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三津田信三 / 講談社文庫 (71件のレビュー)
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総合評価:
hungrybookwarm
そうきたか!
そうきましたか!うーん、これはもしかしたら「そして誰もいなくなった」が世に出た時以来の仰天トリックではないでしょうか…。このトリックの為のこの設定。この価値観の中でしか成立しない。 人間消失の検討部…分は飽きて少し飛ばしました。でもああやって全部の可能性を潰していくのも必要と思ったのでしょうね。元編集者だけあって律儀です。 ただ、この方の創る建物や部屋は、描写は丁寧だけど、いくら読んでもどんなものか頭に思い浮かべる事ができません。突飛だから?こういうのこそ図面を付けてほしいです。続きを読む
投稿日:2018.06.01
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MO-FU
刀城言耶シリーズ二作目。 信仰や神事に懐疑的な人間が複数おり、密室からの人間消失というシチュエーションも相俟って、前作と比べて、ミステリ色が強めな作品。 特に中盤に差し込まれる、"人間消失講義"は完全…にミステリ小説のそれでした。 ただ序盤の信仰と儀式に関する説明や、ラストのとあるシーンなど、怪奇要素もしっかり残っており、シリーズ特有のミステリとホラーの良い塩梅を楽しめました。続きを読む
投稿日:2024.04.09
Lepus in December
凶鳥の如き忌むもの はじめに 第1章 凶鳥の舞う島へ 第2章 兜離の浦の民俗史 第3章 鵺敷神社の巫女たち 第4章 鳥女の化物 第5章 鳥坏島 第6章 集会所の夕餉 第7章 鳥人の儀 … 第8章 中空に鳥女を用心すべし 第9章 二人目が消える・・・ 第10章 人間消失の分類と方法 第11章 更ける夜、深まる謎 第12章 三人目が消える・・・ 第13章 鴆という名の毒鳥 第14章 暗闇の奥へ 第15章 四人目が消える・・・ 第16章 明ける夜、解ける謎 終章 五人目が消える・・・ 講談社「凶鳥の如き忌むもの」 2006年9月 解説 佳多山大地続きを読む
投稿日:2024.04.03
33ki
3.8。読んでいたら分かるのに分からなかっただけにやられた感というかインパクトあった。トリックも動機も。
投稿日:2024.04.01
G. S.
ホラーとミステリーが高次元融合をしている、という評価を受ける「刀城言耶シリーズ」の第二長編。講談社文庫の刊行順がぐちゃぐちゃになった原因的作品なので、検索するとだいたい「読む順番」が予測変換に出るのが…面白い。 読みながら思う事には、今回はホラー度が高くないぞ…で、「詳細不明の儀式が行われている密室状況からの消失」+「登場人物の限られた島ミステリー」+「毒チョコめいた意見出し合い展開」という、ザ・面白い本格推理という味わい。 だったのだが 読了後には、前作より心的ダメージのでかい私がいたのでした……。続きを読む
投稿日:2024.03.04
柳瀬斗真
前作のほうが好みだった。今回はいわゆるクローズドサークルもので、登場人物も少なめ。人が消失する原因を突き止める推理モノ。 Kindleで読んだのだが、地図がなくて島の描写を頭の中で再現するのに苦労した…。(文庫には地図がある?) 後半で疑問点を列挙して次々と解きほぐされる解決編は読んでいてスッキリした。 前作にもあった「これはあくまで推測の域を出ないけど」的な推理もあったので、完全にロジカルで考える人には向かないかも。個人的にはあれこれ考える余白もあってこれはこれで好きなのだけど。 とにかく次巻のために読み勧めたのでこの後の展開が楽しみ。続きを読む
投稿日:2024.02.21
コマキ
このレビューはネタバレを含みます
密室トリックをあれこれ検討していく過程が、ちょっと分かりづらかった。 最後の推理ももう一段階あるのかなと思っていたら終わってしまって、うーん、という感じ。 つまらないわけではないけど、前作ほどの衝撃はなかった。
投稿日:2024.01.23
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