【感想】バチカン奇跡調査官 闇の黄金

藤木稟 / 角川ホラー文庫
(104件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
15
38
36
2
0
  • 読みやすくなってきた

    前巻までも、面白くて好きでしたが、ちょっと読みにくいなぁと思う
    ところがあったのですが、この巻から読みやすく感じました。

    お話自体は、1冊で1つの奇跡ですが、この3作目には2作目で登場した
    人物とのからみがちょこっと出てくるので、知らなくてもわかりますが
    前作から読んだほうがいいと思います。

    平賀とロベルトコンビが、仲良く?謎解きしているとほっとします。
    事件は深刻でも、ロベルトの平賀への世話焼きっぷりとみてると
    ちょっと気が抜けるというか・・・。

    謎のほうはハーメルンの笛吹男等、聞いたことのあることが題材に
    なっていて、こんな考え方もあったのかと、楽しめました。
    続きを読む

    投稿日:2014.09.09

  • 平賀の部屋は……

    シリーズ第3巻の物語には、「教会の光」の謎に加え、「首切り道化師」という伝説が絡んできます。その伝説の関係で語られる「ハーメルンの笛吹男」の薀蓄話は、とても興味深いものでした。
    神父コンビは本作でも相変わらず、謎を解こうと駆け回ったり、窮地に陥ったりしています。前巻のロベルトの自宅に続いて、本作では平賀の自宅が登場します。少なくとも、平賀らしい部屋であることは間違いありません……。
    ちなみに、表紙のイラストが誰かは読めば分かるはずです。
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    投稿日:2013.12.21

  • 闘う神父サマ!

    毎回窮地に陥る天才神父コンビですが、今回は水責めでした。いや、よく助かったね(*_*;。2巻で登場した美しきヒールとの戦いの火ぶたが正面切って落とされた感じのお話でした。「満足のできないこの世と、地獄行きのあの世」という平賀の言葉に、改めて彼の強さの源を見た気がします。そしてそんな平賀を、ロベルトが改めて大天使だと思うラストに、こちらもなぜか救われた思いがしました。うん、だって神父だもんね!続きを読む

    投稿日:2014.11.24

ブクログレビュー

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  • 瑞樹

    瑞樹

    シリーズ3作目。
    本当の奇跡にはなかなか出会えず、奇跡の裏には常に人間の色々な罪が潜んでる…こんな体験ばかりしていて、平賀の信仰心は持つのか…?と3話目にして心配になる(笑)
    こういう純粋なキャラに限って闇落ちするってパターンがマンガやアニメでは多いから〜と思いつつ読了。続きを読む

    投稿日:2023.08.15

  • やすこちゃん

    やすこちゃん

    人間って、怖いし残酷だなと改めて思わされる。ここではジュリア司祭がまさにそう。醜悪なほどの心根はその美貌で騙されてしまうが、読むたびに寒気がする。

    投稿日:2023.07.28

  • goya626

    goya626

    ミサの途中に教会の中に角笛の音が響き、虹色の光が満ち、キリスト像が色づき動き出す、というイタリアの田舎の奇跡の真相を無垢にして天才科学者・平賀と懐疑派だが颯爽たるイケメンの暗号・古文書解読のスペシャリスト・ロベルトの両神父が暴き出す。32年前のまだらの服を着て鎌を持った首切り道化師によるおぞましい事件がこの奇跡に関わっていることが分かり、奇想天外な物語が展開する。何百年も前から存在する秘密結社も絡んできて、あの美貌にして冷血なジュリア神父が登場するのには驚かされる。トリックの解明もとんでもなさが却ってぐぐっと迫ってくる。それにしても作者のキリスト教の教義・歴史への豊富な知識をもとにした想像力には感服する。
    「神が人に何をしてくれるというのですか?聖書をもう一度良く読んでごらんなさい。神は常に人を罰してばかりだ。奇跡や神の恩恵なぞ、この世には存在しない。それは貴方方が一番良く知っているでしょう?ですが、その人間に知恵を授けてくれたのは年取った蛇。すなわち悪魔ですよ。」というジュリア神父の問いかけに揺さぶられるロベルトと平賀。この問いかけは鋭い。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.18

  • hibu

    hibu

    シリーズ第三弾!徐々に内容に深みと幅が出てきて、今後の展開が楽しみです。
    繋がってはいますが、一話ずつ完結するのでどこからでも楽しめます!オススメ!

    投稿日:2022.05.16

  • 杏奈

    杏奈

    このレビューはネタバレを含みます

    今回の事件は、男女関係の複雑な事件であった。
    権力があるからって好き勝手にやっていたら、バチが当たったので、被害者には同情出来ない。
    加害者も殺人以外で何か出来たろうに。
    それにしてもジュリア、タチが悪い...。
    悪魔主義は非人道的だけど、何かしらの理由があるので、「悪」と断定できない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.09.23

  • より

    より

    図書館で。
    表紙、誰かと思ったらジュリアさんなんだ。
    すっかりフットワークが軽くなったなぁ、彼。アフリカに居た頃はこんなあちこちに顔出したんだろうか。あ、身代わりが居たか。

    結構真相がエグかった。ぶっちゃけ神父さん結構あくどいような…
    それにしても凍死の理由がソレって…ちょっと…うん、キテレツで面白かったような(笑)
    レトロな古の町の話かと思ったら結構近代的な設備の話だったりして。
    このノリ、独特だなぁ。確かにクセになりそう。
    続きを読む

    投稿日:2019.10.07

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