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山下洋輔 / 小学館 (5件のレビュー)
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総合評価:
Unaken66
ヨースケ節健在なり
昭和55年に文庫化された「ピアニストを笑え!」以来、山下エッセイの大ファンです。今のところ、READERでは氏の過去の名作は読めませんので、ぜひとも電子書籍化してほしいものです。 さて、本書においても…、山下洋輔さんのキレがあって、スピーディな文体は健在。ダジャレ、ユーモア、猫の話、時には含蓄ある話も交えつつ、「氏のエッセイのファン」ならあっという間に読み終えてしまうこと請け合い、楽しい一冊です。発表媒体が音楽誌だったそうで、そのため氏の近年の音楽活動、セッション、ライブなどの記録も克明で、氏の「ジャズの方のファン」にとっても貴重な一冊かと思います。続きを読む
投稿日:2014.12.04
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hy343
著者10年ぶりのエッセイだそうで、2001年から2008年まで約8年分の「日記」で構成されている。 濃密でスピーディで、オン歳67になられるわけだがそのドライブ感は衰えを知らず、読んでいるこっちが疲…れるほどであった。 それでもシャバドビドゥビヤとか落語のマクラとか筒井康隆といった文体は、10年ぶりどころかこういうのを盛んに読んでいた学生時代の空気を思い出して懐かしさ満点。嬉しいなぁ。 いやしかし。 一昨日はトロンボーンやパーカッション、ビッグバンドとのセッション。 昨日は笛や太鼓と合わせ、今日はN響との共演。 そして明日はピヤノ6人で大連弾…。 ピヤノ/ジャズという万国共通言語を駆使して全国、いやさ世界を飛び回るって、いいなぁ…。 やっぱ大きくなったらピヤノ弾きになろう…! そうココロ躍った好著であった。続きを読む
投稿日:2019.06.14
たまもひ
まったくなんとも精力的な活躍ぶり。オケと共演したり、またもやピアノを燃やしちゃったり、免許をとって長距離ドライブを敢行したり、国内でのライブはもとより、ニューヨーク、パリ、トリノと海外でも弾きまくり、…当然ウケまくり、その合間に蕎麦を食べ、猫を愛で、勲章までもらっちゃって。 二十一世紀に突入した山下洋輔は、もうすっかり大御所。相変わらず繰り出されるダジャレは可笑しいけれど、かつてのとんがった感じは、当たり前ながら薄れているように思う。「ピアニストを笑え!」の頃の文章には、アウトローの気配が色濃く漂っていて、そこが大きな魅力だったのだと今頃気がついた。続きを読む
投稿日:2017.08.17
tikuo
エッセイの鬼才でも有る山下洋輔のジャズ誌に連載していた日記コラム。「ドバラダ門」出版くらいまでの本はほぼ所有しておりフォローしていたのだが、しばらく読んでいなかった。 山下エッセイの魅力は、同じジャ…ズメンということも有るタモリの言語感覚と近く、エッセイの中でデタラメが入り始めると、どんどん脱線してしまうところにある。 しかし本書の中では、一部を除いて割とまじめに日記を書いている。特にセッションをした人の羅列なども多く、ひょっとしてこの中に冗談を紛れ込ませているのではないか?と何度か見てみるが、特に無かったりする。 また、割と細切れに書かれているため、かなり読み切るには時間はかかる。これは雑誌の1ページくらいを、スルメをかじるかのようにちびちび読むのが正しいのではないか。 そんな中でも、やっぱりデタラメ外人名であったり、新幹線やモノレールでの出来事、2度目の炎上ピアノ演奏について、セシル・マクビー問題など、色々と読ませるところはあるので、山下洋輔(エッセイ)ファンの人にはたまらないものがある。 個人的には、「思い」が許せないという話について、あーオレも俺もとなりながら読んでいた。 さらに、よくよく読んでみると、昨日2月26日が山下氏の誕生日ではないですか。偶然なんですが。とにかく、ファン向け。山下洋輔エッセイ初心者は、過去の作品から始めることをおすすめしたい。なお、ファンの人は言わずもがなであるが必読である。続きを読む
投稿日:2015.02.27
array
山下ワールド健在 昔からの読者(リスナーではないところが(^_^;)には懐かしく、最近のファンにも珍しく。 毎日がJazzな日々。
投稿日:2010.01.28
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