【感想】森の魔獣に花束を(イラスト簡略版)

小木君人, そと / ガガガ文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
4
7
4
0
0
  • 魔獣と少年

    良作の一巻完結モノは読み終えた後のすっきり感が格別です
    テンポ良く綺麗なストーリー展開
    重すぎず軽すぎず微笑ましい場面から泣ける場面
    もちろんラストも綺麗にまとめてくれています。
    シリーズモノももちろん良いですが偶には中編の良さを味わってみてはどうでしょう?続きを読む

    投稿日:2013.10.14

  • 森の魔獣に花束を

    すごく綺麗で感動する話だった。
    物語終盤でのロザリーヌの優しさに感動した。
    絶対に読む価値はある!

    投稿日:2013.10.01

  • ボーイミーツガール

    煽り文にあまり付け加えることはありません。大人のおとぎ話です。人を食う魔獣と期待外れでほとんど親から捨てられた少年の出合いの物語です。読後感は良いので、メルヘンを読みたくなったオッサンオバサンにすすめます続きを読む

    投稿日:2014.10.26

ブクログレビュー

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  • 瑠璃花@紫苑

    瑠璃花@紫苑

    初の、ガガガ文庫読了である。ガガガとルルルが創刊された時はなんだ、ちょろそうなラノベシリーズ。私は一生読まないな、と思った。

    だが、人生分からない。

    ラノベだけは、若い作家さんがバリバリ書くほうがやっぱり面白い…と思うが、上梓したのは、読まないと思ってたガガガ文庫である。

    ラノベのお勧めリストにあって、内容に惹かれて借りた。かなり手を尽くして。

    で、読了。

    名家の疎まれた少年が、当主の資格を示すため、彼には無理そうな試練を与えられ、事実上放逐される。彼が向かった森には恐ろしい魔獣がいて…。

    そんな導入。

    乾いた地の文。
    あまり感情の強く伝わらない、主人公の会話。

    でも。

    彼の出会った魔獣の少女は、いきいきとしてる。途中まで、人間の少年と魔獣の少女が、どうして愛し合ったか、理由も心情も解っていても、描写が淡くて物足りなかった。

    印象が一転するのはクライマックス以降。

    街からやってきた狩人が、魔獣であるロザリーヌを狩ろうとしてからが白眉。彼女も密かに、彼のためを思い、訣別して彼を街に帰そうと思った矢先…。

    互いを庇って、彼らは重傷を負う。
    ロザリーヌの脚を移植…されて助かったクレヲ。彼を助けるために身体を刻み脚を失ったロザリーヌ。

    その、彼らの決断は、人によっては愚かと見えるだろう。お涙頂戴の切なさだとも見えるかも。結末の良し悪しは、お読みになった方が考えて頂きたい。

    私が、素敵だ、と素直に言えない理由はただ一つ。

    クレヲは、試練の成功の証、青い薔薇をグラント家に届けるべきだった。途中からそれをあえて失念してしまってるようで。それはロザリーヌを選んだからだけど。

    やるべきことはやって見せて、そっと森に戻って、発見されてあのラストだったら。もっとクレヲが大人の男になったことが、際立ってよかったと思うのだ。

    ロザリーヌの変化が刻々と分かるだけに、そこが惜しい。ロザリーヌは、最初から女の子で、そして魔獣でもある。

    彼女が、彼を傷つけられて、心から、少女でなく、女になったこと。その怒りや悲しみの一行が鮮烈だっただけに。

    ああ、けれど森でクレヲはいたかったのかな。
    他の何より、ロザリーヌのそばに。

    互いの思いの、朝露のような白さ透明さ。
    それは、不思議に印象に残る。

    着眼点はいい。

    地の文がもっと練れて、心理描写も細かくなって、作者様が書きたいところと、書かなくてはいけない
    ところの文章の温度差が埋まれば、もっと良くなると思うのだ。

    たぶんガガガは、やっぱり読まないと思う。でも、うん。このお話に気付かされた事がある。それは、誰にも言わないし書かないけど…。ふふふっ…。
    続きを読む

    投稿日:2017.06.22

  • 【静】

    【静】

    痛々しいほどの綺麗さ。何物にも邪魔されないし、されたとしても揺るぎない確かな愛を見ました。イラストも可愛らしくて好きです。

    投稿日:2017.02.15

  • のこ

    のこ

    一冊完結。
    人喰いの少女が織り成す純愛ファンタジー。
    心通わぬ人達の中で生き永らえるより愛する人に看取られながら死にたいと、僕も思う。

    投稿日:2015.10.23

  • 柏葉

    柏葉

    人外少女と落ちこぼれ貴族少年とのファンタジーなボーイミーツガールもの。イラストのためか地の文の書きっぷりのためか、あまり悲壮感を感じなかった。実の父に見放され、森の中に取り残され生きるか死ぬかというところなのに、どこか緊張感を感じさせない。少年少女がもっと上の年齢だったらよかったのかも?ロリっぽく感じる。物語としてはきれいなに一冊にまとまっている。魔獣というあからさまなファンタジーよりは「魔女は世界に嫌われる」のような人間社会が作り出した脅威からくる話の方が好みだなぁ。続きを読む

    投稿日:2015.06.07

  • MNM

    MNM

    久しぶりに読後びたんびたんするぐらいおもしろかった!スピード感はあんまなくて、伏線のはり方もぎこちないけど、隠し方は上手だし、意外性もあっておもしろかった!
    あと、かわいい!触手かわいい!触手がかわいいの!かわいいの触手なの!続きを読む

    投稿日:2012.10.11

  • felow

    felow

    ボーイミーツ人外ガール! お伽話のような雰囲気が痛ましい話を上手く和らげてくれて、よく考えたら重い話でも嫌な雰囲気を感じさせられなくてすごくよかった。

    投稿日:2012.07.14

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