【感想】闇の底

薬丸岳 / 講談社文庫
(98件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
11
32
42
5
0
  • サンソンは、だ~れだ!?…

    全然違う話しなんだけど…結末的に
    五十嵐貴久氏の「リターン」を
    なんとなく思い出した。
    ラストは、そうくる訳ねぇ~。
    途中、「こいつか?あいつか?」と、
    犯人(サンソン)探しをしてしまいますね。
    見事、予想を…外されましたけど。
    犯人(サンソン)が誰か?は、ともかくとして…
    あの人が、ああいう展開に、ねぇ。
    重要なネタばれになるので、
    これ以上語ることはできませんけどね。
    そこそこハラハラドキドキできました。
    刺激的な話しが大好きな部類の方なら
    物足りない方もいるかもしれませんね。
    中くらいミステリーな感じです。
    続きを読む

    投稿日:2014.11.24

ブクログレビュー

"powered by"

  • ゆう

    ゆう

    読んでて辛くなる物語。
    社会的問題を描く薬丸岳さんの作品を読むたびに深く深く考えさせられる。自分ならどうするだろうって。
    ラストには賛否両論あるだろうけど、個人的にはここまで警察官としてよく頑張ったなって思ってしまった。続きを読む

    投稿日:2024.05.08

  • 木綿豆腐

    木綿豆腐

    女性や子どもが性被害にあう話は本当に吐き気がする
    この世から男はいなくなった方がいいんじゃないかと思う
    被害者家族なら性犯罪者を殺してくれる犯人が捕まらなければいいと思ってしまうかもしれない

    投稿日:2024.04.11

  • 本好きオヤジ

    本好きオヤジ

    自分的には悪くないと思いますが、内容的にちょっと不快に思う人もいるかもしれません。人の闇自分の闇を考えてみたい人にはオススメできます。

    投稿日:2023.11.14

  • うえけん

    うえけん

    妹を性犯罪者に殺害された過去を持つ刑事が主人公。
    性犯罪で殺害された子供の事件を追うが、並行して過去に性犯罪で逮捕された男が殺害される事件が起きる。その犯人はサンソンと名乗り、警察やマスコミに殺害現場のビデオを送るのだが…。

    という粗筋。
    「天使のナイフ」の次の作品らしい。ストーリーが入り組んでいることに加え、登場人物が多いため、なかなか全体像が理解できずに何となく読み進めてしまった。構成にひねりを加えようとして煩雑になってしまった感じがする。

    しかし、それでも現在の法制度への憤りや犯罪被害者の悔しさなど、作者の思いが伝わってくる。この作者の作人にはソウルがある気がする。「これが書きたくて小説家になったのだ」という気迫だ。

    二作目なので過渡期の作品なのだろう。三作目を読んでみたい。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.23

  • Aの本棚

    Aの本棚

    【どうやったら子供たちを守れるだろうか】


    子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。卑劣な犯行を、殺人で抑止しようとする処刑人・サンソン。犯人を追う埼玉県警の刑事・長瀬。そして、過去のある事件が2人を結びつけ、前代未聞の劇場型犯罪は新たなる局面を迎える。


    作者の作品は、少年犯罪がテーマのものしか読んでいなかったので、大人の性犯罪をどう裁くかがテーマのこの作品は新鮮で興味深く読んだ。

    大人が子供たちを自らの欲のために利用する。
    あまりにも理不尽な理由に巻き込まれた幼い子供たちを守る為にはどうしたらいいのだろう。
    性犯罪者の刑期の短かさと再犯率の高さに驚いた。

    犯罪を犯したものを厚生へと手助けすることに理解はするものの、プライバシー保護の為、出所者の個人情報は守られており、所在地を追跡しにくいこともこの作品で問題提起されている。
    法の裁きにも限度があり、だから本書で登場する私刑執行人のサンソンのようなものが現れたのだが。

    サンソンと警察のパートが交互に描かれていて、誰がサンソンなのか予想しながら一気に読んでしまった。

    実際に明日のサンソンが生まれないために、性犯罪者への処罰の厳罰化し、警察が所在を把握できるようにして欲しいと思う。

    犯罪者の再犯と厚生について考えさせられる一冊だ。


    こんなひとにおすすめ.ᐟ.ᐟ
    ・親
    ・社会派ミステリーが好きなひと
    続きを読む

    投稿日:2022.12.19

  • puttyhama

    puttyhama

    うわ~!この小説、おもしろかった~!

    子供への性犯罪事件が起こるたびに性犯罪者を殺す…
    殺人で子供への性犯罪を阻止しようとする処刑人・サンソン
    子供の頃に妹を失った過去を持つ埼玉県警の刑事・長瀬
    内を残酷な事件で失ったものにとって犯人を殺すのは悪なのか?そしてサンソンとは…

    サンソンが…
    驚いた~!

    でもって…ラストも…

    薬丸岳さんって本当にすごい作家さんだわ~!
    まさに世の中の闇にザクッと切り込んで
    「さあさあ…」と迫ってくる
    目をつぶりたくなるような問題を「さあどう思う?」
    と先送りにできないように心に突き付けてくる

    すごいわあ~。
    目の前にグイグイ
    続きを読む

    投稿日:2022.10.23

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。