【感想】闇の太守

山田正紀 / 講談社文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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  • 主人公より敵役の造詣のほうが見事

    「闇の太守」の血筋で生まれた主人公がその宿命の導かれて、戦国の日本に潜む魑魅魍魎と、別な神から神託を得た刺客とも対決する短編が4つ収録されています。
    主人公の影が回を進む毎に薄くなり、またその同行者もいまひとつ魅力を発揮できていないようです。その一方、毎回出てくる妖怪や刺客はいろいろなアイデアを盛り込んで、バラエティ豊かなキャラクターで楽しませてくれます。
    山田風太郎の忍者小説が好きな人には勧められると思いますが、山田正紀の面白い本を探しているなら、「宝石泥棒」や「神狩り」といった定番の名作や、「人食いの時代」、「崑崙遊撃隊」といった作品の方が完成度は高いと思います。
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    投稿日:2015.07.16

ブクログレビュー

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  • myjmnbr

    myjmnbr

    「山田正紀なら伝奇小説を書かせてもこれくらいはやるだろう」 という予想(期待)の範疇を越えてはいない。 もちろんシリーズの1作目だから、早急には判断しないけど。

    投稿日:2011.10.02

  • magadori

    magadori

    まず、同じ作者で同じ題名のがありますが別物です。

    で、いつものごとく「終わってません」。
    さすが未完作家。

    後4人(4匹?)大蛇の化身が残っているはずなのに、
    最後が信長だというのは分かっているのに「終わってません」。

    ただ、文章はこの頃が一番上手いと思います。
    キャラの名前も山田正紀らしい。
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    投稿日:2010.10.09

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