【感想】戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

加藤陽子 / 朝日出版社
(45件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
25
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4
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  • この講義をきけた、生徒が羨ましい。

    とても大事な歴史の勉強もせずに、日本国籍を有していることに、恥ずかしい思いをしましたが、でも、この歳になって、このように素晴らしい学習をできるのだから、やっぱり、人生というのは、いいものですね。とても読みやすい文章ですので、ぜひ、ぜひ、一読を。続きを読む

    投稿日:2019.03.11

ブクログレビュー

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  • かの

    かの

    教科書には載ってないことが掘り下げて書かれている。
    戦争を阻止する選択肢がいくつもあったこと、知りました。

    投稿日:2023.08.16

  • ykikuchi

    ykikuchi

    日本が戦争へと向かっていくまでの歩みを史料から読み解いている。6回に渡る講演を書籍としたものなので、会話をするかのごとく進行する。
    世界が日本にどうすのか問いかけられた3つの交渉を史料から読み解き、当時の状況を適切に理解することを目指している。
    一つ目の交渉は、1931年9月に関東軍が主導した満州事変に対して、国際連盟から派遣された調査団が作成したリットン報告書をめぐる交渉。
    二つ目の交渉は、1940年9月の日独伊三国軍事同盟条約締結について。
    三つ目の交渉は、1941年4月から11月までに行われた日米交渉。
    最後の注釈に、本書の参考図書もあり、講義を再演しようと思えばできるかもしれない。歴史を学ぶ楽しさを体験出来るお薦めの一冊。
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    投稿日:2022.01.13

  • Fumi

    Fumi

    「こうなる運命だった」というような言葉は真実のときもあるだろうけど、ほとんどの歴史においては間違いなんだとわかる。運命ではなく、選択の結果。 一般国民の当時の考え方を、国民と対極な場にある人間の視点から知るという歴史学独特の見方を教えてくれたり、軍部の話が熱を持ってきたらすぐさま全く別の、例えば天皇の意向について触れたり…ついつい入れ込みすぎてしまう聞き手の感情を冷静に引き戻してくれるような揺さぶり方が好き。2冊しか知らないけど、この先生はW.A.ワードのいう偉大な教師にはいるんじゃないかな。続きを読む

    投稿日:2021.12.19

  • 人生≒本×Snow Man

    人生≒本×Snow Man

    中高生と学んだ前著が良かったため、本書を紐解いた。ジュンク堂の呼びかけで同じく中高生と学ぶという状況は同じだが、彼ら彼女らの発言が少ない印象を受けた。

    内容は、リットン報告書、三国同盟、日米交渉。どれも初めて知る事実ばかりで歴史の厚み、多面性が感じられた。

    与党批判がところどころ発せられ、そこだけ浅薄が際立ってしまったように感じる。
    続きを読む

    投稿日:2021.06.04

  • masaniro2

    masaniro2

    史料を踏まえた、日本と世界各国の思惑、言ってるだけのことと本心とが入り乱れた、非常にエキサイティングな本でした。

    図書館で借りて読みましたが、コレは買いだ。

    投稿日:2021.06.02

  • ライプニッツ

    ライプニッツ

    前著「それでも日本人は戦争を選んだ」を読んで、感銘を受け、こちらも拝読しました。
    前著に負けず劣らず、こちらも素晴らしい著書でした。

    史料に基づくこと、その史料についても一面的な見方をしないこと、歴史を考える上で重要なことは何かを教えてくれます。

    内容的には高度なことも含まれるのでしょうが、分かりやすく噛み砕いてお話ししてくださるのでとても読みやすいです。

    歴史を学ぶことの意義と楽しさを教えてくれます。

    同じような形式での次回作を期待します。
    続きを読む

    投稿日:2021.05.09

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