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O・ヘンリー, 小鷹信光 / 河出文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
future4227
O・ヘンリーのイメージが変わる短編集
O・ヘンリーといえば『最後の一葉』が有名すぎて人生訓的な小説のイメージが強いが、ミステリーというか犯罪小説的な短編も数多く残していることがわかる。 しかも、1984年刊行時にまだ200編以上もの未訳作…品があったとか。 その後、翻訳作品は増えたのだろうか? いつか全編読んでみたい。 正直オチが理解しづらい作品も多いが、『あやつり人形』『とりもどされた改心』は悪人の心の中に潜む良心をうまく描いていて好きな作品だ。 ちょっと間抜けな詐欺師の話や探偵の話など落語のようなユーモア感も持ち合わせている。 まさに短編の名手。 余談だが、至る所で日露戦争の話題が出てくるところを見ると、当時アメリカでもかなり注目を浴びていた戦争だったのだろうか?続きを読む
投稿日:2017.04.23
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【静】
【O・ヘンリー誕生日読書会】参加の為に。最後の一葉、賢者の贈り物しか知りませんでしたが、ミステリーも書いていたんですね。ミステリーというより犯罪に何となく関わる短編でしょうか。ハートウォーミングな話も…あります。全28編。「X嬢の告白(詐欺)」「不貞の証明(罠)」「とりもどされた改心(前科者)」「隠された宝石(宝探し)」あたりが好き。「名探偵シャムロック・ジョーンズ譚」はパロディとの事ですが出典は分かりませんでした。続きを読む
投稿日:2014.09.11
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