【感想】おやすみプンプン(1)

浅野いにお / ビッグスピリッツ
(177件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
55
58
35
9
4
  • 感情移入中

    主人公プンプン。
    悩んだり、苦しんだり、流されたり、葛藤したり、時にはプンプンなりに立ち向かいます。
    もうひとつの人生を味わう気分です。はまり過ぎて一緒に墜ちないように気をつけて読んで下さい。

    投稿日:2013.10.31

  • シュールな悲しみ

    リアルに描かれた世界の中で、主人公のプンプンとその家族だけが落書きのような、鳥のようなキャラクターとして描かれます。プンプンの表情は見えず、その感情を読み取ることができません。好意を寄せていた愛子ちゃんと離ればなれになった後、本心を偽り生活していたプンプン。偶然愛子ちゃんと遭遇するも、彼女もまた仮面を被り自分を隠して生きていました。狂気のような愛で結ばれてしまったふたりは、ジリジリと追いつめられていきます。日常で起き得るリアルな絶望が描かれ、読み進めるのがしんどくなる場面も多いものの、時折見せられる小さな希望を信じたくなってしまう。そんな吸引力を持っています。(スタッフI)続きを読む

    投稿日:2013.09.20

ブクログレビュー

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  • なな

    なな

    この本にたくさんのファンがいることが重たくても受け入れてくれる人がいるっていうことの証明だよ、人間万歳

    投稿日:2023.10.05

  • さとうた

    さとうた

    このレビューはネタバレを含みます

    重い腰を上げて読んだが、やはりしんどい。

    メインの登場人物がだいたいみんな自分勝手で、でも時折優しくて、葛藤を抱えてる。プンプンを呪って絶望に叩き落とすのも、気付きを与えるのも、引っ張り上げるのもそういった身勝手な人たちの葛藤の上での行動なわけで。ある意味お互いが相互依存して成り立ってる図式。
    そんななかで「普通で順当な」人間性を持っている三村ゲス美、大家のおっちゃん、晴見くんの清涼感ったらない。特に最終話の晴見くんは、すぐそばの幸せに気づけてイージーに幸せな人生を歩んでいる代表として、近くの幸せに気づけず呪われ続けたプンプンとの強烈な対照になっていた。でもそんな晴見も衝動的に「誰か殺さなきゃ」なんで頭をよぎる一面もあったり、たしかに人間ってそんなものかなーと思わされる。

    でも愛子ちゃんは終始こわすぎる。プンプンに取っては呪いでもあり、生き続ける(絶望ごっこ)を続けるための理由(依存先)にもなっていた。
    プンプンを死なせない(依存しきっているので一緒にいるため)に母を最終的に殺したのは自分といったり、自分が自主するといっておきながら1人でに首を吊ったり身勝手の極意すぎる。
    終盤になってさっちゃんがプンプンがまともに努力を続けてたことを知っていく展開との比較で異常性が際立つ。

    身近な幸せに気づいて素直に反応できる人間でありたいねー。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.16

  • わんわ

    わんわ

    七夕の無料開放で読了。3日で読む話じゃなかった。

    身勝手で過去に囚われて目先の幸せに気付かない人たちがもがいて足掻いてその先に光がある訳もなく…綺麗なバットエンド。

    こんな世界でもいなくなって欲しくなかった。


    読了後クソみたいに鬱々して今もまだ引きずってるけどこれは現実と戦う漫画らしいから明日もクソみたいに生きるんだ。

    関くんと清水くんのブロマンス的な関係が物語唯一の癒し。

    心に留めたいセリフは沢山あったけど、もうとうぶん読みたくないや。
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    投稿日:2023.07.10

  • りーね

    りーね

    このレビューはネタバレを含みます

    鬱マンガ好きは読んだ方がいい、と学生時代の友人が私に言っていたことを思い出す。印象的な表紙に書店でもらったカバーをかけ直しながら。
    アジカン好きで入ったソラニンの映画に原作を読んで胸を打たれていたがその作者だと聞いて。。ふざけた(ように見える)タッチのイラストを見ながら1話から読んで、確か屋上に行ったあたりで怖くなって読むのをやめた気がする。精神を守るために。。
    そんで大人になった今、無料になったというから便乗する感じで重い腰を上げて読んでみた。
    結論から言うと具合悪くなった。フィクションなんだからそう思って読めばいいのに、誰も彼も人間の、他人には隠しながら生きてる部分があるけど、それがリアルすぎて変に共感して少年だったこともないのに少年だった頃の罪悪感に苛まれて、母になったこともないのに母の罪悪感に苛まれて……という感じで、展開がわりとフィクションみを帯びる後半まではなんだかつらくて布団でずっと泣いていた。
    ということは、人が一度でも感じたことがある罪悪感とその爆発しそうな鬱を、どんな立場の人もそれなりに感じたことのあるレベルでみんな感じてるんだな。この作品の展開よりはマシだな。って自分を守って周りに感謝して安心するっていうひどい使い方をしてしまった。でもそれくらいしないとしんどい作品ってことで……
    また落ち着いてこれをフィクションだ!!と思って読めるタイミングがあればちゃんと感想を書きたいけれど、読後1日おいた感想はこんな感じです
    覚書として。

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    投稿日:2023.07.09

  • カワゾエカズヒロ

    カワゾエカズヒロ

    おやすみプンプン、当時は成長した愛子ちゃんが怖過ぎて読むの止めちゃったんだけど、
    大人になってから読むと愛子ちゃんは最初っから恐怖だよね。
    震えるほどしんどい。

    投稿日:2023.07.09

  • aoi

    aoi

    鬱々言われてるから身構えていたが、予想していたより静かな感動系だった。100話以降は畳み掛けて苦しいが…
    世界観とか、人生に関して悟ってる人たちのセリフとか、凄い独特。
    暗い時に読んだら、まあ暗くても小さな幸せがいつかあるかと思える気がする、そう思った

    印象に残った言葉:私の人生って不幸と不幸の間を雨宿りするなんて悲しいわね…
    続きを読む

    投稿日:2023.07.08

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