【感想】マギの聖骨 下

ジェームズ・ロリンズ, 桑田健 / 竹書房文庫
(40件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
8
17
13
0
0
  • ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第1弾の後編!

    ギルドの謎の女性セイチャン、ドラゴンコートの一味たちに出し抜かれつつ追いつきつつで物語は地中海周辺を縦横無尽に行き来し、謎を解き明かしていく。
    それにしても、だんだんと誰が敵で誰が味方なのか、疑心暗鬼に駆られていくストーリー展開に、結局信じられるのはヴィゴー、レイチェルとシグマフォースの面々だけかと思い知らされる。ヴァチカン内部にすら内通者がいるのかという状況であれば、やきもきするペインターを尻目にグレイが連絡を絶つのもわかる気がする。最後の最後に、内通者が奴だったのか、と思ったときにはまんまと作者にしてやられた。
    相変わらず、ダン・ブラウンほどの疾走感はないものの(これは訳者の力量なのかもしれないが)、その蘊蓄やストーリー展開は飽きさせない。落としどころはやや強引な感はあるし、ご都合主義的展開も多分にあるが、些末なことと割り切って物語に没頭すればかなり面白い。
    続編にも期待。
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    投稿日:2015.05.02

ブクログレビュー

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  • shigezoh

    shigezoh

    上巻の続き。

    秘密結社ドラゴンコートの野望を食い止めるため、米特殊部隊シグマフォースがヨーロッパ各地を舞台にキリスト教や世界七不思議に絡む謎を解き明かしていく。歴史的遺物に隠された秘密はなんだかややこしいし、最新科学にもとづいた考証は難しいことがいっぱい。でも、そんなことはどうでもいいのだ。次々に起こるトラブルと敵の襲撃、まさかの内通者、アクションシーンの連続は読み応え十分。

    敵のリーダー・ラウル、いいからやっちゃえよとは何度か思った(笑)

    最終的な謎の解明にはじゃっかん物足りなさを感じたけど、次の話も読んでみたい。
    続きを読む

    投稿日:2023.02.25

  • むぎぎ

    むぎぎ

     蘊蓄や限りなく本物っぼく思わせる歴史の新解釈は大好きだから、あり得ないド派手なアクションや絶対絶命展開が連続して多少嘘っぽくなっても赦せる、でもね、頭悪すぎな主人公、なんとかして欲しい。何度も罠に嵌まり込み死地からかろうじて脱出を繰り返す、ああまたか。ああまたか。続きを読む

    投稿日:2022.08.20

  • maomao

    maomao

    一気読み!読み応えたっぷりで読後の疲労感に包まれています。
    毎度ながら著者の作品は、ミステリーに多種多様な知識が絡み合っていて奥深い。そして面白い!
    歴史、宗教、化学、鉱物…どこまでが現実で架空なのか境目がわからなくなってしまう。
    毎度ながら、この世界観を描ける著者は本当にすごいと思います。
    .
    深まる謎、謎、謎。どんでん返しの連続と怒濤の展開で先が気になって眠れません。
    世界は救えるのか!?闘いの中、見え隠れする恋の行方は?
    堪能しました!!
    続きを読む

    投稿日:2021.11.10

  • miyous

    miyous

    上下共に飽きる事なく読める。が、乱闘シーンや建物構図がイマイチ理解できず集中力維持のため家で読むのをやめ、最初から最後まで会社で読む。
    まとめるのが今まで以上に難しいし、理解するのに時間がかかるけど充実した本でした。続きを読む

    投稿日:2019.04.09

  • kagurin

    kagurin

    このレビューはネタバレを含みます

    書店時代は文庫担当でした。
    かぐりんが働いてた書店は、
    ライトノベルはコミック担当がやってたんでよく知らないです。
    外国文学=外文も読まないのに担当してたっすね。
    でも、
    よく売れてたのが、
    初代「ミレニアム」シリーズ
    有名な映画化もされてたりもするダヴィンチコードなどの「ラングドン教授」シリーズ
    で、
    今回の「シグマフォース」シリーズですね。
    最初の「マギの聖骨」です!
    ちなみに、
    この「マギの聖骨」と、
    今読んでる4作目「ロマの血脈」を読んでみたくって今回から読み始めた。
    その次のケルトも気になる。。。


    秘密特殊部隊のシグマフォースに所属してるのが主人公グレイ。
    その上司がペインター。
    グレイの相棒がモンク。
    同じチームメイトがキャット。
    今回の事件で民間人の協力者が2名いてヴィゴーさんと孫のレイチェル
    グレイの敵がセイチャン


    シグマフォースはいわゆる、
    武器を手に取った科学者って位置づけで、
    敵のドラゴンコートは暗殺者ですが錬金術師なんです!
    と、
    読むとどこぞのライトノベルだ?!
    と、
    思うけど最新の化学兵器なども登場することからドンパチっぽいけど、
    ラングドンさんに通ずる歴史と科学とがカオスってるお話しです。
    ちなみに、
    シグマフォースは実在しないのかな?
    インペリアルドラゴンコートは存在してる団体さんなんだって!
    ギルドは?


    4作まで読んじゃってるからの感想ですが、
    古代人って何でそれ知ってるの?
    と、
    思うことがたくさんあるよね。
    ムーでもそういうの読んでたからなんとなくつかんじゃうけど、
    いわゆるオーパーツとかさ、
    なんでそれその時代で理解してたのって凄い疑問だ!
    どうやって聖骨作ったんでしょうね?


    ミレニアムは微妙かな?
    ラングドンもですが、
    このシグマフォースも世界観が広いのね。
    これほどの、
    広さと深さを物語りとして書けるのが凄い。
    スケールのでかさはやっぱり日本人じゃできないかな?
    どんなものでもそうですが、
    この1巻はやっぱり、
    みなさんの自己紹介な部分もあるし、
    これからの展開を示唆するという意味でおもしろいです。
    続き読みたくなる良書!


    最後に、
    なんでマギの聖骨が気になったかって?
    マギっていわゆる、
    「東方三博士」なんですよ。
    聞いたことないエヴァなんかで?
    ガスパール
    メルキオール
    バルタザールって。
    実は、
    後1人いるって噂があるんです!
    それも書かれてその正体にびっくりしたわ!
    読む価値あった!
    最後に、
    「求めよ、さらば与えられん」

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    投稿日:2019.01.12

  • 猫のゼントン

    猫のゼントン

    このシリーズはすごく引き込まれる。
    善悪がハッキリしていてアメリカ感が凄いけど、そんなことよりも著者の知識の豊富さに圧倒されて読み進めてしまう。
    続きも是非読みたい。
    だだ、宮殿内の出来事が文字だけでは分かりずらいので映像化してくれると助かるかな?(^ω^;)続きを読む

    投稿日:2018.12.20

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