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齋藤孝 / SB新書 (640件のレビュー)
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総合評価:
skr4
「本を読む為にこの本を読む」ハードルの高さ
一度でも読書にどっぷりハマった時期がある人なら、しばらく離れていてもこの本を読めば「そうそう、こういう感覚だ!」と思い出してまたハマるきっかけが持てると思います。 私はこのタイプで、読書生活から数年…離れていましたが、まえがきを読んだ時点で「またいろんな本が読みたい」という気分になれました。 でも、今までまともに読書をした事がない人や、SNSが生活の中心みたいな人が「どういうきっかけがあれば本を読む気になれるのか」を目的としてこの本を手にしたら、かなりハードルが高いように思います。 まず、蘊蓄が多い。 読書好きであれば著者の饒舌な語り口に共感しながら、時にわくわくしながら読むことができますが、活字が苦手な人にとってはこの蘊蓄がもうアタマ痛くなってくるのでは…?と感じます。 なので、ざっくりと言わせていただくと、 「大事なことはまえがきで完結している」です。 まえがきを読んだ時点で「何か本を読んでみようかな」と思えたら、その衝動を大事にしてこの本はひとまず閉じた方がいいですね。 何か読んでみたけど漠然として読書の楽しさが分からない…と感じたら、またこの本を少し読み進めて「読書のコツ」を掴んでいくと良いかもしれません。続きを読む
投稿日:2020.01.23
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S
このレビューはネタバレを含みます
著者は、最近の世の中に教養のない人が多いことを懸念している。教養があれば世の中の複雑な楽しさに気付くことができるようになり、人生が面白くなる。そして、それは本を読むことで解決する。また、本を読むことで作者や登場人物のワールドを自分の中に根付かせワールドを増やしていくことが出来る。 話は面白いが、作者のいう教養が蘊蓄に感じる場面も多く、仮に大学でこの作者の講義を聞いていたら集中力が途切れて眠くなりそうだと感じてしまった。 以下メモ ・思考を深める本の具体的な読み方 ①面白いと感じたところをメモをする ②内容を人に話す ③話す友達がいないならレビューを読む ④本の中で好きな文章を3つ選ぶ
投稿日:2024.04.12
ゆつ
本の読み方がいくつか紹介されていて、難しそう、手強そうと思っていた本を読んでみようという気になりました。 理解できなくても、読む価値はある。 知識をつければ、面白いことがもっと増える。
投稿日:2024.04.11
jkrabi
読書好きとしては、どんな場所にたどり着けるかが知りたくて手にするが、得られるものは少なかったかな。あまり読書しない人には、その有用性がわかるので良いかもしれない。でもそもそも読書しない人がこれを読みた…いか、どうか。 ■読みたくなった本 菊と刀 弓と禅 続きを読む
投稿日:2024.04.05
ARIA
無節操で調子がいい物言いが多く,想定されている読者のターゲットが不明瞭。 ある程度本を読んでいる人(正確に言うと,実は「本を読んでいる」必要性もなくて,きちんと物事に対して考えながら取り組むことがで…きる人)にとっては,改めて言われなくても当然のように理解できることしか書かれていないので,それほど読む意義が感じられないものになるだろうし,読書が苦手な人からしてみれば,反感を覚えるような物言いで,共感性に乏しく,寄り添っていない感じが強いと思われる。 強いていうならば,読書していることに特権意識を抱きたい人が,自らを慰めるために読むのには適しているのかもしれないが,本文中で著者自身がそのような読書態度を批判している。 (そのわりに,著者の「本を読んでいる自分凄いでしょ!」という高慢な様子が端々から見てとれるので,いやそれが本音でしょうに,建前でだけ高尚で立派なお題目を掲げるなんて卑劣だなあ…と鼻で笑いたくなってしまう。) ゆえに,どの層に向けて書かれた内容であるのか,いまいち判然とせず,理解に苦しんでしまう。 主題である「読書することは人間性を深めることに繋がる」ということに対する科学的根拠,具体例などは一切提示されておらず,ただ著者がそう思っているだけに過ぎないという繰り返しに終始している。 その上で繰り広げられる著者の自慢話に延々と付き合わされるだけで,得るものは少なかった。 本文中で浅くて薄っぺらいものに(短い人生の貴重な)時間を使っている暇なんてないと書かれているわりには,この本自体が浅くて薄っぺらいという矛盾したものになってしまっているのが,皮肉であり残念。 まあ,そもそも自分には,この手の"ただの個人の感想(主義主張)です"にしか過ぎない新書が向いていないだけという気はする。 表現が平易で,異常ともいえるほどに読みやすく,手早く読めるので,そういう本を所望している人には適していると思えるし,良い点として評価できたので,星は1ではなく2とする。続きを読む
りーたん
今まで父親が教えてくれた本を読むメリットと読むべきおすすめの本がこ驚くほどそのままこの本に含まれていて終始頷いている自分がいた。あらゆる本を読むのも大切だが集中的にテーマや作者を絞って深掘り、知識を深…めていく必要もあると感じた。中に含まれていたおすすめ図書も片っ端から読み倒したくなった、特に人間失格をこの年でもう一度読んでみたい。きっと今なら理解できること、主人公と自分の悩みや感性を照らし合わせて解を見つけることができそうだと思った。またこれからもたくさん読書をするモチベーションになった!続きを読む
投稿日:2024.03.28
みちょはちゃ
読書する人だけがたどり着ける場所 齋藤孝 ∞----------------------∞ 読書好きなのにこういう本が好きで読んでしまってるんだけど、自分を肯定されたいという面もあるし、どんな本が紹介されているかという興味もある。 2 ・認識力はあると思ってる(が、語彙力は難しい)。 ・物語を読んで脳で映像化。映画化した時に私が思ってたのと違うーみたいなのがこれ。そう思うと、読んだ後の映画が別の意味で面白い。 ・著者の目で見る(見てます)。 ・この著者は好きだけど他の著者はよく知らない、とならないように毎月違う著者の本を読む著者月間。 ・背景にある精神文化を学ぶ(たまたま選んだ小説の舞台がコロナ禍だったらイラッとするのは違うか)。 ・深みにハマりなかなか進まない小説も恐れずに。ということで、旦那が何故か持っている「カラマーゾフの兄弟」を借りよう。 3 ・本を読んで自分の周りに当てはめる。 ・ハッとしたところでメモをとる。 ・思考を深めるために読んだ後、人に話す。ネットのレビューもOK。 ・本の中から好きな文章を3つ選ぶ。 ・ツッコミを入れる。ニーチェにツッコミとか相手がすごい人ほどやりがいがありそう! ・先を予測しながら読む。推理小説では何となくやってるかも? 4 ・自分に足りない知識の本を読む。 ・読んだことが頭に残っていないと悲観することなかれ。読んでいくうちに繋がりが見つかり定着していく。 ・1つのテーマで5冊読む。5冊でAランク、20冊でSランク。 ・繋がりを意識して本を読む。 ・ベストセラーは流行っている時に読む。たくさんの人が読むものは何かしらいいところがある。 5 ・偉大な人の器に触れる ・時代を超えた普遍性を読み解く。ギリシャ神話とか、古事記は読みたいと思ってる。 ・自分だけの名言。これは先日読んだ「読書セラピー」で知った「モンテスキューが20年かけたことを飛ばし読みして分かった気になるな(かなり雑な言い方ですいません)」。飛ばし読みとか性格上絶対できないししたくない。 6 ・勝つとか負けるかとかじゃなく生き方。 ・生きるとは。先日生きることに意味はないと結論を出したけど。それよりも人生を愛するということ。 ・「論語」も読もうか。東洋の自分のルーツの本を読むって大切かも。 ・1度きりの人生。人生100年と言われるからこその半分、以前は寿命だった年齢の私。本を通じて他人の人生を追体験!この考えは面白い。 7 ・本物を読む。無駄な時間が無い私に? ・集中力の訓練になる読書。レベルの高い本を読んで自信をつける ・クライマックスは音読で著者の肉声を味わう。 ・本だけに限らず、とっかかりとしてコミックや映画も良い。orではなくand。 ・分からないところがあってモヤモヤしながら読むのもいい。 ・どっぷりハマるのもいいが影響を受けすぎて危険なことも。場合によっては批判的に読むことも必要。 2024/03/26 読了(図書館)
投稿日:2024.03.26
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