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乃南アサ / 新潮社 (151件のレビュー)
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総合評価:
getsu
1
人物描写がうまい
NHKでドラマ化されたお話です。暇つぶしに読むにはちょっと重たい内容かもしれません。 乃南さんは人物描写がホントにうまい。映像を見なくても表情や風景などが浮かんできます。 自分の近くにこういう人がい…るとわかったら、自分はどうだろう?償ったんだから今のあなたを見てますと言えるかな?う~ん・・・考えさせられます。 自分の大切な人、家族だったり、友達だったり。一緒に仕事をしている仲間たち。親や兄弟。彼らが自分に与えてくれたもの、自分が彼らに与えたもの・・・それぞれの目線で考えたことなど無かったので新鮮な気持ちで読めました。 読み終わってこのタイトルに納得!続きを読む
投稿日:2013.11.05
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理科好き
切実な問題なのは
切実なんだというのは良く分かりますが,正直感情移入は難しいです。 そういうこともあるんだぁという観点では興味深いし,うまく描かれていると思いますが。
投稿日:2015.12.15
Blue in Green
何気ない毎日が続く日常、しかしその生活の重さを感じさせる
いくつかの短編が連作で1冊になっている。ふたりの日常生活の中の心理描写に引き込まれる。重いけれども変わらない毎日のようで、作品が進むにつれて少しずつふたりの置かれた状況、気持ちも変化していくので、つい…つい続きの短編を読み進んでしまう。この本を始めにして3部作になっているが、3冊とも一気に読んでしまった。 また、改めてゆっくりと読みたい。続きを読む
投稿日:2013.10.06
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ばあチャル
音道貴子シリーズ以来、しばらくぶりでの乃南アサさん小説。 これもシリーズということですが、警察に捕まってしまったほうが主人公の二人とは、意表を突かれます。ひとりは殺人、他は昏睡泥棒の罪!!しかも刑期…を全うして社会復帰中という設定。逮捕歴を他人に秘して、谷中という古き良き時代の下町風情での生活。 ぶっちゃけ更生生活…。どうなることか、でも、そんな緊張感ある日々をさらりとまじめかつ、哀愁をこめ、ユーモアぶくみによく描けていますので、二人に感情移入バリバリです。乃南アサさん、ほんとうまいですね。 シリーズ2~3が楽しみに。こういう時、遅れて読むのは利点があります。すぐ続きを読めますから。続きを読む
投稿日:2023.11.13
みかん
連作短編だった。主人公が歳上の女性と2人で助け合って生きる話。わりとハートフル。読後感がよい。社会で生きていると、こういうお節介に困惑したり、ご厚意に救われたり、噂話や無意識の差別意識に傷つけられたり…するなあと思った。続きを読む
投稿日:2023.07.30
naomi
この作品を読む度に感じるのは、作者からの作品に対する愛情。必死に生きる芭子に地の文や登場人物たちを通して常に励まし、温かく見守っているように思える。芭子の俯きがちな人生観は共感する部分も多い。だからこ…そ、繰り返し読みたいと思ってしまうのかもしれない。 このタイトルもたまらなく素敵!続きを読む
投稿日:2023.05.28
こにゃ
友人から借りで拝読。 特に、大きな事件もなく、 ハコとアヤさんの日常を垣間見ている感じ。 シリーズものみたいだから、読み進めると、なんか違う感じもあるのかな?
投稿日:2023.04.26
Anony
感想 温い家の中。罪を犯しても帰る場所はある。地域がそれを受け入れてくれれば。そして友人がいれば。現実は厳しくてもお天道様は照らしてくれる。
投稿日:2023.03.02
yappinkun
マエ持ち女二人組シリーズの第一弾。 小森谷 芭子、29歳、裕福な家庭で育ったが、ホストに入れ上げて、強盗剤で7年服役して出所。 江口 綾香、41歳、夫からのドメスティック暴力に耐えかね、幼い子供を守る…ために夫を殺害、殺人罪で5年服役して出所。 このでこぼこコンビが、東京の下町・谷中でひっそりと暮らし始める。 自らが蒔いた事であるが、世間の冷たい風を真正面から受けながら、懸命に生きていく二人。切ないが、やはり一筋の光はある。続きを読む
投稿日:2022.10.11
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