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木皿泉 / 河出文庫 (464件のレビュー)
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総合評価:
moga
16
想いに気付いて前に進もう
夫に先立たれた嫁とその義父(本文中でもギフとよばれています。彼も奥さんをはやくに亡くしている状況)二人のフラットな生活。でもドライで無機質な日々ではありません。登場人物がそれぞれに故人にかかわる色々な…こと、体温が残る想いに気付き、前にすすんでいきます。 あぁ、こういうのって生きていくって事だなぁと思います。思い出だけにとどまってばかりではだめなのですね。続きを読む
投稿日:2016.12.02
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あゆみのパパ
2
私は乗れませんでした、昭和のホームドラマ。
昭和のホームドラマ的なムードで展開するほのぼの小説。 唯一よかったのが、職場のお局様のエピソード。しかしこの言葉も死語。時代の行ったり来たりはうまいな!
投稿日:2017.04.06
Dumpling Junky
何気ない
義父と嫁のほのぼのとした日常を綴った本作。後家となった嫁の彼氏がスパイスとなり、時にはメインの登場人物の若い時の話に遡り読了した時には今迄の幾つかの点が1本の線へと紡がれてゆく。
投稿日:2020.06.13
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あひる
2014年本屋大賞2位 最近この作品を読んでる人多くて気になった 特に何か起きるとかじゃなくヒューマンドラマなんだけど、ゆっくり受け入れる感じが自分好みでよかった 特に山ガールの章の2人の掛け合いが漫…才のようで最高だったし、登場人物たちも我慢してる部分はあるけど明るく、読んでても気を病むことなく進めれた 本の題名はなに??となってたところ、出てくる章は言ってしまえばとても短く終わってしまう 全然物語を作り広げることだって可能だったと思う。でもこの短さが生きてる者に変にしがらみを与えずパッと光って消えるようなイメージで終わらせたのがなんかよかった 好きなフレーズ引用 オレくたくたになるまで生きるわ 師匠の前ではまっさらなピンッとした自分でありたかった 自分の呼吸の音だけを頼りに一歩一歩進んでいくと何もかもどうでもいいような気持ちになってくる 無駄ってものがなかったら人は辛くて寂しくてやってられないのかもしれない 人間関係というのは方程式のようにどんな数字を代入しても成り立つというようなものではない 一樹もそれでいいと言っている 動くことは生きること 生きることは動くこと続きを読む
投稿日:2024.04.11
葦湯♨️
ああ、これは面白い 登場人物がみんなキャラ立ちしててわかりやすいし、 文体も読みやすかった。 テツコとギフと周りの人の話。 やはり生と死と愛と性がテーマ。大半のものはそうだが… どの人も自らの考えが…はっきりしてて、 辛いのだろうけれどその中で楽しんで生きてる感じはした。 こうありたいなとも思った 余裕を持って人に優しく行きたいね 本作は連作短編でした。 たまにこう人として考えさせられる作品に出会えると嬉しい気持ちになる続きを読む
投稿日:2024.04.01
南海
温かい本ですなぁ。「世の中、あなたが思っているほど怖くないよ。大丈夫。」は響くねえ。テツコさんもギフさんも、特に岩井さんの印象が大きく変わったです
ゆり
ドラマが大好きだったことがきっかけで拝読。なんだかんだ世界は優しくて幸せに溢れている。そんな気持ちになれる大好きな一冊。
投稿日:2024.03.26
tttommmiiie
カレーパン屋さんの話かと思ったら全然違った パンケーキ屋さんに並ぶあたりからおもしろくなった たぶんキャラクターが掴めたんだろうな ドライアイスの煙とか 岩井さんがだんだんおもしろくなってく 読み終…えてすぐ最初のページを読んだら、テツコとギフが、別の人かと思うほど違った人に思えた 人は変わっていく、過酷だけどそれだけが人を救ってくれる そして、その時一人じゃないって、いいな。続きを読む
投稿日:2024.03.13
たけはや
大切な人を失くしてしまうと、忘れて前を向くまでに、何度も過去を振り返ってしまう。あんなことできた、あんなことができなかったって。新しい形を見つけることができて良かった。
投稿日:2024.03.08
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