【感想】ハンティング 下

カリン・スローター, 鈴木美朋 / ハーパーBOOKS
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
2
8
8
1
0
  • 女性の強さを感じさせる一冊です

    女性検死官サラと特別捜査官ウィルはそれぞれシリーズ化されているらしく、今回は初クロスオーバー作品だとか。
    とにかく女性の強さ、逞しさを見せつけられる作品だった。
    出てくる男はヘッポコだらけ。
    に女性たちはみな何らかのハンデやトラブルを抱えながら懸命に生きている。
    そういった女性ならではの悩みや問題を丁寧に描くことで、鈍感な男どもへの作者の警告とも受け取れる。
    派手などんでん返しがあるわけではないけれど、最後までハラハラさせるスリリングな展開にページを捲る手が止まらなかった。
    続きを読む

    投稿日:2017.12.10

  • 繋がっていく心地よさ

    散らばった情報が少しずつまとまっていくようで、振り出しに戻る。最後には一気に繋がっていく。その心地よさとハラハラする展開に目が離せなかった。毎度思うけど、場面転換が映画やドラマを見てるようだ。

    投稿日:2020.07.15

ブクログレビュー

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  • シキモリ

    シキモリ

    下巻に入って捜査はようやく進展を見せるが、終盤で犯人へと繋がるきっかけが些か安易過ぎて、ラストは著しく失速する。それに加え、犯人の人物造詣やその置かれた環境もステレオタイプなので、上巻で積み上げたディテールや緊迫感を活かせているとは言い難い。社会派ミステリーとしても中途半端な印象は否めず、実は物語の筋立てに関して引き出しの少ない作家ではないかとつい邪推したくなる。キャラクター小説として読む分にはすこぶる面白いのだけれど、本筋においてこのパターンが(とりわけ上下巻で)続くようだと、結構辛いかもしれないぞ…。続きを読む

    投稿日:2023.01.31

  • ヒボ

    ヒボ

    このレビューはネタバレを含みます

    初のカリン•スローター、読み終えてから検視官サラ•リントンと特別捜査官ウィル•トレントがそれぞれ主人公となる作品があり、本書でその2人の主人公達がクロスオーバーする作品だったことを知りました。

    その辺りをきちんと理解したうえで時系列に読み進めていればもっと違った読後感と評価になったのかも知れません。

    積読まみれの読書生活ですが、機会を作りデビュー作である「開かれた瞳孔」から手にとってみたいと思いました。



    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    捜査が難航するなか、新たな女性が行方不明になった。これまでの被害者と同じく、裕福で社会的地位が高く、やせ形の美人で嫌われ者―。だが被害者をつなぐ接点はなく、犯人の影は全く見えない。刻一刻と時間が過ぎるなか、ウィルは彼女たちが摂食障害を抱えていたことに気づく。そして、そこに隠された暗い秘密にも…。緻密な計画性と異常な暴力性をあわせもつ犯人のシナリオとは!?
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    スローター,カリン
    エドガー賞にノミネートされた『警官の街』や、発売するやいなやニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストにランクインした『プリティ・ガールズ』をはじめ、“ウィル・トレント・シリーズ”“グラント・カウンティ・シリーズ”で知られるベストセラー作家

    鈴木/美朋
    大分県出身。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.07.17

  • かたくり

    かたくり

    このレビューはネタバレを含みます

    1巻でぐろいなぁと思い、読むのをやめようかと思ったけど、ラスト捕まった人のその後が気になったので、2巻も読んでみた。
    犯人は聖書・キリスト教に偏見があり、物語に食い込んでいた。また読もうとは思わないが、アメリカでは宗教が深く根付いていることがよくわかった。やはり日本は特殊なんだなと思った。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.04.05

  • (・ω・)

    (・ω・)

    捜査官ウィルトレントと検死官サラが出会うなんて、カリンスローター読者の気持ちわかりすぎてる!!!
    読み終えてしばらくたったんだけど、サラが持ってた手紙には結局何が書いてあったんだっけ…
    読んでるときはめちゃくちゃおもしろいのに、少ししたら内容忘れちゃう。けど面白いから続編も読みます。事件は解決だけど、ウィルやフェイスたちはこれからどうなるんだろう。気になる続きを読む

    投稿日:2022.02.04

  • iwatama

    iwatama

    このレビューはネタバレを含みます

    あとがきを読んで知ったんだけど、どうもこの本はシリーズものらしい。
    だから話の進め方が強引だな?と思ったり、最後フラグ回収してないな、と思ったりしたのかな…。
    それでも、フェイスとウィルがこの事件はポーリンが始まりだって思うに至ったところが理解できない。この流れでなぜポーリンが原因だと思うのか不思議で仕方なかった。そして最後までそこはわからなかった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.11.24

  • Yurico

    Yurico

    捜査が難航するなか、新たな女性が行方不明になった。これまでの被害者と同じく、裕福で社会的地位が高く、やせ形の美人で嫌われ者―。だが被害者をつなぐ接点はなく、犯人の影は全く見えない。刻一刻と時間が過ぎるなか、ウィルは彼女たちが摂食障害を抱えていたことに気づく。そして、そこに隠された暗い秘密にも…。緻密な計画性と異常な暴力性をあわせもつ犯人のシナリオとは!?続きを読む

    投稿日:2021.08.12

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