【感想】ハッピー・リタイアメント

浅田次郎 / 幻冬舎文庫
(91件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
13
26
37
9
0
  • 本当に痛快娯楽小説です。

    テンポよく軽快な文章にいつも感心します。樋口さんと大友さんの行動がどうなるか、
    ハラハラ・ドキドキの展開に最後までわかりません。
    軽いタッチですが、時々ドッキリする内容です。
    自衛隊のことは、実体験から・・・・。
    おすすめです。!!
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    投稿日:2015.04.02

  • 彼らは「火花」の神谷さん

    正しいことを貫き通すわけではないけど、自分に嘘をつかない、そんなおっさんたちが愛おしい。
    爆笑しないけど、最初から最後まで本に向かってニヤニヤしちゃう。大好きな浅田ワールド全開でした。
    電車で読んだら不審者です。
    天下りの世界、窓際族、企業の権力者などの裏側も面白く描けてて、無駄な知識が貯まります。笑
    俺も、こんな老後を迎えたい。
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    投稿日:2015.08.26

  • 天下り「容認」なのか「反対」なのか・・・

    55歳でドロップアウトした2人の男性、片方は自衛隊幹部でもう片方は財務省官僚。出会ったのは高給を保障されたJAMS(全国中小企業振興会)という再就職先~いわゆる天下りである。時効になった債権の回収という表向きの顔はあるがこの組織に業務実体はない。年甲斐もない誠実さと年相応のしたたかさを持つ2人と女性秘書が手を組み最後の賭けが始まる。天下り「容認」なのか「反対」なのか解らないまま話が進み大人のエンタメ小説という感じに仕上がっている。著者自身の借金返済や自衛隊での勤務経験をもとに描かれたエピソードが面白い。続きを読む

    投稿日:2018.10.04

ブクログレビュー

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  • nenkan100satsu

    nenkan100satsu

    浅田次郎初めて読んだ作品がこれだが、面白かった!
    本体に残れず天下りとなった2人の男と天下り先の女社員の話。天下り先の仕事は支払い義務の無い借金の取り立てという、あってもなくてもなお仕事。
    飽きずに読めるし、最後のびっくりなラストも良い。続きを読む

    投稿日:2023.01.30

  • kissarmy0814

    kissarmy0814

    ヒナ・ヤマムーラこそが「賢い」。「賢い」人は「私は知っている」とだけ言い、他に余分なことは言わない。
    すると、相手はすべて見抜かれていると思い、不要なことを話しまくり、「幸せ」が転がり込むという算段である。
    「沈黙は金」とは、話すべきことと沈黙すべきときとのいずれをもわきまえていることをさすのではなかろうか。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.24

  • rock-english

    rock-english

    タイトルかた考えていたのとはちょっと違うけど、面白かった! やっぱり、思うままに生きていければ、それがハッピーだよね。けど、結局お金を手に入れたのは…?

    投稿日:2022.12.19

  • nono

    nono

    このレビューはネタバレを含みます

    まあ面白いっちゃ面白いけど
    連載物だったのかな?
    連載で読んだらもっと楽しめたのかもしれない。

    作品紹介・あらすじ
    定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友。二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。戸惑う彼らに、教育係の立花葵はある日、秘密のミッションを言い渡す。それは汚職か、横領か、それとも善行か!?痛快娯楽「天下り」小説。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.12.18

  • Tom

    Tom

    このレビューはネタバレを含みます

    浅田次郎さんのコメディタッチの小説はいい。
    プロローグが、浅田さんの話しだと途中まで気が付かなかった。

    財務官僚と自衛官の2人がJAMSという架空の外郭団体?に天下る。
    過去に借金してそのまま雲隠れしたまま時効になった人に念のため返す意志があるか、訪ねて行きます。そこで意外な成果を上げて、JAMSの女性職員2人と結託して大金(裏金)を得ます。
    法的には時効で借金を返す義務は無いけど、過去の贖罪からか払ってしまう人の心情が面白いですね。

    本書や勝間和代さんの解説のとおり、役人の天下り組織は、無くならないんだろうな。。。
    あー羨ましい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.03.24

  • yoco

    yoco

    官僚の天下り、定年後の第二の人生、秘密のミッション。
    個性的な登場人物がコミカルかつ軽快なタッチで描かれています。

    著者と同世代だったら、楽しんで読めたんだろうか。
    「すこしくらい自分がおいしい思いをしたっていいじゃない」という天下りに対する嫌悪感が拭えず。
    何も純粋に主人公たちがおいしい汁を啜る側というわけでもないのだけれど、そこまですっきり!とした終わり方でもなく、もやもやが残ってしまった。

    とはいえ、定年後の第二の人生、楽しみを共有できる仲間がいるのはいいことですね。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.03

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