【感想】帝国の娘 下

須賀しのぶ / 角川文庫
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
4
11
3
0
0
  • 健気なヒロイン

    作者須賀しのぶの描くヒロインには健気な印象を抱かせるヒロインが多いが、それの原型を見る想いである。真っすぐで健気なためやや深みや面白みにはかけるが、読んでいて応援したくなってしまう。コバルト文庫出身の女性作家というと他に藤本ひとみがいるが、二人共 わかりやすく読みやすい文章でしっかりした作品を書く という印象を持っている。続きを読む

    投稿日:2022.09.25

ブクログレビュー

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  • なお

    なお

    このレビューはネタバレを含みます

    これで終わっても物語として成立するくらいのボリューム。このシリーズのすごいところは、ここからが始まりというところ。
    初読のときはここで終わりと思って、続きがあると知ったときは歓喜した。
    戻ってきたカリエを抱きしめたときのエドといったら、、、もうたまんないよね。
    どんどんエドのことが好きになるよう仕組まれてる。ミューカレウスといい、グラーシカといい、ドミトリアスといい、キャラが本当にいい。
    そしてカリエは強い。

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    投稿日:2024.02.20

  • みたらしだんご

    みたらしだんご

    上巻は世界観に入るので精一杯だったけど、下巻はその世界観の中で一気に話が動く。
    須賀さんはどの作品も世界観を丁寧に表現するから、前半は入りにくい節がある。でもそれが後半の面白さに繋がる。須賀さんの手法ですね、最高です。

    主人公カリエの目線で話は進むけど、他の皇子たちの心情、それぞれの立場や苦悩がわかりやすく、ラストはほんとに切ない、、。
    須賀さんの作品はどの女の子も強く、元気をもらえるから好き。ただの幸せ者とかではなく、ちゃんと挫折を経験し、努力を重ねる姿が最高にカッコイイ。
    エドのカリエに対する思いは完全に愛情ですよね、素敵です。宝塚とかでやったら面白いだろうなぁ。
    角川で新装版が出たのが10年以上前みたいだから、この先はコバルトで読むしかないか〜
    続きが気になって仕方ない。あと20巻以上あるけど、、がんばります。
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    投稿日:2023.04.10

  • しら

    しら

    このレビューはネタバレを含みます

    うーん、最後よく分からなかった。
    エドはカリエをカリエとして見るようになったから助けようと思ったのかな?エドの皇子一筋!がどこで変わったのかがよく分からなかった。あと、カリエは結局王族の血が流れているの??なんか中途半端な気がして…

    これ、ラノベで続いてるんだ…

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    投稿日:2022.08.26

  • aqua

    aqua

    このレビューはネタバレを含みます

    国民の意見を聞き国を健全に維持、発展させることの難しさや、どういう人生を求め歩むか、尽きない苦悩がしっかり描かれていたところが良かった。登場人物たちの人間らしさにも好感を持った。自分の弱さに気づき、それが成長に繋がっていると感じられた。
    ミュカが登場してから、カリエの本来の性格がよく出ていて笑ってしまうことが増えた。この4兄弟の生活がずっと続けばいいのにと、切なかった。
    つい涙してしまったのは、意識の戻ったミュカとカリエで皇子宮に戻り、エドに抱きしめられたシーン。裏切られたわけではなかったと確信するところがたまらなかった。読者としても、みんながギスギスしているのは辛い。それほど感情移入してストーリーを追っていた。
    可哀想な皇子、シオンの選択も切ない。この立場に生まれてしまった以上、本当の意味での幸福は訪れないのだろうと不憫に思う。
    読み終わりたくなかったな。

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    投稿日:2022.07.25

  • nyan0620

    nyan0620

    あとがきまで読んで、なるほど、大きな物語の中の一章
    だったのね。いくつかの伏線っぽいのは、未回収だし。
    国同士の対立や共存、王位継承や、それぞれの国情、伝説やら怪しい力などを背景に、色とりどりの登場人物のかかわりや生き方を描き出す物語。
    そして、いつも女の子がかっこいい。
    ちらっと出てきた人たちのその後や再会など、気になってしまいます。

    現国王を権力の座に胡坐をかいてる人物としてだけでなく、かって、改革や将来の国造りに情熱を持った皇子だったと描かれてるあたりなど、物語の奥行きを感じさせる。

    「王道」といえばそうだけど、やっぱりよいですね。
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    投稿日:2021.01.24

  • プッチ

    プッチ

    大帝国ルトヴィアの皇位継承をめぐって皇子たちを中心に起こる様々な出来事、謀略、葛藤、愛情。作者名と帝国の娘というタイトルだけで手に入れたら、何と大河少女小説、しかし後半のストーリー展開はそれなりに面白かった。ここから続く大河ドラマで、主人公も作家も成長していくのだろうが、それに付き合っていくほどの魅力は感じず。続きを読む

    投稿日:2020.11.29

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