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東海林さだお / 文春文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
nak
6
この文章、癖になる。
内容は食に関する思いついたことを、本当に思いつくまま書いているのではないかという印象の、何とも洒落っ気たっぷりの軽快な文章で、読んでいて楽しくなってきます。 色んな話がありますが、どの話も日本人なら…書いてある光景が映像として脳内にそれはもう鮮明に映し出されます。これまで生きてきて脳内に刻み込まれた食に関する記憶が文章を読むことで勝手に編集されて再生される感じで、突拍子もない、大仰な表現に心中で突っ込みを入れながら、でもどこかで「あー、分かるw」となること請け合いです。なるほど、これは日本人の為の本ですね。 例えばスキヤキ大疑惑(そこは突っ込んでくれるな)、相撲のマス席の話(何しに行ってんだ)、メニュー物語(壮大な大叙事詩?)、ドックあがりのトンカツ(その男、トンカツにつき)等々、もう終始クスクスニヤニヤ、時々大笑いしながら読みました。この文章は癖になる!続きを読む
投稿日:2014.09.27
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有坂汀
なつかしのイモのツルを食べてみる、ビアホールにおける“枝豆まじりの人は大したことない”の法則の発見、あこがれの「粋に蕎麦屋で一杯」に挑戦…。何気ない日常にここまでの考察をする筆者に乾杯。 「丸かじ…り」シリーズの第3弾です。芋のツルに始まってビアホールの枝豆。スキヤキにおける最初の肉の「役割」。身近な食材を材料に、よくここまで豊穣なエッセイがかけるもんだなと思いながら読んでいました。このエッセイは内容も面白く、一冊一冊の分量が薄いので、筆者のイラストもあいまってマンガ感覚で読める手軽さがありがたいです。 個人的に面白かった回はビン詰めの対する愛着を語る回。これは面白かったです。日ごろ、酒のつまみにもご飯のおかずにもなってしまう酒盗などの瓶詰めをあれだけ愛情を持って語られてしまうと、 「よし。俺も今晩は海苔の佃煮でご飯を一杯」 なんていう気にさせられてしまうのですから本当に不思議なものでございます。 次に人間ドックがあがったときに食べるトンカツの回ではトンカツ屋のお上は血色がよくなくてはならぬという、という個人的極まりない「偏見」から始まり、『昼飯はソーメン』という人と『昼はステーキ』という人の歩き方の早さがおのずと違う、ということがイラスト入りで解説されているくだりを読んだときには思わず噴出してしまいました。 最後に夏のスタミナメニューとしてどじょうを食べる回は『丸』といって骨も内臓もとられていないどじょうがなべで煮られていって、それをそのまま食べるという話には、かねてからどじょうを(初めてではないが)食べてみたい自分にとって、強烈な欲求を喚起させる筆致でありました。この本は現在絶版だそうで、一刻も早い復刻を切望いたします。続きを読む
投稿日:2012.02.26
mylte
このレビューはネタバレを含みます
図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) なつかしのイモのツルを食べてみる、ビアホールにおける“枝豆まじりの人は大したことない”の法則の発見、スキヤキの“肉疑惑”を追及する、あこがれの「粋に蕎麦屋で一杯」に挑戦、いまどきの野菜たちを叱る、自家製ナマリ節のうまい作り方教えます…身近な食べ物に対して、著者の飽くなき追求は続く。 もうくすくす笑いがとまりません!蕎麦屋でいっぱい、そうめんのくいだおれ、すっぱい梅干。そして高級てんぷら。このてんぷらは食べてみたいなぁ。
投稿日:2011.12.18
電子紙魚
20歳過ぎたころから、味覚がだんだん変わってくる。お酒呑み始めたことも関係するかもしれないが、苦いもの、渋いもの、淡白なもの、子供のころは全く見向きもしなかったものが美味しく感じられるようになる。この…本を読んで、今まで嫌いだったものももう一度食べてみようかと、そういう気になってくれたらいいな。ここにはカリスマシェフもパティシエも行列の出来るラーメン屋も出てこないが、さんまのはらわた、芋のつる、瓶詰めとかはいっぱいでてくるぞ。 丸かじりシリーズはどれも安定して面白いので、いい意味でお勧めなどないのだ。続きを読む
投稿日:2011.07.16
busshozan
081226(n 090210) 090401(n 090723) 090921(n 091025) 100119(n 100424)
投稿日:2009.09.21
ayumin
なんかこれ読むと、結構日本人の食生活は変化したんだなぁって思う。 どじょうの踊り食いとか未だかつてしたことないし。 あたしが小学生のときはすーぱーにも生きた泥鰌ふつーに売ってたけど今もそうなのかな? … でもこの作者さんちょっとうんちくっぽくて嫌。 続きを読む
投稿日:2009.05.17
Y
東海林さだおの食べ物エッセイ集。 この人の書く文は力が抜けており、それでいて食べ物の描写がやたらおいしそうで困る。 ダイエット中などに読むべき本ではない。 軽く読めてよい。
投稿日:2009.04.26
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