【感想】みのりちゃんの実験室 世界征服のすゝめ

火浦功 / 朝日新聞出版
(5件のレビュー)

総合評価:

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  • ゆる~く笑えるSFコメディ

    とにかく作者の火浦功はシリーズ未完の常習者で、小説界の「江口寿史」とでも言おうか。ただ最初は結構まじめにSFを書いていた。高飛びレイクの第一作目「宇宙カジノ略奪作戦」などは今読んでもかなり面白い・・・がこれも本編1冊+外伝2冊で完結していない。ここからも彼の作家人生を予見できたのですがこの後、連作短編は出すものの 「高飛びレイク」や「未来放浪ガルディーン」など完結してないシリーズばかりでこれといって完成した代表作がない。もともと飽きっぽい性格なのか、シリーズ立ち上げては次の新シリーズに行くという事を繰り返していたので当時のファンは最早シリーズが完結する・続編が出るとは少しも考えていない。

    本書はハヤカワ文庫JAとして出版された「日曜日には宇宙人とお茶を」と「大冒険はおべんと持って」の合体本で主人公で仮免許マッドサイエンティストのみのりちゃんが毎回発明品でタウン誌「猫又ジャーナル」の山下とサトルを実験台に騒動を繰り広げるというSFコメディ。後半は世界征服を企むマイティ・マサコも登場し規模はデカくなりますが、やってることは相変わらず役に立たない発明での騒動。ただファンにはこのくだらなさが癖になる。みのりの発明に山下と同じに驚いて、サトルと同じように振り回され、オチにくだらないと笑ってゆる~く終わる。これが本作品の正しい読み方。あ、このみのりちゃんシリーズ、一話完結の短編集なので未完を気にすることなく読めます、あしからず(笑)。

    ※挿絵は、いしかわじゅんがよかったなあ。。。
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    投稿日:2014.08.24

  • 追加分がこんな形でよめるとは

    みのりちゃんに完全版が出ていることすら知らなかった。
    何しろ新刊チェックいつしたらいいのかわからん作者ですからね
    書き下ろし分は短いけどおお!と思える話で買ってよかった。

    投稿日:2013.10.24

ブクログレビュー

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  • tsurusan

    tsurusan

    SFというよりは、ナンセンス小説。発表当時は、SFに位置づけされていたこともあり(現在はライトノベル扱い)あまり評判には・・・いまは、ライトノベル全盛ということもあり、時代が作者に追いついた感が。とにかく、うら若きマッドサイエンティスト、みのりちゃんが大活躍する抱腹絶倒の小説です。脳みその疲れを癒すのに、よい本ではないかと・・・。
    ばかばかしい話が嫌いな人には、読む価値はないと思います。
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    投稿日:2011.07.28

  • 永杜

    永杜

    番外編を入れて15話の、短編のような状態からなる話なのですが
    一体どこが『世界制服』なのかと思いきや…。
    そっちだったのですか、という感じです。
    てっきりマッドサイエンティストで世界制服を…と思ったのですが。

    マイペース少女と、それを取材に来た先輩と後輩。
    先輩以外、まともな大人がいないという状態が
    これほど恐ろしい状態を作り出す原因かも?
    世界制服通信販売、ちょっと欲しいです…w

    基本的にすべての話がほのぼのしていて面白いのですが
    とんでもない状態になる、というパターンがあるので
    なれてくると、またそんなありえない法則を…と
    文句をいいたくなるやもしれません。
    時間をかけて、少しずつ読んだ方が面白いかも、です。
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    投稿日:2009.08.05

  • aki_s

    aki_s

    2009/04/20

    20年前くらいに読んだものの復刊。
    さすがに今の年で読むのはちょっとツライ

    投稿日:2009.04.22

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