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河合敦 / 扶桑社BOOKS新書 (4件のレビュー)
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総合評価:
くっちゃね村のねむり姫
実に面白かった。また特典もとても興味深いものでした
トリビアが満載です。でも一番ビックリしたのは、「遠山の金さん」を今の若い人は知らないという指摘でした。そのうちに、水戸黄門も、大岡越前も長谷川平蔵も、赤穂浪士も、清水次郎長や国定忠治も、知らない人が…出てくるんでしょうね。私などは、この時代の歴史に興味を持つ発端は、勿論時代劇ですが、我々の親世代は、浪曲だといいますよね。TVでも時代劇の放送がされなくなってきたことが原因なのでしょうね。なんか寂しいですね。それに変わるモノがゲームなのかなぁ。 それにしても、次から次へと新事実も発見されているようで、私としては興味が尽きません。やはり歴史は年代を覚えることではなく、その時代に生きた人、その人が何を考えどう生きたかを考えることなのでしょうね。続きを読む
投稿日:2022.10.02
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masazumi
下世話な話から真面目な話まで、特に江戸時代を中心にトリビア的な話がいっぱい。雑学として読むのも楽しい。 明治維新以降、薩長の影響を受けまくっている現在の日本史の授業では聞けないような、徳川幕府がいかに…戦国の混乱期から平和な時代を築こうと苦心したのかという観点で読むとさらによい(そんなこと考えずに雑学としても十分に楽しめる)。 学校で習う内容を、違った視線で知り、さらに考えるのにはよい。意外と知らない江戸時代の庶民の暮らしを知るのも面白いもの。時代劇の脚色と実際の違いも読んでいて楽しい。続きを読む
投稿日:2021.01.31
poron330
一般の人が思い描いている、若しくは昔学校で習った江戸時代は、実際には違うことも多く、真実の姿をこの本は教えてくれる。歌舞伎や大河ドラマの設定で有りがちな忠臣蔵(浅野氏が吉良氏に切りつけた理由はわかっ…ていない、精神的疾患との話も・・・)とか、実際に使われていた言葉(”藩”とか当時は使われていなかった言葉も多い)も違う。特に遊郭が興味深い。その中の花魁(遊郭内の最高級嬢)ともなると少なくとも3度は店に行かないと寝られない。日に払う金額は米換算で10万円(大工換算では50万)でこれは店に入るお金。その間は飲んで話して、芸を見て過ごす。これは遊郭においても出会い、親しみ、恋をし、男女の関係となるというプロセスが必要なため。で、何日か後にようやく床入りでこのときの「床花」が花魁の収入(床花のうち3割は店やスタッフに払う)。この金額は米換算で50万円~(大工換算では250万~)となる。・・・高い。これにはまる大名もいて、幕府に処罰された人も。でも花魁も服やアクセや化粧品は自腹だから余り残らないらしい。 その他江戸時代に最も出世した柳沢吉保の出世努力(家来にまで身を慎ませ、道でも端を歩かせたという)や、大奥の仕組み、庶民の風俗や生活など面白く読める。続きを読む
投稿日:2020.10.12
とろ
するするーっと気軽に読めたエッセー 江戸時代が好きな人は別で聞いたことある話もあるんじゃないかな。 でも、こういう話をもっと知ってたら、歴史が、楽しくなったと思う。
投稿日:2020.08.11
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