【感想】強いチームはオフィスを捨てる 37シグナルズが考える「働き方革命」

ジェイソン・フリード, デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン, 高橋璃子 / 単行本
(53件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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  • 「リモートワーク」の指南書

    もともと作者自身「リモートワーク」を中心にすえた会社経営及び開発(JOB)をしてきているので書かれていることはどれも説得力があり、現在のオフィスありきのワークスタイルに一石を投じる内容になっている。

    「リモートワーク」をやる理由では通勤時間、9時-5時、都会の終焉、インフラ、ツールの充実など今の時代にこのワークスタイルを導入する理由が語られる。そして導入する事への誤解、見張ってないと人間はさぼるとか社内で不公平感がでるや聞きたいことがすぐ聞けないなどの否定的な意見とそれに対する見解もしくは回答を導入事例を紹介しながら説明している。また導入した場合の利点と欠点についても仕事の仕方、マネージメント面、人材採用面とそれぞれの局面で出てくるであろう問題とその解決策を教えてくれるのではあるが自分たちが何年も実践してやってきているので大変よく考えられている。

    ビジネス書としては平易な文章で書かれているのでサクサク読めてしまうのだが、その短い文章には「リモートワーク」というだけではなく仕事をする上での真理が隠されている。つまり「リモートワーク」というワークスタイルを導入することで今まで見えて来なかった本当の仕事とは?という問題点が浮き彫りになってくるなど結構奥深い。下手なビジネス講義を聞きにいくぐらいなら本書を読んだ方が余程タメになると思う。

    物理的、時間的制約をなくすわけではないけれど今よりも自分たちの仕事や生き方をすこしでも軽くしたいのなら考えてみるのもいいかも。特に少数精鋭でビジネスを考えるなら即使えるビジネスの指南書の1冊。大きな会社の場合は、まずは自分の部署だけからでもやってみては。。ただし導入するに当たっては一定以上のITリテラシーはいるのでその点はお忘れなきよう。
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    投稿日:2014.06.12

ブクログレビュー

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  • みのさん

    みのさん

    コロナでリモートワークが当たり前になる
    前からこのような本で提唱されていたことは
    驚きでした。

    システムが整っているのになぜ企業は導入しないのか
    いささか疑問に感じました。

    リモートワークの活用で社会がもっと
    働きやすくなったらいいのにと思いました。


    メモ
    部下は怠け者だという前提でマネジメントしていると
    部下は本当に怠け者になる。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.16

  • daichan

    daichan

    リモートワークについて書かれた本。2014年に書かれた本だということに驚いた。日本ではコロナ後にリモートワークが身近になったが、それ以前にリモートワークを提唱している。
    仕事が集中できる婆所はどこかと問われ、会社と答えるだろうかと妙に納得した。続きを読む

    投稿日:2022.05.28

  • kazu

    kazu

    コロナ禍にあって、もはやリモートワークは日常会話に出てくるワードになった。

    本書が2014年に初版である事を考えると、当時の働き方とはギャップがあったと思う。書かれている内容は現在では既知の事が多いが改めて参考になる。

    未だリモートワークとは縁遠い生活をしている自分にとってはヒントが多く、今の働き方の中にも改善する楽しみを与えてくれた。
    続きを読む

    投稿日:2021.12.31

  • tune

    tune

    昔読んだ気がするけど内容はほとんど忘れてしまった。改めて読み直したが新たに知ることはほぼなかった。ただここ一年、コロナ禍のリモートワークで学んだ全てが網羅されていた。リモートワークをやり始めて1〜2ヶ月後に読むといいかもしれない続きを読む

    投稿日:2021.03.14

  • 1360674番目の読書家

    1360674番目の読書家

    リモートワーク
    まさに今の働き方について書かれている。

    本当にオフィスは必要なのか、リモートワークのメリットデメリットがわかる

    投稿日:2020.08.22

  • mnagaku

    mnagaku

    そんなにたくさん難しいことを言ってる本ではない。2013年の話なので、今ならもうちょっと踏み込んだことしてるだろうなとは思う。今、リモートで回せてる人なら、そうだねーって感じになるだろうと思う。
    この手の話をいろいろ追いかけてるのだけど、ビジネス環境的に余裕がある組織は、生産性をそんなにシビアに見てないのかなあ、とゆー印象で、ぺーぺーを育てながら収益も確保しないといけない、日本では普通の中小企業経営とどう接続したら良いのかが分からない。受託でもソフトウェア開発は、まだ、スコープが切れるし、チームで回すやり方が事例も多くて確立してる気がしてるけど、情報システムの構築・運用って、スコープが広くて、エースが主導しないプロジェクトって間違いなく失敗する印象。自社サービスならスコープ絞れるので、少しはマシかなとか。なんか、いろいろ考えるけど、分かんない。続きを読む

    投稿日:2020.08.16

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