【感想】花霞の夜は明ける 【イラスト付】

高那シキ, ロッキー / SHY文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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  • 切なくて美しいお話でした。

    全編がずーっと透き通った切なさと寂しさに包まれた、
    とにかく美しいお話でした。

    主人公の篠宮がとにかく温かくて優しい人なので
    それがひたすら全ての救いになってます。
    二人の柏木に翻弄されながらも、とにかく温かくふたりを包んでいきます。
    彼も抱えている物があるのですが、そんなもの全然感じさせないくらい。
    ええ奴やー(笑)

    篠宮さんが迷いつつ恋に落ちてゆく様がユーモラスに語られていたりして、
    同僚女性とのやりとりも楽しくてついつい笑ってしまいます。

    話自体は過去の事件が深く関わっていて、
    「そーだったのかー!」と謎解き的な部分もあるのですが、
    それがわかっても尚、いや、わかったからなおのこと、
    切なく美しい恋物語になっています。
    読み終わった余韻が後を引く作品で、
    同じ作者さんの違う作品も是非読んでみたいところです。

    イチゴカフェオレ、切ねぇ飲み物だなー(涙)
    続きを読む

    投稿日:2016.10.31

ブクログレビュー

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  • shirotae16

    shirotae16

    エブリスタBL文庫大賞受賞作の新人さん。
    なんていうか色々と惜しい。場面場面のエピソードが短く、且つあまり内容に変化がないので冗長にも感じられる。アキの存在も、帰り道で会って言葉を交わすぐらいしか特出したところがなく、感情移入しづらかった。脇を締めるのは腐女子もどきな同僚でコミカルな描写が楽しいが、こんなに必要かと問われると、うーん。肝心の事件がもたらした二人のトラウマについても、解決というか消化されていない感が残る。
    web小説としてならいいけど、ひとつの小説として捉えた場合はまだちょっと不足。雰囲気やキャラクターはいいのでこれからに期待。
    続きを読む

    投稿日:2016.02.14

  • 森月雫

    森月雫

    このレビューはネタバレを含みます

    後輩×先輩のリーマンもので、表紙の印象通り少し影のある話。ラブが足りないかなあ、と。ていうか、アキの印象が強くて、アキも秋斗であるとはいえ、個人的には景と秋斗がくっつくのがいまいちしっくりこなかった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.01.03

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