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ゲーテ, 竹山道雄 / 岩波文庫 (120件のレビュー)
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総合評価:
本読むアシカ
17
手の中にゲーテを収めてみよう
ゲーテの言葉は、翻訳されてもその良さが生きてます。 詩のようなリズムに任せて、ページをめくっていくのが心地よい。 とある菓子メーカーの社名の由来になった ヒロイン・シャルロッテはこの小説の中に出てき…ます。 このような書店の店頭では見つけにくい本が 直ぐに手に入るのもReaderの魅力ですね。続きを読む
投稿日:2013.11.09
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朝陽
名作と勧められて読んだ。 所々凄く共感するところや学びになる文があった。 全体的に読みづらく(翻訳だからか)、特に前半はどういう物語なのか掴めず読むのに苦労した。
投稿日:2024.02.14
ゆうたろう
圧倒的。 青春期特有の人が持つまっすぐな心と純粋な感性にここまで肉薄し丁寧に描写した作品は数少ない。 現代の人はすぐに詩的な物言いに触れるとポエマーだの病んでるだの言う。 TwitterやSNSで安易…に自らの心のうちを吐露してる人ももちろん大概だが、人の心のめんどくささだったりどうしようもなさを、一方的に俯瞰から見ては冷笑的なコメントをする人が多い現状はそれはそれで色々辛い。 ウェルテルは書簡体、つまりとても個人的なもので、本来は触れてはいけない人の「真実」が描かれる。彼の希望と絶望がそこに克明に記され、それを読んだ僕たちが魂の奥底で何かを動かされる。 ウェルテルは死んだがゲーテは生き返った。続きを読む
投稿日:2023.09.29
Suuuuuusan
いやはや全く、男って太古の昔から馬鹿だなぁ…ということに尽きる。こういうタイプの人を何人か見たことがある。端的にいうと失恋によって病んでしまう人。 女って失恋でここまでならない気がするのよね。ちゃん…と次に行くエネルギーがあるというか。失恋でおかしくなってるのって男だけな気がする。逆に女は恋愛中におかしくなるイメージ。 ロッテに関する手紙の描写がなんというか激しすぎて、今でいう厨二病を文学的なMAXの値まで高めるとこうなるんだな…と半ば感心しながら読みました。全文きっちりは追えなかった…だって全部同じなんだもの…あ!な!た!を!こんなに!愛して!いるのに!!!ということだけ…笑 この時代にドイツで本小説の流行によって自殺者が増加したというのはすごい話だなぁと思う。それくらい、人間なんて脆くてすぐ転んでしまうものなんだなぁと。 当時精神病の概念があまりなかったはずのところに、きちんと今のような精神病に関する理解があるような書き方をしているのはゲーテ先生さすが、の一言ではある。 あとがきを読むと、この話はほぼノンフィクションのように色々な人の手記・日記・手紙をつないで作ってあることがわかる。そうだよねー人に物事を伝えるのが手紙しかない時代、書き綴って送るしかないんだものね。今ならチャットがあり、どんなやり取りになるのか…現代版若きウェルテルの悩み、どこかにありそう。探してみようか。続きを読む
投稿日:2023.08.20
ゆり
「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」 不幸な人生を送っているな! けど自分じゃ体験できないことを味わえるのが本だから。
投稿日:2023.08.15
紗井谷
このレビューはネタバレを含みます
この本で見られる形の失恋は確かに誰しも経験したことがあるかもしれませんね。 しかし最後の解説でこの本がブームになったことで自殺者が増えてしまったと知ったとき恐ろしい本だなと思いました。 元気じゃないと読んではいけない本です。
投稿日:2023.05.22
す
美しい自然の描写や村の人々の生活がのどかでよかった 人の婚約者に惚れてここまで悲劇の人間ぶることある?ってなるくらい仰々しい表現で恋の喜びと苦しみと破滅が書かれてて凡人には共感できる感情の動き幅じゃなくておもしろい 恋愛に、というよりも、恋愛についての自分の思考に振り回されて自滅していく様子が秀抜 タイトルに採用されるのも納得の悩み具合だと思う
投稿日:2023.05.15
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