白い巨塔(一)

山崎豊子 / 新潮文庫
(143件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
58
56
17
3
1
  • 野心に燃える男、財前五郎

    TVドラマは見た。 田宮・戝前も、唐沢・戝前も。
    でも、本で読むのがこんなに面白いなんて思っていなかった。

    投稿日:2016.06.08

  • 考えさせられる

    ドラマにもなってますし、そちらを見てから本を読んでも、本を読んでからドラマを見てもいいと思います。

    中学生の頃に自宅の本棚にあったのを手に取った時は途中で挫折しました。人間というものが難しすぎて。
    大人になってからはまるで引き込まれるように次へ次へと読みました。
    作者の取材力と執筆力は本当にすごいです。そこから生み出されるこの人間ドラマの深さをぜひ感じて下さい。

    ドラマを見た友人が財前先生が悪なんだね、と言っていましたが、私には単純にそうは思えませんでしたし、財前先生を嫌いにはなれません。むしろ里見先生が偽善なんじゃない?と思えたこともあります。それほどに“人間”というものも考えさせられる作品です。
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    投稿日:2014.09.26

  • コップの中の喧騒

    職場で読んでるとそんな古いの読んでるのかとからかわれた。そしてその時初めてドラマで放送されてたというのを知った。そんな何の予備知識もないままこの本と出会った。
    ここで描かれてるのは医療界、ひいては大学病院という狭い世界。そこでのしあがっていく財前助教授は悪としての役であろう。であるが一人の人間としてどこか悪として拒絶できないのはその虚栄心が他人事のように思えないからだ。
    狭い世界での権謀術数、医療界でなくても心当たるものがあるのではなかろうか。
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    投稿日:2013.09.27

  • 財前先生

    テレビで田宮二郎さんのドラマの名場面などを何度か見ていて知ってはいたのですが、全5巻と長編だし、古い作品だしと敬遠してました。
    いざ読んでみると時代は関係無いですね。ぐいぐい世界に引っ張られます。
    学界の裏側、医療ミス裁判の難しさなど作者の徹底した取材に基づく力強い筆力にただただ圧倒されます。
    山崎豊子作品は2作目でしたが、この作品から入られると良いかも知れません。
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    投稿日:2013.09.27

ブクログレビュー

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  • loser

    loser

    他の本と並行しながらですが、2ヶ月弱もかかって読みました!もう全ての語彙力を圧倒的という言葉に置き換えたい所存でございます。去年五話連続でやってたドラマのキャストでイメージして読んだので、財前は岡田くん。里見は松山ケンイチ。ケイ子は沢尻エリカ。東佐枝子は飯豊まりえちゃん。などなどが頭の中で物語を展開してくれました!
    人間の命の尊厳さと地位や権力への欲望の共存する「白い巨塔」。この白い巨塔に敗北したのは里見や地方へ飛ばされた医局員ではなく財前だった。本当に圧巻。実際医学会がここまでのものかは分かはないけど、少なからずこういう風潮はあると思う。
    全ての登場人物がこの物語を考えさせるのに必要な人物で、こういう人間がいたらどうだろうと思うキーパーソーンが本当に全て揃ってるなぁと。里見先生がなんだかんだ財前を尊敬してるところがめちゃくちゃ良くないですか??
    個人的に1番好きなのはケイ子。最後の方でこの人花森って名字だったんだとかしょうもないこと思ったのはさておき、結局財前のことを一番理解してたのがこの人。自分の語彙力でこのケイ子の凄さを文字で表現できない笑。とにかく聡明で物事の本質を見抜いていた感じがしてカッコ良かった。
    あとは里見と東佐枝子の関係。佐枝子があの両親に染まらず純粋で真っ直ぐな里見に惚れるのがいい。でも友人によってできた壁をお互いが意識して、最後は佐枝子の方から会わないと決意するところが切ないけど意志の強さを感じてとても良かった。普通あんな両親に育てられたら、無理してでも地位を築きたいと思うけどなー。意志が本当に強い証拠だと思った。ここもあっぱれ。
    またこの小説、里見が財前と正反対で焦点当てられがちだけど、関口弁護士もなかなか逸材というか憧れるべき人だと思った。患者の泣き寝入りを防ぐために、医学に素人な弱い立場にもかかわらず佐々木家族のために、むちゃくちゃ勉強して国平弁護士に立ち向かうところとか。里見が医者としてのあるべき姿を見せつけたなら、関口は弁護士としてのって感じがした。というか、財前側に立たずに証言した方々皆すごいよ。柳原くんもよくがんばったよ。運が悪かったねー。
    この小説では医学という人を救うための学問においても人間のいろいろな欲望が絡まり合って、プロとしてのあるべき姿を見失ってしまう設定だけど、医学界以外にももちろん通ずるものがあると思いました。やはり人間。技術があっても人情がなければダメ。逆も然り。本当の意味で敬われる存在になるためには両方兼ね備えないとなと!医学の基礎知識に加えて、医療裁判の難しさ、人間のあり方など多くを学べた最高の小説でした!
    里見先生目指します! 
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    投稿日:2021.08.01

  • hockson

    hockson

    昔ドラマやってたなぁ、見てないけど。

    医者の世界もこんな派閥や出世欲に満ちているのか、、、
    人は大人になるにつれてよく深くなっていくものかもしれない。

    続きがたのしみ。

    投稿日:2021.07.15

  • Blandy

    Blandy

    権力争いの描写がこの小説の中で最も面白いところではあるものの、ほんの一部の医者がその権力争いには興味を示さず、確固たる信念の元で真面目で愚直な研究を続ける姿勢が映し出されており、会社生活の人間関係で疲れてるせいか、その姿の方に惹き込まれるところがあった。続きを読む

    投稿日:2021.06.05

  • まな

    まな

    社会派小説で知られる山崎豊子の作品を初めて読んだ。
    医学書を読んでいるのかと錯覚するほど専門的であり、医療現場の緊張感までもがリアルに描かれている。徹底した取材による小説といわれる意味がわかった。
    学病院の封建的な人間関係と医療の腐敗に対する痛烈な批判を感じた。続きを読む

    投稿日:2021.05.22

  • ふみ子

    ふみ子

    10代の時に読んだのですが、再読。
    先ず一巻は、登場人物の紹介と同時に教授選という、人間の嫌な好奇心が擽られる描写で巧みに翻弄させられる。
    ドラマを観て再読したくなったけれど、迫力のある作品です。
    師の世界に時折蔓延っている人間模様が生々しいです。続きを読む

    投稿日:2021.05.06

  • komagoma1

    komagoma1

    このレビューはネタバレを含みます

    一度読んでみようと思っていながら、やっと読み始めたところ。
    医学部教授戦を巡る選挙戦が始まる。腕は確かだが、名声が却って教授から疎まれる財前。人間の欲があからさまに描かれる。
    ちょっと古い関西弁が面白い。
    物語のスタートが昭和37年だったとは。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.03.12

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