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いかりや長介 / 新潮文庫 (55件のレビュー)
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総合評価:
lupin4
2
いかりや長介の魅力あるれる自伝
ドリフターズや踊る大捜査線だけではない、いかりや長介の魅力を感じることができる。荒井注とジミー時田の死に直面したことで「人生のまとめをする時期」という意識が芽生え、この自伝の話を引き受けたそうだ。本が…刊行されてわずか3年後に天国へ旅立ってしまったのが残念でならない。続きを読む
投稿日:2014.01.02
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トトラッシュ@
すべてのドリフ世代へ
最近になって読み直しました。 いかりや長介さんの自伝ですが、メインはドリフターズ時代になります。 ドリフ世代の人にとっては感慨深い話が多いです。 競馬のノミ事件、停電事件の裏側、志村けん加入時の苦悩…とスターダムへの仕上がるきっかけなど、 当時の出来事を当事者が詳しく書いており、また非常に読みやすい文章で、いかりやさんの人柄が伝わってきます。 個人的には『8時だよ!全員集合』が終わり、『加トチャン・ケンちゃんごきげんTV』が始まった時の 経緯やいかりやさんの思いについてはこの本でしかわからなかった思います。 ドリフ世代の方々は必見です。続きを読む
投稿日:2015.05.13
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棚田 弘一
この方が亡くなってからもう20年近く経っている。亡くなる前年に本書は書かれており、人生の集大成だったのかと思える。当時はかつてドリフのメンバーだった荒井注氏が亡くなって間もない頃だった。 紆余曲折あ…ったドリフターズの結成と、地道なライブ活動からテレビで大人気になっていく過程が時に面白おかしく語られる。よく世間で言われていたように芸にはかなり厳しい人だったようだが、終始謙虚な語り口だ。 結成から半世紀以上経ったドリフターズだが、いまだに「ドリフ」の名前は見聞きする。成功の要因は長さん曰く「各メンバーの立ち位置を確立できたから」だそうだ。これからもずっと、特に「昭和」が語られる時は話題に上ることだろう。続きを読む
投稿日:2023.12.07
モモマサ
あのいかりや長介さんの声が聞けなくなって何年たつのか…その間にメンバー達もリーダーの側にいくかたたちも… 今でも、私にとっての愛すべき笑いの師匠はドリフターズ! 日々…だめだこりゃ、だから、もういっ…ちょ〜 ぜひ〜続きを読む
投稿日:2023.04.08
saga-ref
長さんが亡くなって、志村けんがコロナで逝ってしまい、仲本工事が交通事故で亡くなった。そんな折、古書でしか手に入らなかったが、本書を読みたいと思った。子どもの頃に週刊誌で漫画を読んだ記憶が残っている。8…時だョ!全員集合で不動のコメディアンへと駆け上っていく過程を知ることができた。俳優いかりや長介はあまり見なかったが、荒井注と志村が入れ替わったドリフだけを知る者としては、ほぼ不動のメンバーを見てきて、21世紀の今を見ていること幸いでもあり寂しくもあり。続きを読む
投稿日:2023.04.04
コウ
ザドリフターズのメンバーであった、いかりや長介の半生を振り返った自伝本。本人曰く、ドリフがお笑いとして成功した要因に、メンバーの位置関係を確立したことだという。実際、ドリフ結成後の途中で加わった故志村…けんは、かつてメンバーの一員であった新井注の役を継ぐことなく、彼独自のネタを披露した。このように、各自に備わっている個性を生かせるための環境作りが、結果として、各メンバーの特徴を目立たせて、当時の視聴者を釘付けにしたのだろう。また、いかりや長介は、すべては成り行き、偶然だったと語る。もともと、バンドの活動から、それも女にモテたかったという理由が全ての始まりであり、その活動からコメディアンへ、その後、役者へと活動場所が変わったが、興味深いことに、自分は特別な才能を持っていないと言うところである。芸能界で活躍したとき、明確な目標を持たず、他人を蹴落としても生き残ろうと思わなかった。これは今日の競争社会とは真逆の原理で、なすがままに仕事をこなしたのである。そういう意味で、個人の努力が過度に要求されて、その社会に悩む人におすすめできる本である。続きを読む
投稿日:2023.01.19
じゅう
先日『アイデンティティー』を読んで、ミステリー等の殺人シーンのある物語を読む気になれなくなったので、気分を変えるために「いかりや長介」の『だめだこりゃ』を読みました。 「いかりや長介」が「荒井注」、…「ジミー時田」の死をきっかけに半生と秘話を綴ったエッセイ風の自伝です。 -----story------------- 音楽は四流、笑いは素人。 でも、それが「ドリフターズ」だった。 東京の下町に生まれ、米軍キャンプやジャズ喫茶でのバンドマン生活を経て、「ドリフターズ」に加わったいきさつ。 最長不倒のお化け番組「全員集合」の陰でネタ作りに追われた日々と、メンバーの知られざる素顔。 そして、俳優に転進してから「踊る大捜査線」の大ヒットまで。 豪快半生と秘話の数々を綴る、「いかりや長介」自伝。 ----------------------- 若い人にとって「いかりや長介」は『踊る大捜査線』の「和久指導員」のイメージが強いかもしれませんが、、、 私にとって「いかりや長介」といえば「ザ・ドリフターズ」、「ザ・ドリフターズ」といえば『8時だヨ!全員集合』なんですね。 子どもの頃、土曜日8時は必ず観てましたから、強く印象に残ってます。 当時、好きだったネタ、、、 「荒井注」の"ディス・イズ・ア・ペン"、 「加藤茶」の"ちょっとだけよ"、 「仲本工事」の"体操ネタ"、 「高木ブー」の"雷様"、 「志村けん」の"東村山音頭"、"カラスの勝手でしょ"、 等々のコント誕生秘話や、 芸名を酔った「ハナ肇」に命名されたこと、 等々、色んな裏話が明かされていて楽しく読めましたね。 それにしても、「ビートルズ」日本公演の前座が「ザ・ドリフターズ」で、日本武道館で初めて演奏したミュージシャンが「ザ・ドリフターズ」だなんて、驚きましたねぇ。 女にもてたいがためにバンドを始め、 バンドで笑いをとるのが好きになりコメディアンになり、 コメディアンの延長で役者になり、 そしてアカデミー賞最優秀助演男優賞の受賞ですからね、運命って、本当にわからないものです。 それにしても、、、 当時、『8時だヨ!全員集合』って、最盛期は視聴率が40%~50%だったらしいですから、本当に化け物番組ですよねぇ。 それも基本は公開生放送だったんだから、出演者の努力や緊張感は並々ならぬモノがあったでしょうね。 久しぶりに『8時だヨ!全員集合』のコントを観たくなりました。続きを読む
投稿日:2022.04.10
ハルモヤ
お笑い好きの友人からの推薦。笑いに対する姿勢はまさに「職人」。晩年の演技に対する姿勢は謙虚そのもの。
投稿日:2022.01.13
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