【感想】O・ヘンリー・ミステリー傑作選

O・ヘンリー, 小鷹信光 / 河出文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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  • O・ヘンリーのイメージが変わる短編集

    O・ヘンリーといえば『最後の一葉』が有名すぎて人生訓的な小説のイメージが強いが、ミステリーというか犯罪小説的な短編も数多く残していることがわかる。
    しかも、1984年刊行時にまだ200編以上もの未訳作品があったとか。
    その後、翻訳作品は増えたのだろうか?
    いつか全編読んでみたい。
    正直オチが理解しづらい作品も多いが、『あやつり人形』『とりもどされた改心』は悪人の心の中に潜む良心をうまく描いていて好きな作品だ。
    ちょっと間抜けな詐欺師の話や探偵の話など落語のようなユーモア感も持ち合わせている。
    まさに短編の名手。
    余談だが、至る所で日露戦争の話題が出てくるところを見ると、当時アメリカでもかなり注目を浴びていた戦争だったのだろうか?
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    投稿日:2017.04.23

ブクログレビュー

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  • 【静】

    【静】

    【O・ヘンリー誕生日読書会】参加の為に。最後の一葉、賢者の贈り物しか知りませんでしたが、ミステリーも書いていたんですね。ミステリーというより犯罪に何となく関わる短編でしょうか。ハートウォーミングな話もあります。全28編。「X嬢の告白(詐欺)」「不貞の証明(罠)」「とりもどされた改心(前科者)」「隠された宝石(宝探し)」あたりが好き。「名探偵シャムロック・ジョーンズ譚」はパロディとの事ですが出典は分かりませんでした。続きを読む

    投稿日:2014.09.11

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