。化石燃料確保を求めた収奪が国家レベルで始まる。消費社会となり物は使い捨てになる。

    江戸時代を知る事によって、気づきにくい現代の弊害(人間のエゴ―エネルギー問題―環境汚染・人への汚染)の仕組みを考えさせられる。

    江戸時代の日本は持続可能な完全循環型社会の先進国だった・・・植物国家/太陽の国ニッポンを見直す一冊。
    続きを読む

    投稿日:2011.06.03

  • office4690

    office4690

     ものすごく不便な生活を強いられても、現代に生きる私たちの生活を見直さなければ大変なことになるのは分かる。日々肌で感じはじめている人たちが多いのではないだろうか。大きな舵きりは国家の英断というよりも、民衆の大意がそれを決めるのだとか。豊かさは化石燃料の膨大な消費があってこそ享受できるのだ。そんな仕組みを見直す手本としてわたしたちの身近にあった江戸の生活をもう一度評価してみようというのが本書の試みなのだ。大江戸事情シリーズは8冊発刊されている、その内容は興味が尽きない。続きを読む

    投稿日:2011.03.29

  • ぴの

    ぴの

    江戸時代の庶民の生活に現代社会におけるエコロジーなものがあるという…そういうお江戸の生活事情を交えた本。江戸東京博物館にちょっと行きたくなる。

    投稿日:2010.08.11

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。