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帚木蓬生 / 集英社文庫 (48件のレビュー)
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1
マッドサイエンティスト?!
生殖医療(中絶や不妊治療など)を題材にした小説で、岸川という医師による、患者の治療を通して今の生殖医療の現状を知ることができます。この岸川は今でも議論がやまない、生殖医療を自分なりの解釈と方法でタブー…などは無視してどんどん進めていきます。はたして胎児は一人の人間なのか、そして臓器移植や中絶、胎児の性別診断による産み分け(男の子が欲しいから女の子ならばおろすなど)は良いのか・・・・。非常に重いテーマではありますが、一読をオススメします。続きを読む
投稿日:2013.09.29
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すー。
天才が野心を持つと狂気をはらむのか。 冷静で、人間関係もそつなく軽やかにこなし スマートで知的。 だけど怖い。怖すぎる。 どんな道を歩んでいくのか下巻も興味深い。
投稿日:2023.12.23
まちか
医療小説は割と好きなんだけど、本作はちょっと苦手なタイプでした。。 なるほどっと思う部分もあったけど、顔を顰めたくなる内容や描写も多くて、、 途中挫折しかけたけど、下巻もあるしなんとか最後まで読み切っ…た。 さて、下巻はどうなるのか、見届けます。。続きを読む
投稿日:2022.01.28
mokamoca
「エンブリオ」というのは受精後八週までの胎児のこと。 産婦人科医の岸川は、人為的に流産させたエンブリオや、様々な手を使って手に入れた卵巣等を培養し臓器移植をするという異常な医療行為を行っていた。 その…技術は異常ながらも、世界の最先端をいっている。 しかし、そうなるともう歯止めが効かなくなってくる…次は男性の妊娠実験… とにかく、全体的にかなり衝撃的な内容。 2018.11.25続きを読む
投稿日:2018.11.25
2006takahiro
エンブリオーそれは受精後八週までの胎児。天才産婦人科医・岸川は、人為的に流産させたエンブリオを培養し臓器移植をするという、異常な「医療行為」に手を染めていた。優しい院長として患者に慕われる裏で、彼は法…の盲点をつき、倫理を無視した試みを重ねる。彼が次に挑むのは、男性の妊娠実験…。神の領域に踏み込んだ先端医療はどこへ向かうのか。続きを読む
投稿日:2018.06.16
todo23
これは物語(小説)の形を借りた、現代医療の倫理上の問題点を啓発する書でしょう。確かにミステリー仕掛けで小説としての姿は整っているのですが、作者の書きたかったテーマはそこにあるようです。 主人公の岸川…医師は、献身的で優秀な医者として描かれます。その結果、全ての患者から信頼され、かつ、それを裏切らない医者です。しかし一方で、彼が、そして日本の法律が人間とは見なさない胎児、卵子、精子については”物”としての取り扱いです。その行為は恐ろしく、グロテスクです。 こうした問題に対し、興味がある方以外には、余りお勧めできる本では有りません。 続きを読む
投稿日:2017.10.30
Masanori
エンブリオ―それは受精後八週までの胎児。天才産婦人科医・岸川は、人為的に流産させたエンブリオを培養し臓器移植をするという、異常な「医療行為」に手を染めていた。優しい院長として患者に慕われる裏で、彼は法…の盲点をつき、倫理を無視した試みを重ねる。彼が次に挑むのは、男性の妊娠実験…。神の領域に踏み込んだ先端医療はどこへ向かうのか。生命の尊厳を揺るがす衝撃の問題作。続きを読む
投稿日:2017.04.08
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