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瀬尾まいこ / 新潮文庫 (451件のレビュー)
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総合評価:
future4227
1
読後の爽快感がたまりません
中学・高校入試問題によく出る文章。1区から6区までそれぞれの走者が1人称となる連作短編が駅伝のようにつながっていく。この構成もいい。読みながら自分の中学時代の駅伝大会を思い出してしまった。自分の時とレ…ース展開が似ていたこともあり、ハンパなく引き込まれた。特に自分と同じ3区を走るジロー。2区から襷を受け取る時と4区に渡す時の状況が昔とあまりにもそっくりだったんで、余計にジローに感情移入。やっぱり駅伝っていいなぁ。不良の大田はスクールウォーズの大木みたい。さわやかな気持ちにさせてくれる青春小説だ。続きを読む
投稿日:2016.05.07
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m.cafe
中学校駅伝の物語。 1区から6区まで、それぞれを走る6人の生徒たちの心情がとても鮮明に綴られていて、その構成が素晴らしく、物語にどんどん引き込まれていきました。 中学生活最後の駅伝大会に向けて、上位…に入って県大会に出場したいという強い思いを胸に、メンバーを募る陸上部部長の桝井。 新しく陸上部の顧問になった上原先生は、20代後半の美術担当の女性教師で、おどおどしていて、とても陸上部には似合わない様子。 元いじめられっ子の設楽、不良の大田、理屈っぽい渡部、二年の俊介と、お調子者のジロー。 彼らは単なる寄せ集めのメンバーのように見えるけれど、本当はみんな純粋で素直な子たちばかりで、この最強メンバーが必死に襷をつないでいく様子に感動します。 不調の見える桝井に、「駅伝は1人で走るわけじゃないでしょ」という母親の心強い言葉に救われるし、上原先生はちょっと個性的だけれど実は頼もしい一面もあって、緩衝材のようにほっこりさせてくれます。 まだまだ大人たちに守られながら生きてる中学生たちだけれど、こんな輝いた時代をいつまでも忘れてほしくないなぁって思ってしまいます。続きを読む
投稿日:2024.05.14
くるすたー
青春を感じた。 走者一人一人にスポットが当たるのがよい。 同じ場面でも別の人物にスポットが当たることでよりそのシーンの深みが増す。 全員が自分のためだけではなく、襷を繋いでくれた人たち、繋げたい人たち…のために走る。 6区のラストスパートのシーンは読み進めながら年始の駅伝を見ている時くらいに引き込まれてこちら側も自然と鼓動が速まり、胸が熱くなった。 目頭も熱くなった。続きを読む
投稿日:2024.05.12
Take
中学駅伝でのお話。ただ襷をつなぐだけじゃない。自分を知り、自分と闘い、仲間を思っていいチームが出来ていく。個性豊かな登場人物もおもしろく、読みやすかった。
投稿日:2024.05.11
さきんちょ
走れば走るほど疲れるし元気もなくなるものだと思っていたのだけれど、走る度にエネルギーが湧く、新たなエネルギーを生み出すことができる駅伝って素敵やと思いました ·͜·
投稿日:2024.05.09
おちゃこ
中学生の青春っていいなーと思いました。 それぞれいろんな思いを背負って 襷を繋いでいく... 構想がそれぞれの区の中学生目線になっていて 「あ、この時こう思ってたんだ!」など いろんな目線でおもしろ…かったです! 長距離が苦手な私ですが この本を読んでとても素敵な事だなと 思いました(*ˊ˘ˋ*)続きを読む
投稿日:2024.05.06
momo
やっぱり、何かに打ち込む青春はいいですよね。 中学生っていいですよね。 みんなそれぞれ中学生なりに抱えていて、消化したりできなくても全部乗せて、みんなのために勝ちたいって思う気持ちは尊い。 襷みたいに…ストーリーが繋がれるのもよかった。上原先生視点も見てみたかったな。続きを読む
投稿日:2024.04.28
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