【感想】トワイライト

重松清 / 文春文庫
(160件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
16
52
63
17
2
  • 過去・現在・未来、そして自分と他人。

    40手前になった主人公が、小学校時代にみんなで埋めたタイムカプセルを開けにいくところから物語が始まります。

    40手前を迎えた登場人物には当たり前ですが、いろいろな人生模様があります。天才と呼ばれた少年の今、ガキ大将の今、アイドルの今、地味だった少女の今、など、それぞれが重ねてきた人生をもとに、見栄を張ったり、うらやましく感じたりしながら、それぞれの物語は進行していきます。

    この時間軸としての変化感もそうですが、自分の状況と他人から見た状況の乖離、一見幸せそうに見える人の裏側の想い。など、過去・現在とそれぞれの視点から描かれているため、それぞれの人生を想い、切なくなる場面がたくさんあります。

    人生は、なかなか思い通りにはいかないもの。
    若い時に描いた人生はこんなイメージではなかった。年を重ねた今、現実を受け入れるしかない自分。
    登場人物たちがどんな結論を出し、歩んでいくのかはぜひ読んでみてください。
    続きを読む

    投稿日:2017.02.12

ブクログレビュー

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  • さくら

    さくら

    思秋期を迎える人々の、
    喪失、諦念、疲労、感傷などに触れ、
    エネルギーを奪われるような疲労感が残った。
    そういう世界に浸ってしまうのが、
    重松ワールドの凄いところなのかもかもしれない
    登場人物にいまひとつ入り込めなかった。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.01

  • まよひが

    まよひが

    太陽の塔が好きなので、表紙に惹かれて。
    感動、ともなんとも言い難い読後感でした。
    どうしても徹夫が酔って妻を殴ったりすることに関して最後まで謝罪の描写がなかったのがひっかかって評価が低くなってしまった続きを読む

    投稿日:2023.05.11

  • ひよ

    ひよ

    ちょっと20代では読むのが早かった気がする、、
    主人公と同じ年齢になったら沁みるのか、いや沁みない方が良いのかも

    投稿日:2023.04.23

  • あけあけ

    あけあけ

    小学校のタイムカプセルを掘り出した日から、始まる物語。読みながら、小学校の友達って私立に行くとご縁が無くなるな〜って思った。

    投稿日:2023.01.04

  • ライオン

    ライオン

    安定の重松さん。この方に40前後のおじさん?の郷愁描かせたら、右に出る人いないんじゃ?
    今回は小学生の時に埋めたタイムカプセルに同級生が集う。そこに残されていたものは。当時の担任の先生がいれていた宿題とは。
    一気読み必至です!
    続きを読む

    投稿日:2022.12.23

  • kokoro

    kokoro

    リアルなお話

    理想はあるけれど決して理想通りにはいかない
    周りの人達も必ず自分を理解してくれるばかりではない

    どのお話しもすごくリアルで誰の気持ちもなんとなくわかる
    現実ってそんなもんよね…と思わされる続きを読む

    投稿日:2021.11.17

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