鬼平犯科帳(一)

池波正太郎 / 文春文庫
(132件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
65
32
23
2
0
  • 単なる歴史小説ではない

    時代、生活、人情、様々な物を垣間見ることができる小説。
    特に池波正太郎は食べ物の描写が上手い。ちょっとした日常ともいえるそういう物事の描写がありありと目の前に浮かぶようなものであるからこそ、血なまぐさいところも人情あふれるところも、また活きてくる。
    単なる捕物小説としてのみならず、人情物としても鬼平シリーズはピカ一ではないでしょうか。

    一話一話はまったく長くないのに、その重みはどっしりとした一冊物に匹敵するもの。読後になんともいえない後味が残る時もありますが、それもまた一つの味、うま味と楽しんで読みたいシリーズです。
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    投稿日:2014.11.11

  • 時代背景を知ると、小説の肌理が全くちがって見えてくる

    ご存知、池波正太郎作品を代表する火付盗賊改方長官長谷川平蔵シリーズ。火付盗賊改方とは、江戸時代に重罪とされた火付け(放火)、盗賊(強盗)、賭博を取り締まった今で言う警察、裁判機関。ストーリーは、江戸で起こる犯罪行為を“鬼の平蔵”と呼ばれる彼が解決していくもので、時代物全般に言えることですが、特に時代背景を知っておくとおもしろい作品。平蔵が長官だったのは1787年から95年。重商主義で一部資本家を優遇し、収賄なども横行した田沼意次時代が終わり、反動から緊縮財政、思想統制を強く行った松平定信の“寛政の改革”期とほぼ一緒。そうした偏った思想や経済の停滞があった時期に起きた犯罪や人間関係と考えるだけで、平蔵の判断ひとつにも様々な意味が読み取れてきますよ!(スタッフI)続きを読む

    投稿日:2013.09.20

ブクログレビュー

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  • shaadi

    shaadi

    1982年 第14版で読んだのですが、古くてバーコードもなくて…とりあえず、こちらに感想を。

    実はドラマの存在は知っているものの、一度も見たことがない。おもしろいんだろうな、とは思っていたけれど、今回、職場の方が全巻貸してくださるというので、今年は鬼平の年になりそうです!

    鬼平さん、ちょっと不良だった過去があったのか!と新鮮な気持ちに。

    様々な人間模様が書かれているけれど、人って変わってしまうんだな。という悲しさと、やっぱり人情だな!と思う温かさが印象的な第1巻だった。

    個人的には、元盗賊が狗になるというシステムが、ものすごく好き。

    まだ先は長い。どんどん読まないと、今年が終わってしまう(笑)
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    投稿日:2021.02.18

  • dora

    dora

    2020.5.31 読了(再読)

    やっぱり面白い!
    登場人物が いきいき描かれていて、
    人物も魅力的。


    投稿日:2020.05.31

  • あやごぜ

    あやごぜ

    鬼平犯科帳 (1)

    職場の方が貸してくださるというので、ついに“鬼平”に手を出してしまいました(笑)。
    個性豊かな盗賊達VS“鬼平”こと、長谷川平蔵率いる火付盗賊改方。
    連作短編で、話と話がリンクしていく展開なので、スイスイ読めます。
    昔はワルだったという、鬼平さんの過去も興味深かったです。
    続きを読む

    投稿日:2020.02.02

  • 永遠ニ馨ル

    永遠ニ馨ル

    ☆3.5

    初池波正太郎さんです、と言いたいところだけれど、年始に読んだ「蘇る鬼平犯科帳」にも掲載されていました、そういえば。それが切欠でこちらを借りてみることにしたのです。

    鬼平こと、長谷川平蔵が主人公のはずですが、短編ごとにスポットライトがあたるのは盗人たち。主役がダークサイドなので、基本的にハッピーエンドはありません。
    ……あれ?
    そういう人たちの悲しい末路が書かれているのだから、一般的に言えばハッピーエンドに近いのかしら。
    はっきりと白黒つけられない後味です。でも人生ってこういうものなのかもね、とこの年になるとなんとなくわかる気がしています。だから、10年前くらいに鬼平を読んでもピンとこなかったかも。

    続刊は、心が元気なときに。
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    投稿日:2019.01.29

  • chita

    chita

    啞の十蔵
    本所・桜屋敷
    血頭の丹兵衛
    浅草・御厩河岸
    老盗の夢
    暗剣白梅香
    座頭と猿
    むかしの女

    「本所・桜屋敷」剣友、岸井左馬之助との再会。
    「血頭の丹兵衞」小房の粂八が初めて密偵として動く。

    投稿日:2018.09.15

  • らじヲ

    らじヲ

    名前は聞いたことがあるけれど、実はよく知らなかった鬼平さんの世界。

    短いお話が進むにつれて、大きなお話がわかっていく構造で、これはハマるかも…。

    せっかく東京に住んでいるんだから、舞台にあるあたりを涼しくなったら散策してみたいな。

    今の司法と比べて悪人を証拠がなくても逮捕できるし、あっさりと処刑できるのがスゴイね。
    続きを読む

    投稿日:2018.07.22

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