【感想】三毛猫ホームズの追跡

赤川次郎 / 角川文庫
（27件のレビュー）

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総合評価:

平均 3.4

nak

4

三毛猫ホームズシリーズ第二弾！

「三毛猫ホームズの推理」に続くシリーズ第二弾です。今巻は片山刑事の妹、晴美の再就職先「新都心教養センター」を中心に事件が起こります。

この三毛猫ホームズシリーズですが、読む前のイメージではネコの意味…ありげな行動を見て人間の探偵役がそれをヒントに推理を展開するというパターンを想像していました。

ネコが事件を解くといった、そのあたりの部分はぼやかした感じにするのかと思っていましたが、がっつりネコのホームズが謎解きをしています。ただ、流石に言葉は話せないので人間に仕草や動作で教えてくれて、片山刑事がそれを説明する感じで、完全にネコ頼みです。

なのでホームズがいないと物語が進行するだけで、何も進展しません。（その間にバタバタと人が死んでいく...）それでいてネコ視点での描写がない為、何故ホームズがそれに気づいたのか？等の説明が一切なくそれこそ最初から全てお見通し的な感じになっており、謎解きの解説の場面も唐突感がありました。

とはいえ、よく考えると「いつも意味ありげな行動をしつつ、最終盤の謎ときの場面まで黙して語らず」というのは通常の推理ものの探偵役と考えたら普通のことなんですよね。探偵役がネコというだけで、なんとも情けないというかもどかしい気持ちになるのはおかしなものです。読んでいる「ヒト」としては片山刑事、ホームズに頼りすぎ、もっと頑張れと言いたくなりました。続きを読む

投稿日：2014.10.17

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ennnnnnnnnn

三毛猫ホームズ第2段！
新キャラ石津登場！
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晴美の新しい職場、新都心教養センターで事件が！
金崎沢子と名乗る女性が四十数万円の授業料を払い、三十クラスの全講座の受講生になった途端に、講師…が次々と殺害される…
金崎沢子の正体はなんと死者。2年前の未解決事件との関係性は？？？？
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なんかこう…片山って不憫ですよね(笑)
三毛猫ホームズってどうしてか切ない終わり方が多い印象です。

今作も、なんとなくこの人が犯人かな〜という想像はつくものの、最後にどんでん返しがあるのがミソですね！！！！びっくら！

続きを読む

投稿日：2023.11.29
Maipen Raita

少し無理矢理感のある結末だが、ストーリーとしては面白ろかった。謎解きというより、話を楽しむものかな。晴美と石津の記念すべき出会いの回。復讐は昔からのミステリーにおける大きなテーマだと痛感した。

投稿日：2023.10.07
白子猫

1作目をだいぶ前に読んで、そういえば2作目まだ読んでなかったな。と思い読んだ。
やはり、赤川次郎は読みやすくて良い。最後に繋がってくる構成は流石。

投稿日：2023.07.02
kumajina

このレビューはネタバレを含みます

三毛猫ホームズシリーズ2作目

今回もどんどん死ぬ。
どんどん死ぬのが妹の職場の知人だから今後のシリーズでは転職すれば大丈夫か…？と妙な心配をしてしまう

男女のキャラ付けやトーキーとかいう分からない言葉が昭和っぽくて時代小説を読んでいるみたいな気分。まぁ昭和生まれなんですけど。

警察ものやミステリー読んでいると携帯とか無い時代の方が犯罪のアリバイ作りや捜査の聞き込みなんかが面白い気もする。
猫が乗り物に乗れるのも昭和あるある？？お陰で猫が大活躍して面白さが増してい
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投稿日：2022.06.13
ゆとり

今回は結構次々に被害者が出てびっくりした。
色んな事件が絡まりあってたけど、最後怒涛の解決で面白かった。

投稿日：2021.11.03
SUMI

三毛猫ホームズ第二弾。石津刑事が登場！妹晴美の新勤務先カルチャースクールから次々と起きた殺人事件。
軽快なテンポであっという間に読み終わる。
ホームズと黒猫ジョンの経過も面白かった

投稿日：2021.10.17

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